表面仕上げをほかのアノテーションに関連付けるには
モデルベース定義 (MBD) では、表面仕上げをアノテーションに関連付けることで、モデル全体で表面仕上げがアノテーションに従い、表面仕上げと関連オブジェクトが常に一緒に配置されるようにすることができます。この例外として、データムフィーチャーシンボルアノテーションがあります。表面仕上げをデータムフィーチャーシンボルアノテーションに関連付けることはできません。
表面仕上げを関連付けるには
表面仕上げを既存のアノテーションに関連付けるには、定義内の配置タイプ属性として自動モードとフリーモードを持つ表面仕上げを選択する必要があります。
1. 表面仕上げギャラリーから表面仕上げを選択します。または、表面仕上げを選択して「繰り返し」(Repeat) をクリックします。
2. 表面仕上げを関連付けるアノテーションを選択します。その表面仕上げの親アノテーションとして適している場合、選択したアノテーションがハイライトされます。
3. グラフィックウィンドウに表面仕上げを配置すると、表面仕上げのオフセット配置を調整するための一時的なガイドラインが表示されます。
4. 中マウスボタンをクリックして、表面仕上げをオフセットアノテーションとして配置します。表面仕上げがアノテーションに関連付けられ、アノテーションからのオフセット距離が維持されるようになります。
または、「配置を変更」(Change Placement) コマンドを使用して、表面仕上げをアノテーションに関連付けることもできます。
表面仕上げをアノテーションに関連付けた場合、親アノテーションが移動すると、関連付けられている表面仕上げも移動します。親アノテーションを指定解除または消去すると、関連付けられている表面仕上げも影響を受け、関連付けられている表面仕上げを指定解除または消去すると、親アノテーションも影響を受けます。
表面仕上げをほかのアノテーションに関連付ける際には、関連付け機能で ISO 1302 および ASME Y14.36 規格に従った表面仕上げの配置オプションの一部がサポートされます。
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オフセット表面仕上げは親アノテーションと同じアノテーション平面に配置されます。
複数の表面仕上げを 1 つのアノテーションに関連付けることができます。ただし、MBD モードと図面モードでは、すでにアノテーションに関連付けられている表面仕上げに別の表面仕上げを関連付けることはできません。
「方向を変更」(Change Orientation) コマンドを使用して親アノテーションを回転した場合、関連する表面仕上げの回転もサポートされます。
ハイライトのプリファレンス
表面仕上げが関連付けられているアノテーションを選択すると、そのアノテーションおよび関連付けられている表面仕上げがグラフィックウィンドウで自動的にハイライトされます。関連付けられているシンボルは 2 次カラーでハイライトされます。関連付けられている表面仕上げを選択すると、親アノテーションが 2 次カラーで自動的にハイライトされます。
表面仕上げを非関連にするには
関連付けられている表面仕上げを親アノテーションから関連解除するには、コンテキストメニューの「非関連」(Unrelate) コマンドを使用します。
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