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座屈解析の問題
この章には、座屈解析の問題と Structure での結果が掲載されています。座屈解析では、座屈荷重係数とモード形状が計算され、3D 構造が座屈する荷重の臨界マグニチュードが求められます。システム定義メジャーもすべて自動的に計算されます。計算されるメジャーは解析のタイプによって異なります。
この章には次の問題が掲載されています。
mvsb002: 複合レイアップの座屈解析
mvsb002: 複合レイアップの座屈解析
解析タイプ:
面内等方性材料の座屈解析
モデルタイプ:
3D
比較対象:
MSC/NASTRAN
参考文献:
Jones, R.M., Mechanics of Composite Material, Hemisphere Publishing Corp., 1975, pp 260-261.
説明:
4 層の面内等方性の四角形のプレートが単純支持され、面内荷重が加えられています。座屈荷重係数を求めます。
仕様
要素のタイプ:
シェル
単位:
IPS
寸法:
長さ: 10
幅: 10
厚み: 0.1
プライレイアップ: 0/90/90/0
各プライの厚み: 0.025
シェル特性:
引張り剛性
A11=1.54e06
A12=18,779
A16=0
A16=0
A26=0
A66=37,500
引張り/曲げ結合剛性
B11=0
B12=0
B16=0
B22=0
B26=0
B66=0
曲げ剛性
D11=2,198.75
D12=15.6495
D16=0
D22=367.762
D26=0
D66=31.25
横せん断剛性
A55=32,553
A45=0
A44=17,940
材料特性:
質量密度: 0.002
単位質量あたりのコスト: 0
ヤング率
E1=3e7
E2=750,000
E3=750,000
ポアソン比
Nu21=0.25
Nu31=0.25
Nu32=0
横せん断係数
G21=375,000
G31=375,000
G32=E2/[2*(1+Nu32)]
熱膨張係数
a1=0
a2=0
a3=0
拘束条件:
すべての外側エッジ (AB、BC、CD、DA) 上の平面外 (z 方向) の直線移動を固定
点 D におけるすべての方向への直線移動を固定
点 A における x 方向と z 方向への直線移動を固定
荷重:
単位長さあたりの面内フォース荷重 = 1:
エッジ DA 上に正の x 方向
エッジ BC 上に負の x 方向
結果データの比較
理論値
Structure
差 (%)
座屈荷重係数
268.73
267
0.6%
収束 %: 座屈荷重係数について 0.0 %
最大次数: 6
方程式の数: 455