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表面粗さシンボルの作成
3D 表面粗さシンボルは、アセンブリを製造する方法をモデルに直接表示するために役立ちます。
表面粗さシンボルを作成するには
1. 「3D Documentation」をクリックしてから「注釈」グループで 「シンボル」をクリックします。
2. テンプレート一覧で、「表面粗さ」をクリックします。デフォルトでは、表面粗さ (ISO 1302-1992)、表面粗さ (ISO 1302-2002)、表面粗さ (ASME Y14.36-2018) の 3 つの版の表面粗さシンボルを使用できます。
3. いずれかのシンボルをダブルクリックして、その表面粗さシンボルのパラメータを設定します。
4. ビューポート内のアクティブドックプレーンにシンボルを配置します。アクティブなドックプレーンがないときは、参照要素をクリックし、シンボルを配置します。
5. 参照線を削除する場合は、「1 次参照」の下の「参照に配置」をクリックします。シンボルが参照要素に直接配置されます。
6. 次の手順で操作を行います。
表面粗さシンボルのパラメータを定義するには
1. 「グラブ」をクリックし、パラメータをコピーするビューポート内の既存の表面粗さシンボルをクリックするか、または次のパラメータを指定します。
フォーム
表面粗さシンボルのフォームを選択します。
提案の単位
提案の単位を選択します。これにより、後述のメニューに表示される、事前に定義されたパラメータのセットが決定されます。
Finish Val a1
粗さの上限値を指定します。
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Finish Val a1 の位置は表面粗さシンボル 1992 年版では異なります。
Finish Val a2
粗さの下限値 (表面粗さ (1992)) または粗さの中央値 (表面粗さ (2002) および表面粗さ (2018)) を入力します。
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Finish Val a2 の位置は表面粗さシンボル 1992 年版では異なります。
Finish Val a3
粗さの下限値 (表面粗さ (2002) および表面粗さ (2018)) を入力します。
Add Surface Finish Rows
表面粗さ 2018 年版では表面仕上げまたは粗さに Finish Val a4Finish Val a5 の 2 つの値を選択して追加します。
プロセス b
製造プロセスコードを入力します。
包括長さ c
包括長さを入力します。
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Cov Length c の指定は、表面粗さ 1992 年版のみです。このパラメータは表面粗さ 2002 年版と表面粗さ 2018 年版では使用できません。
計測 f
他の粗さ計測を入力します。
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Measure f の指定は、表面粗さ 1992 年版のみです。このパラメータは表面粗さ 2002 年版と表面粗さ 2018 年版では使用できません。
許容値 e
穴加工許容値を入力します。
溝方向 d
溝方向を指定します。
規格:
表面粗さシンボルの版 (1992 または 2002) を選択します。
デフォルトの設定に応じて、表面粗さシンボルのいずれかまたはすべての版を選択できます。 表面粗さシンボルの視認性の設定を参照してください。デフォルトの設定が「全て」の場合、シンボルはいずれももう一方の版のものに変更できます。ただし、次の条件があります。
デフォルト設定が「ISO 1302 - 1992、表示のみ」の場合、表面粗さ (2002) シンボルまたは表面粗さ (2018) シンボルから表面粗さ (1992) への変更のみ可能です。
デフォルト設定が「ISO 1302 - 2002、表示のみ」の場合、表面粗さ (1992) シンボルまたは表面粗さ (2018) シンボルから表面粗さ (2002) への変更のみ可能です。
デフォルト設定が「ASME Y14.36 - 2018、表示のみ」の場合、表面粗さ (1992) シンボルまたは表面粗さ (2002) シンボルから表面粗さ (2018) への変更のみ可能です。
2. 1 次参照を追加するには、「追加」をクリックし、参照線を追加するモデル上の要素をクリックします。
3. 指定済みの参照を消去するには、削除をクリックし、対象の参照線をクリックします。
4. 2 次参照を選択するには、「2 次参照」をクリックします。
稜線、面、パーツ、またはアセンブリをクリックし、2 次参照要素を選択します。選択された要素は、コマンドがアクティブである間、赤く表示されます。
「2 次参照」をオフにして、すべての 2 次参照を削除します。
5. 必要に応じて、ドックプレーンに対してシンボルを付加するかしないかを指定します。また、必要に応じて、ドックプレーンを選択します。
6. シンボルの方向を水平または垂直のいずれにするかを指定します (ドックプレーンを指定した場合)。または、「ユーザ定義」をクリックし、ビューポートで方向を定義します。
7. シンボルには参照ファイルまたは参照 URL のいずれかを指定することもできます。
8. 現在のシンボルの作成を終了するには、次の 2 つの方法があります。
「次」をクリックして、現在のラベルの作成を完了し、現在のメニュー設定を使用して引き続き新しいラベルを作成します。
リセットをクリックして、現在のラベルをキャンセルします。ただし、メニューは開いたままで、同じ設定が残ります。
9. をクリックして、操作を完了します。
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「シンボル」をクリックした直後に、ビューポート内の既存の表面粗さシンボルをクリックすると、そのパラメータをグラブできます。
制限事項
CoCreate Modeling 2008 以前のファイルの保存またはロード中、表面粗さ 1992 年度版のシンボルは表面粗さ 2002 年度版のものに自動的には変更されません。表面粗さ 2002 年度版は、Creo Elements/Direct Modeling 17.0 以降で使用できます。表面粗さ 2002 年度版のシンボルを使用してモデルを作成し、そのモデルを CoCreate Modeling 2008 以前のバージョンで開いた場合、次のようになります。
表面粗さ 2002 年度版のシンボルは、表面粗さ 1992 年度版のシンボルに自動的には変更されません。
表面粗さ 2002 年度版のシンボルのパラメータのいずれかを編集した場合、表面粗さ 2002 年度版のシンボルが表面粗さ 1992 年度版のシンボルに変更されます。
表面粗さ 2002 年度版のシンボルのサイズや色などのプロパティの変更は、シンボルを表面粗さ 1992 年度版に変更せずに行うことができます。