パーツ特性の設定
個々のパーツまたは共有パーツの名前、外観、精度、およびその他の特性を変更することができます。これらの設定を調整することで、システム パフォーマンスの向上や作業の効率化を実現できます。たとえば、複雑なアセンブリにおいてパーツを透かして見ることができるよう、デフォルトのパーツ透明度を設定することができます。これにより、作業が必要なパーツをすばやく特定できるようになります。ただし、システムのパフォーマンスが低下する場合には、透明表示をオフにすることをお勧めします。
1 つのパーツの特性を変更すると、共有パーツのすべてのインスタンスが変更されます。ただし、個々のパーツ設定が、基本的な設定よりも優先されます。
パーツのパーツ特性を変更するには
1. 「構造」をクリックしてから「パーツ & アセンブリ」グループで「その他」をクリックします。
2. 「特性」セクションで 「パーツ」をクリックします。
3. ビューポートまたは構造一覧でパーツを選択します。「パーツのプロパティ」ダイアログボックスが開きます。
4. 別のパーツから設定をコピーするには、コピー元をクリックします。
5. 「名前」パネルでは、次のプロパティを設定できます。
6. 「表示」パネルでは、次のプロパティを設定できます。
◦ 外観: Creo Elements/Direct Rendering モジュールがアクティブな場合に、パーツがレンダリング材質、色、または透明度を表示するかどうかを選択します。
◦ レンダリング材質: Creo Elements/Direct Rendering モジュールがアクティブな場合に、パーツに付加されたレンダリング材質の名前をメニューに表示します。最近使用したレンダリング材質から選択できます。
▪ 「ビュー」をクリックすると、レンダリング材質の特性が表示され、可能な場合は編集もできます。
▪ Creo Elements/Direct レンダリング一覧で「選択」をクリックして材質をピックすると、異なるレンダリング材質を割り当てることができます。
◦ 色: パーツ上の面の色です。
◦ 稜線色: パーツ上の稜線の色です。デフォルトはパーツ色です。モデルをレンダリングすると、稜線色は表示されません。
◦ 透明度: パーツの透明度レベルです。
◦ ミラー出力: ベースパーツとそのインスタンスにミラー出力の値を設定します。両方の値を設定した場合、インスタンスの値が使用されます。両方の値が
なしの場合、そのパーツにはグローバルミラー出力が使用されます。グローバルミラー出力については、
ビューポート設定の変更を参照してください。
◦ 混合表示: ダイアログが開き、陰影、隠線、ワイヤフレーム、および稜線の表示を設定できます。
7. 「幾何分解能」パネルでは、次のプロパティを設定できます。
◦ 分解能: パーツの幾何分解能です。1.0E-1 から 1.0E-6 までの値を入力することができますが、推奨される最小値は 1.0E-2 mm です。
◦ データ縮小: 解像度を低い値へ変更する際の、B-スプライン図形のメモリ要件を緩和します。
8. 「材料」パネルを使用すると、パーツの密度を変更できます。
9. 「統計」パネルでは、次の特性を設定できます。
◦ 特性の計測: 質量や面積など、パーツの計測に関する詳細情報です。
◦ 図形特性: パーツ上のサーフェイス、稜線、および頂点などの数についてのレポートを生成します。
10. 「ファセット」パネルでは、パーツのファセット精度を変更できます(グラフィックの精度のみ)。
11. 「一意な ID」パネルの「インスタンス」タブと「コンテンツ」タブに、アセンブリ、ワークプレーン、またはコンテナの次のプロパティが表示されます。
◦ 「システム ID」: 選択したアセンブリのインスタンスまたはコンテンツに割り当てられているシステム ID。
◦ 「シンボリックデータ」:
▪ 「名前」: 選択したアセンブリのインスタンスまたはコンテンツの名前。
▪ 「バージョン」: 選択したアセンブリのインスタンスまたはコンテンツのバージョン番号。
▪ 「タイプ」: 選択したアセンブリのインスタンスまたはコンテンツのバージョンのタイプ。次の 4 つのタイプのバージョンがあります。
▪ 参照
▪ 再統合
▪ 再統合済み
▪ バージョンとしてロード
12. すべての操作を完了した後で、「閉じる」をクリックします。変更内容は、特性の変更時に適用されます。
制限事項
• インスタンス色が設定されている場合にのみ、共有パーツ上の稜線色を設定できます。インスタンス色を削除すると、稜線色も削除されます。