親フィーチャーの子アノテーションの処理
親フィーチャーの子アノテーションの処理は詳細オプションによって制御されます。詳細オプションと、これらの詳細オプションのデフォルト設定 yes の結果を以下の表に示します。
親フィーチャーの子アノテーションの処理について、デフォルトで yes に設定されている詳細オプション
親フィーチャーの子アノテーションの処理について、デフォルトで yes に設定されている詳細オプションの結果
excl_annotations_of_excluded
excl_annotations_of_section
フィーチャーを除外すると、子アノテーションが自動的に除外され、モデル再生中に失敗しません。
詳細ツリー、モデルツリー、およびモデルツリーのアノテーションステータス列で、除外されたアノテーションには グリフが表示されます
excl_annotations_of_excluded
親フィーチャーを参照するスタンドアロンアノテーションは、以下の場合に自動的に除外されます。
ファミリーテーブルで、参照フィーチャーが除外されているインスタンスを別のウィンドウで開いた場合。
モデルツリーで「簡略表示」(Simplified Representation) を使用してフィーチャーを除外した場合。モデルツリーでフィーチャーを右クリックし、「表示」(Representation) > 「除外」(Exclude)
excl_annotations_of_section
断面が非アクティブで 2 次元断面に表示されていない場合、断面の子アノテーションは除外されます。
excl_annotations_of_suppressed
excl_annotations_of_deleted
親アノテーションフィーチャーを削除または抑制したときに、「子の処理」(Children Handling) ダイアログボックスでアノテーションフィーチャーをサスペンドした場合、親フィーチャーを参照するアノテーション要素は除外されます。除外されたアノテーション要素はモデルツリーのアノテーションステータス列と「アノテーションフィーチャー」(Annotation Feature) ダイアログボックスに表示されます。
モデルツリーのアノテーションステータス列で、アノテーションのステータスが以下のように表示されます。「モデルツリー列」(Model Tree Columns) ダイアログボックスでアノテーションステータスの表示を設定できます。
「除外」(Excluded) - 除外されたアノテーション。
「失敗」(Failed) - 強参照が欠落しているアノテーション。
「不足参照」(Missing References) - 弱参照が欠落しているアノテーション。
「未変換」(Unconverted) - 最新のアノテーションに変換されていないレガシーアノテーション。
「使用不可」(Not Available) - 変換不可能で再生状態がないレガシーアノテーション。スタンドアロンアノテーションのみに適用されます。
詳細オプション excl_annotations_of_excludedYes に設定して親フィーチャーを除外した場合、以下のシナリオでは、その親フィーチャーを参照するスタンドアロンアノテーションが自動的に除外されます。
ファミリーテーブルで、参照フィーチャーが除外されているインスタンスを別のウィンドウで開いた場合。
モデルツリーで「簡略表示」(Simplified Representation) を使用してフィーチャーを除外した場合。モデルツリーでフィーチャーを右クリックし、「表示」(Representation) > 「除外」(Exclude)
断面のアノテーションの除外
断面が非アクティブで表示されていない場合、断面の子アノテーションは除外されます。これは詳細オプション excl_annotations_of_sectionYes に設定している場合にのみ適用されます。
アノテーション要素の除外
親アノテーションフィーチャーを削除または抑制した場合、以下の条件では、親フィーチャーを参照するアノテーション要素は除外されます。
「子の処理」(Children Handling) ダイアログボックスでアノテーションフィーチャーをサスペンドした場合。
親アノテーションフィーチャーを削除する場合、詳細オプション excl_annotations_of_deletedYes に設定します。
親アノテーションフィーチャーを抑制する場合、詳細オプション excl_annotations_of_suppressedYes に設定します。
除外されたアノテーション要素はアノテーションステータス列と「アノテーションフィーチャー」(Annotation Feature) ダイアログボックスに表示されます。
スタックアノテーションの除外
主として、スタックアノテーションのリーダーの参照を削除または抑制した場合、スタックアノテーションがリーダーとともに除外されます。スタックリーダーが含まれる場合、そのすべてのスタックアノテーションが含まれます。
セマンティック参照がある場合にスタックアノテーションを自動的に除外できます。スタックリーダーは除外されません。影響を受けるスタックメンバーだけが除外されます。3 つの幾何公差のスタックとしてアノテーションが配置されている場合に、中央の幾何公差が除外されると、最後の幾何公差の位置がシフトして 1 つ目の幾何公差に接続されます。除外された幾何公差が自動的に含まれた場合、中央の幾何公差の位置が回復します。
スタックリーダー (スタンドアロンアノテーション、またはアノテーションフィーチャーに属するアノテーション) を除外した場合、そのすべてのスタックアノテーションが除外されます。スタックアノテーションのリーダーが除外されたときにスタックメンバーが失敗した場合、スタックリーダーとともにスタックメンバーが除外されます。
累進寸法の除外
基準線を参照する累進寸法はスタックアノテーションとして扱われます。基準線参照を除外した場合、これを参照する累進寸法も除外されます。
図面環境でのアノテーションの除外
アノテーションの除外はモデルによって駆動されます。モデル環境でのアノテーションの除外と取り込みが、既存の図面でのアノテーションの外観に影響します。除外されたアノテーションは図面シートに表示されません。取り込まれたアノテーションは図面でレジュームされます。
図面環境では、組み合わせステート内の断面ジオメトリを参照するモデルアノテーションは、そのアノテーションの除外状態に影響されません。
モデルツリーでアノテーションに「除外」 グリフが表示されます。ミニツールバーを使用して、除外されたアノテーションを削除したり名前を変更したりできます。
除外、失敗、削除された親を参照するアノテーション
アノテーションが複数の異なる親を参照していて、そのいずれかの参照が除外され、ほかの参照が失敗している場合、以下のようになります。
このアノテーションによってモデルの再生が失敗します。
失敗した参照は、除外されている参照よりも優先されます。
モデルツリーのアノテーションステータス列で、失敗した参照のステータスが「失敗」(Failed) または「不足参照」(Missing References) として表示されます。
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