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リレーションのアニメーション化
「アセンブリリレーション」および「パラメトリックリレーション」メニューで、簡単なアニメーション機能が使用できます。
「アニメーション」コマンドを使って、少なくとも 1 つの値リレーション (距離、角度、ギア、ラック、ねじまたは変数) を持つリレーションセット内のアセンブルされたコンポーネントのアニメーションを設定できます。アニメーションを設定するには、値リレーションの値の範囲を定義し、リレーション モジュールがその値を自動的に変更できるようにします。アセンブリ内の移動パーツを処理している場合は、Creo Elements/Direct Modeling で干渉するパーツ (連続干渉と呼ぶ) をハイライトし、干渉点でアニメーションを停止するように指定できます (以下の図を参照してください)。
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この機能は位置決めアセンブリリレーションセットにのみ適用されます。
値の範囲は、ステップ距離または増分角度の数 (N) として指定します。次に、リレーション セットの解を N 回求めます。アニメーションを設定する値リレーションに指定した値は初期値となり、リレーション セットの解を求める度にステップ増分が加えられます。値の変動範囲は、別の「リレーション設定とプロパティ」ダイアログボックスで定義します。「ファイル」 > 「設定」 > 「リレーション設定」の順にクリックして、「リレーション設定とプロパティ」ダイアログボックスを開きます。
同じリレーション セットにある他の値リレーションは、特定の数値を定義するのではなく値に数式を定義することにより、同時に動くようにできます。アニメーションを設定する値リレーションの名前を他の値リレーションの定義内で変数として使うと、値が各アニメーションのステップごとに置き換えられます。このため、各リレーションの全体の値も変化します。
リレーションをアニメーションする手順
アニメーション設定が完了している場合は、次の手順を実行します。
1. 「リレーション」をクリックしてから「リレーションモード」グループで 「アセンブリ」または 「パラメトリック」をクリックします。
2. 「リレーション」をクリックしてから「解決」グループで 「アニメーション」をクリックします。「アニメーション」ダイアログボックスが開きます。
3. 「リレーション」一覧を使用するか、またはリレーションラベルの 1 つをクリックして、アニメーションする値リレーションを指定します。
アニメーション中にパーツが干渉しているかどうかを視覚化するには、「ダイナミック干渉」ボタンをクリックしてオンにします。干渉が発生するとすぐに関係する面が赤くなります。ダイナミック干渉のオプションには次のものがあります。
干渉時停止: オンにして「OK」をクリックします。アニメーションは最初の干渉点で停止します (図の点 2)。「キャンセル」をクリックして、パーツを最初の位置に戻します。
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パーツが開始位置で干渉される場合は、アニメーションは停止しません。
パーツ: 連続干渉解析で考慮するパーツまたはアセンブリを指定できます。
連続干渉
アニメーションを AVI ファイルとして保存するには
1. 「アニメーション」ダイアログボックスの「AVI 保存」セクションを開きます。
2. 「ファイル名」チェックボックスをオンにして、パスとファイル名を入力します。
3. 必要に応じて、ドロップダウン メニューからスクリーン サイズ、フレーム/秒、コーデックの値を選択します。ドラッグ バーを使って、圧縮率を調整します。
4. リレーションをクリックするとアニメーションが表示され、AVI ファイルが保存されます。