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リレーションセット
リレーションを作成する前に、まず relation set を作成する必要があります。以下のような 2 種類のリレーションセットを作成することができます。
アセンブリリレーションセットは、アセンブリの中でパーツの相対位置を定義するリレーションを含みます。
パラメトリックリレーションセットは、図形を制御するパラメータを定義するリレーションを含みます。
これら 2 種類のリレーションセットの詳細については、 リレーションを参照してください。
構造一覧内でのリレーションセットのアイコンは、以下のとおりです。
はアセンブリリレーションセット
はパラメトリックリレーションセット
リレーションセットを作成すると、セットの解を得ることができます。解を得る場合、セット内のすべてのリレーション定義はテストされ、リレーション規則に適合し、互いに矛盾しないかチェックされます。有効なリレーションがすべて適用されます(以下の注記参照)。あるいは、セット全体が完成するのを待たずに、リレーションを追加するたびにセットの解を得ることもできます。アセンブリリレーションセットでは、アセンブリの構成要素はそれぞれの相対位置に位置付けられます。パラメトリックリレーションセットでは、リレーションに従ってパーツの要素が編集されます。
さらに、リレーションセットのどのリレーションもアクティブ状態を解除 (または再度アクティブ化) することができます。これは、過剰拘束システムの解析に便利です。
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リレーションセットの解を得ると、パーツ/面は取り得る最短距離だけ移動します。つまり、取り得る解が複数ある場合、最小のパーツ/面の移動が行われます。このため、リレーションを作成するたびにリレーションセットの解を求め、関連するすべてのパーツ/面の動きをたどることが最善となる場合がしばしばあります。
複数リレーションセットの使用例
複数のリレーションセットを作成でき、そのうちの 1 つをアクティブなリレーションセットとして選択できます。
1. 1 つのアセンブリに関連する 2 つのリレーションセットとして、1 つは全構成要素のアセンブリ内の位置を表し、他は分解したビューを表すこともできます。
2. 代替として、アセンブリの各段階で別々のリレーションセットを持ち、それぞれ順にアクティブ化しアセンブリの過程を示すことができます。
3. サブアセンブリをいくつか持ちアセンブリが複雑な場合は、各サブアセンブリにリレーションセットを持ち、他の 1 つを完成したアセンブリに持たせることができます。
この場合、あとでシステムの検討をどのように行うか注意深く考えてから、リレーションセットのオーナシップを決める必要があります。オーナシップをサブアセンブリにとどめることも、上位のアセンブリに移管することもできます。後者では、リレーションセットの使用は、高位のアセンブリがロードされた場合のみに限られ、サブアセンブリのみをロードしても使えません。