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曲げの編集
他の変更に加え、設計の編集には 1 つまたは複数の曲げの変更が含まれます。一般に、Creo Elements/Direct Sheet Metal では曲げの曲げ半径と曲げ工程を変更できます。「曲げ編集」ダイアログボックスを使用して、ヘム曲げまたは段曲げの半径を変更することはできません。既存の曲げ割れ止めの上限を超えて曲げ半径を拡大する場合は、まず曲げ割れ止めを編集して、拡大する半径に対応させる必要があります。
曲げを編集するには、編集したい曲げをクリックします。選択した曲げがハイライトされます (1)。
曲げ半径を最小半径よりも小さい値にしようとすると、Creo Elements/Direct Sheet Metal は注意を促すメッセージを表示します。最小半径は、材質の最小半径、使用可能なツール、曲げ工程により定義されます。
曲げ半径および曲げ工程を変更するには、次の手順を実行します。
1. 「Sheet Metal」をクリックしてから「シート編集」グループで 「曲げ」の隣の矢印をクリックします。
2. 「編集」をクリックします。Creo Elements/Direct Sheet Metal で「曲げ編集」ダイアログボックスが表示され、編集する曲げを選択するように要求されます。
3. 板金パーツの曲げをクリックします。Creo Elements/Direct Sheet Metal で、クリックした曲げがハイライトされます。
4. シートの他のパーツを折り曲げるときに保持するシートの面 (「基準面」またはアンカー) を指定します。
5. どこから折り曲げを開始するかによって、「中心」チェックボックスをオンまたはオフにします。
6. 必要に応じて「角度」をクリックし、新しい曲げ角度を入力します。
7. 必要に応じて、「工程」選択リストから新しい曲げ工程を選択します。Creo Elements/Direct Sheet Metal で、使用可能な曲げ半径がテーブルに表示されます。
8. テーブル内の行をクリックして「適用」をクリックします(テーブル行をダブルクリックすることもできます)。「内側の半径」の隣のボックスに、新しい半径値が表示されます。
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「新しいパラメータ」の下で、「デフォルト」をクリックして、パラメータをデフォルト設定に戻すか、「現在の設定」をクリックして、パラメータを現在保存されている値に戻します。
9. をクリックします。
Creo Elements/Direct Sheet Metal で、曲げの半径と角度が変更されます。
鋭角曲げを指定半径曲げに変更
Creo Elements/Direct Sheet Metal では、鋭角曲げ (半径 0) を Creo Elements/Direct Sheet Metal の通常の曲げに変更できます。鋭角曲げは、Creo Elements/Direct Modeling またはほかの 3D CAD アプリケーションで作成したパーツに取り込み、Creo Elements/Direct Modeling にインポートできます。
このような場合、鋭角曲げを指定半径曲げに変更するとよい場合があります。
アンカー面、曲げ許容値の変更、および中心オプション
以下の図に、L1 がアンカー側の場合と、L2 がアンカー側の場合 (「中心」チェックボックスがオフ) の曲げの編集方法を示します。L1 がアンカー面の場合、曲げ補正変更値 (C) は L2 に隣接します。L2 がアンカー面の場合、曲げ補正変更値 (C) は L1 に隣接します。
図の注釈:
1 - 元の曲げ (B = 曲げ補正長)。
2A2B - L1 がアンカーされている。
3A3B - L2 がアンカーされている。
「中心」チェックボックスがオンになっているとき、曲げ許容値を変更すると、曲げの両側に等しく配分されます。デフォルトで、「中心」チェックボックスはオンになっています。
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ヘム曲げと段曲げは「曲げ編集」ダイアログボックスでは編集できません。