姿勢について
人間が実際の作業を行う場合、座るか立った状態で一定の姿勢をとります。これらの姿勢をシミュレートするため、姿勢を作成して保存したり、姿勢ライブラリから姿勢をインポートして編集したりすることができます。設計モデルに関連するさまざまな作業を行うときのマネキンの姿勢がライブラリに徐々に蓄積されていきます。
マネキンを挿入してから、ある作業を行うときの標準的な位置や姿勢になるようにマネキンを操作します。姿勢を修正したり姿勢ライブラリから姿勢をマネキンに適用したりした場合、その姿勢をスナップショットとして保存して後から解析に使用できます。操作したマネキンの姿勢を姿勢ライブラリに保存して後から使用することもできます。
姿勢ライブラリから姿勢を適用してマネキンを希望の姿勢にできるだけ近づけてから、細部について、3D ドラッガを使用して個々のマネキンセグメントを調整します。
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マネキンセグメントをドラッグする際に干渉を検知する場合は、「部分的な干渉検知」(Partial collision detection) 設定を使用することをお勧めします。この設定では、干渉計算の対象として限られた数のマネキンセグメントを選択できます。たとえば、腕をドラッグする際には、マネキンが干渉する可能性があるシーン内のオブジェクトとともに、数本の指、手、前腕を選択することが考えられます。
マネキンにはジョイントですでに交差しているセグメントが多数含まれており、それ以上の干渉検知を行うと処理が遅くなります。「グローバルな干渉検知」(Global collision detection) 設定を使用することは、計算時間が大幅に増加するために推奨されません。
以下のリンクのトピック「干渉検知を設定するには」を参照してください。
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