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簡略表示について
簡略表示を使用すると、アセンブリの再生、読み込み、表示時間が短縮され、より効率的に作業を行うことができます。簡略表示を使用して、アセンブリのどの構成部品をセッションに読み込んで表示するかを制御します。たとえば、作業に関係のない複雑なサブアセンブリをアセンブリから一時的に除去できるので、再生と表示のプロセスが迅速化されます。
簡略表示モードの構成部品がアセンブリの外で更新された場合、その構成部品を読み込んで再生する必要があることが「通知センター」(Notification Center) で通知されます。Creo Parametric 4.0 より前のリリースで作成されたモデルに関する通知を受信するには、そのモデルを Creo Parametric 4.0 以降で保存する必要があります。
Creo Parametric 4.0 より前のリリースで作成され、システム定義の簡略表示で保存されたモデルでは、これらの表示が維持されます。レガシーの簡略表示を自動表示として読み込むことができます。レガシーの簡略表示を使用するには、hide_pre_creo4_repsコンフィギュレーションオプションを no に設定します。
1 つのアセンブリに複数の簡略表示を作成できます。それぞれの簡略表示は、個々の設計者またはグループが処理するアセンブリの領域または詳細レベルに対応できます。アクティブな簡略表示の名前はグラフィックウィンドウに表示されます。特定の表示で構成部品を除外するか、別の構成部品 (部品またはアセンブリ) を代用することで、アセンブリを簡略化できます。別の構成部品を代用すると、重要なジオメトリを維持したまま作業環境を簡略化できます。
簡略表示はアセンブリモード、製造モード、部品モード、図面モード、および金型設計、鋳造、アセンブリのプロセスプランニングで利用できます。アセンブリのスケルトンに簡略表示を作成することもできます。部品モードでは、部品ジオメトリを簡略化してフィーチャーを個別に追加または除外したり、作業領域を定義したり、サーフェスをコピーしてサーフェスエンベロープを作成したりできます。図面モードでは、1 つのアセンブリのビューを複数作成できます。ビューを追加する前に、簡略表示を指定する必要があります。