絞りツールを使ってディンプル、ランス型、円錐などの絞り形状を作成するということは、ツールデータベース (TDB) からツールを選択し、それによって、ディンプル、ランス型、円錐を板金パーツに切り起こすということを意味します。

「絞り」ダイアログボックスでツールを選択できるようになるには、作業対象となる板金パーツの指定、およびワークプレーンまたは面の指定が必要です。初期値は、アクティブなパーツとワークプレーンです。ワークプレーンは、パーツのシートの上面か下面のいずれかに接していなければなりません。

パーツとワークプレーンまたは面をいったん定義してしまえば、ツールタイプに続くパラメータはどのように指定してもかまいません。

ツールタイプと絞りツールの指定から始めるのが一般的です。「ツールタイプ」をクリックすると、現在のショップで使用可能な絞りツールタイプのテーブルが表示されます。

テーブルでツールタイプを選択します。第 2 テーブルが表示されます。このテーブルには、選択したタイプのうち、現在のショップで使用可能なツールがすべて入っています。

ツールタイプによっては、そのツールを定義する多数の列エントリがテーブルに含まれていることがあります。

ツールを指定するには、そのツールのテーブル行の中の任意の場所クリックししてから「適用」をクリックするか、あるいはテーブル行をダブルクリックします。どちらでも結果は同じです。

基準位置、角度の値は変更できます。基準位置と角度の新しい値は、カーソルのフィードバックにすぐに反映されます。

ツールの位置を決めるには、絞りを作成する場所をクリックします。ツールの位置決めは何回でもできます。

位置決めを間違えたツールを削除するには、位置戻すをクリックします。位置戻すをクリックするたびに、ツール位置が 1 つずつ削除されます。次の絞り をクリックすると、位置を決めたツールが適用されます。ただし、まだ終了したわけではなく、別のツールを選択できる状態です。

位置決めを間違えたツール形状を削除するには、絞り戻すをクリックします。クリックするたびに、その前の穴開けで作成した形状が削除されます。

この例では、複数の絞り形状を 1 つのパーツに作成します。下図に、操作前のパーツと操作後のパーツを示します。