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包含および除外リレーションタイプ
これらのリレーションタイプにより、物理的動作を用いて複雑なアセンブリを解析する際にパーツやアセンブリを除外して、パフォーマンスを高めることができます。
除外リレーションは、干渉チェックの際にパーツやアセンブリ全体を除外します。ほかのオブジェクトが除外されたオブジェクトに接触しても、干渉は検出されず、移動しているオブジェクトは除外されたオブジェクトを通過します。
包含リレーションでは、含めるように選択した面以外のパーツはすべて除外されます。干渉の検出は、定義された面に関してのみ計算されます。除外リレーションを定義したパーツとは異なり、ほかのパーツはパーツ上のいかなる面も通過しません。動作は包含された面に関してのみ定義されるため、パフォーマンスが向上します。
包含および除外リレーションタイプは、次のような場合に干渉動作に影響を及ぼします。
連続位置決めによるパーツの移動 (「リレーション更新」が選択されている場合)
リレーションセットのアニメーション化
Animation モジュールにより作成されたアニメーションの再生 (アニメーション中にリレーションセットが解決される場合)
これらのリレーションタイプは、ほかのリレーションタイプと同様に使用することができます。修正、削除、アクティブ化、非アクティブ化などが可能です。
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除外リレーションで定義されたパーツやアセンブリに関して干渉を検出する場合は、そのリレーションを非アクティブ化する必要があります。非アクティブ化しないと干渉が検出されない可能性があり、ほかのオブジェクトが除外リレーションのオブジェクトを通過してしまう場合があります。
オブジェクトを除外するには
1. まだ定義していない場合、「アセンブリ」リレーションセットを作成します。
2. 「リレーション」をクリックしてから「リレーションモード」グループで 「アセンブリ」をクリックします。
3. 「リレーション」をクリックしてから「作成 & 編集」グループの 「その他」の隣の矢印をクリックします。
4. 「除外」をクリックします。「除外」ダイアログボックスが開きます。
5. 除外する「3D オブジェクト」を選択します。オブジェクトは、パーツとアセンブリのどちらでもかまいません。
6. 「OK」 をクリックして操作を終了します。
オブジェクトを包含するには
1. まだ定義していない場合、「アセンブリ」リレーションセットを作成します。
2. 「リレーション」をクリックしてから「リレーションモード」グループで 「アセンブリ」をクリックします。
3. 「リレーション」をクリックしてから「作成 & 編集」グループの 「その他」の隣の矢印をクリックします。
4. 「包含」をクリックします。「含む」ダイアログボックスが開きます。
5. 含める「面」をビューポートで選択します。パーツのほかの面は自動的に除外されます。
6. 「OK」 をクリックして操作を終了します。