3D データファイル
3D データファイルは、Creo Elements/Direct Modeling の標準のファイルタイプです。それぞれのアセンブリ、パーツ、ワークプレーン、およびワークプレーンセットごとに、ファイルが保存されます。これらのファイルは、任意のレベルでロードすることができます。つまり、作業を行うアセンブリのパーツのみをロードすることが可能です。
インスタンスファイルとコンテンツファイル
インスタンスファイルは通常、トップレベルオブジェクト用に保存され、オブジェクトに割り当てられた情報と、対応するコンテンツファイルへの参照が含まれています。
インスタンスファイルは、それぞれのアセンブリ、パーツ、ワークプレーン、およびワークプレーンセットごとに保存されます。このファイルには、構造一覧内の要素の名前がつけられます。それぞれのファイルには、以下の情報が含まれます。
• パーツの場合: 属性およびプロパティ (名前、色、密度、位置など)。
• アセンブリの場合: 名前および位置。
• ワークプレーンの場合: 属性およびプロパティ (名前、色、位置など)。
• ワークプレーンセットの場合: 名前および位置。
コンテンツファイルには、要素に割り当てられた情報が含まれます。割り当てられた情報が 1 つの場合は、モデル名によってファイルの名前が決まります。複数ある場合は、コンテンツファイルの名前は、インスタンスファイルと同じ名前になります。これらのファイルには、次の情報が含まれています。
• 面および稜線の場合: 図形情報とトポロジ情報 (面の色、透明度、およびパーツの基本特性)。
• ワークプレーンの場合: ワークプレーン内の図形とその色。
アセンブリに含まれるパーツファイルを Creo Elements/Direct Modeling の外部で削除または名前変更した場合、そのアセンブリファイルを再ロードできなくなります。
トップレベルのインスタンスファイル
3D データを保存する場合は、トップレベルのインスタンスファイルを保存するかどうかを選択することができます。このオプションは、3D データ保存ダイアログの最上部にあります (このダイアログは、保存ダイアログのオプションをクリックすると開きます)。
このオプションをオンにする (デフォルト) と、トップレベルのオブジェクト (構造一覧の root の直下にあるオブジェクト) はすべて個別のインスタンスファイルおよびコンテンツファイルに保存されます。これらのオブジェクトのインスタンス情報は保持されます。
このオプションをオフにした場合、インスタンスファイルは書き出されず、コンテンツファイルのみが作成されます。トップレベルにないオブジェクト (アセンブリに含まれるパーツなど) のインスタンス情報は、構造内で上位に位置するオブジェクトのコンテンツファイルに保存されます。
このオプションをオフにすると、書き出されるファイルの数は減りますが、トップレベルのオブジェクトに関する以下のインスタンス情報は保存されません。
• すべてのオブジェクトのインスタンス名と位置。
• パーツの色と密度 (基本色および基本密度は変更されません)。
• ワークプレーンの正面、背面、色、プロファイル、および下書き図形。
トップレベルのインスタンスファイルが保存されていないオブジェクトをロードした場合は、基本特性が表示されます。
環境ファイル内でデフォルト設定を変更することが可能です。
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