寸法記入のデフォルト設定の概要
寸法線のスタイル、外観、および形式は「寸法線」メニュー ( > > > の順にクリック) で設定されたパラメータ群によって制御されます。これらの設定は、次のグループに分けられます。
• 寸法グローバル設定
寸法記入のベースとなる規格を設定できます。Creo Elements/Direct Annotation には DIN、ISO、JIS、ANSI、および企業の各種寸法規格が用意されていますが、ユーザが独自の寸法規格を定義することもできます。
• 寸法テキスト設定
「寸法テキスト設定」には、寸法テキストの外観と形式を決定するすべての設定が含まれています。この設定は、主および 2 次寸法値、すべての寸法修飾テキスト、および公差値に影響します。これらの設定を変更すると、以後に作成される寸法も影響を受けます。
• 寸法矢印線設定 (寸法線を含む)
矢印&直線メニューには、寸法の矢印と線の外観を決定するすべての設定値が含まれています。これらの設定を変更すると、以後に作成される寸法も影響を受けます。
• 自動配置パラメータ
図面上に寸法テキストを自動的に配置するオプションがあります。自動モードは、次のものに関連しています。
◦ 並列寸法記入タイプ
◦ ボックス選択による寸法記入
自動配置のスタイルは、 > > > の順にクリックして表示される「自動配置」セクションの設定値によって制御されます。「デフォルト設定」一覧が開き、「自動配置」設定が表示されます。
• ねじ寸法設定
Creo Elements/Direct Annotation では、既存のねじプロファイルに基づいて、ねじ寸法修飾テキストをカスタマイズすることができます。
• 投影参照点設定
ビュー上で寸法を作成する場合、物理的にビューには存在しない寸法参照点を指定しなければならないことがあります。たとえば、3D モデルのブレンドは Creo Elements/Direct Annotation ビューではフィレットとして表示されますが、すでにブレンドされている図形の元の頂点の寸法を使いたい場合があります。
この場合は、交点の頂点を定義する 2 本の線を投影する必要があります。Creo Elements/Direct Annotation では、2 本の直線の交点を投影した位置に、投影参照点のマーカを付けることができます。投影した線は、図形マーカにも表示されます。
「デフォルト設定」一覧で、次のデフォルト値も設定できます。
特定の要件を満たすように現在の設定を調整して、それを新しい寸法規格として宣言できます。標準はいくつでも定義でき、必要に応じて呼び出せます。
以降のセッションで使用するために、寸法設定のセットをディスクに保存できます。