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照会機能
このモジュールでは、照会機能を利用してリレーションと関連要素を識別できます。特にパーツの自由度の照会もできます。
リレーションのハイライト
リレーションメニューの照会コマンドを使用して、指定した参照要素あるいは 3D オブジェクトのいずれかに関連するリレーションをすべて、ハイライトできます。また、各リレーションのラベルと参照要素をハイライトすることができます。
参照要素に関連するリレーションをハイライトするには
1. 「リレーション」をクリックしてから「リレーションモード」グループで 「アセンブリ」または 「パラメトリック」をクリックします。
2. 「リレーション」をクリックしてから「ツール」グループの 「照会」の隣の矢印をクリックします。
3. 「要素のハイライト」をクリックします。
4. 参照要素を選択します。
リレーションすべてのラベルとそれを定義する参照要素が、関連する参照要素とともにハイライトされます。
3D オブジェクトに関連するリレーションをハイライトするには
1. 「リレーション」をクリックしてから「リレーションモード」グループで 「アセンブリ」または 「パラメトリック」をクリックします。
2. 「リレーション」をクリックしてから「ツール」グループの 「照会」の隣の矢印をクリックします。
3. 「3D オブジェクトのハイライト」をクリックします。
4. 必要な 3D オブジェクトを選びます。
定義にあるこの 3D オブジェクトとのリレーションのラベル、または 3D オブジェクトの中の参照要素が、関連する参照要素とともにハイライトされます。
接線の照会
パラメトリックリレーションセットを作成する場合、面の間で接線方向なめらかに移行するかどうかを指定できます。 リレーション設定の変更を参照してください。「接線保持」照会では、アクティブなリレーションセットに対してこのような移行が発生する稜線がハイライトされます。
接線稜線をハイライトするには
1. 「リレーション」をクリックしてから「ツール」グループの 「照会」の隣の矢印をクリックします。
2. 「接線保持」をクリックします。
自由度の照会
アセンブリリレーションセットでは、アセンブリ内のパーツに制約を加える方法を特定すると便利なことがあります。「制約」とは、リレーションを設定してアセンブリ内のパーツを制限することを表します。この制約を通常「パーツの自由度を確定する」といいます。次の図は、移動の自由度を 1 つ持つパーツを表します。
移動の自由度を持つパーツ
パーツを移動できる自由度は、自由度をアニメーションすることで連続的に表示できます。次の例では、パーツ 1 に固定したリレーションが接続されています。パーツ 1 とパーツ 2 は、点 3 の穴を通じて一致リレーションによって関係付けられています。パーツ 2 には、自由度が 2 つあります。1 つは共通の軸 (図 A) に沿った垂直平面にあり、もう 1 つは共通の軸 (図 B) を中心にした回転です。Creo Elements/Direct Modeling のデフォルト設定では、固定パーツは青に、自由パーツはオレンジに色付けされます。これらの色は「リレーション設定」メニューで変更できます。
自由度の照会
パーツの自由度を照会するには、以下の手順を実行します。
1. 「リレーション」をクリックしてから「リレーションモード」グループで 「アセンブリ」または 「パラメトリック」をクリックします。
2. 「リレーション」をクリックしてから「ツール」グループの 「照会」の隣の矢印をクリックします。
3. 「自由度」をクリックします。
4. 必要に応じて「コンテキスト」選択リストから次のいずれかを選択します。
「パーツ - パーツ」: パーツと参照パーツの間の自由度を照会します (参照パーツは一時的に固定されます)。この 2 つのパーツ間のリレーションだけが考慮されます。
R-セット: 完全なリレーションセットに対してパーツを照会します。リレーションセット内のすべてのリレーションが考慮されます。
リレーション セット 固定: 特定のパーツを除いたすべてのパーツを一時的に固定します。リレーションセット内のすべてのリレーションが考慮されます。
「パーツ」をクリックして自由パーツを指定します。
5. 「参照パーツ」をクリックして参照パーツを指定します (このパーツが一時的に固定パーツになります)。
Creo Elements/Direct Modeling では、パーツの自由度に応じて「移動」および「回転」ボタンがアクティブになります。
6. 該当するボタンをクリックしてアニメーションを表示します。すべてのアニメーションを連続して表示するには、「全て」をクリックします。
デフォルトの色分け (青色とオレンジ色) で表示しない場合は、「色」をオフにします。照会中のリレーションセットに関連付けられていないパーツを表示しない場合は、「描画リスト」オプションを使用します。
「自由度」照会機能を使うときは、次の点に注意してください。
位置決めリレーションセットだけに適用されます。
リレーションセットを所有するアセンブリのパーツがすべて考慮されます。
アセンブリに含まれ、照会中のリレーションセットに関連付けられていないパーツについても、色が変更されます (灰色がかった青色)。これは、照会対象のリレーションセットにパーツが含まれていないことを示すためです。