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半径寸法と直径寸法の作成
半径寸法は選択された要素の半径を示し、直径寸法は選択された要素の直径を示します。有効な参照要素は、円柱面、円形稜線、円環面です。その他の面と稜線は、参照要素として有効ではなく、半径寸法を指定できません。
クリックした円弧または円要素の中心点が参照位置となります。寸法補助線は要素の円周まで延長されます。オプションの指定によって中心を通過する中心線を追加できます。
半径寸法または直径寸法は、パーツおよびプロファイルの円、円弧、円柱、球体、および円環面に対して作成できます。稜線の半径寸法または直径寸法では、ラベルによって 3D を修正することはできません。
円環面の寸法を記入する場合、主直径/主半径 (円環面軸から計測) または副直径/副半径 (円環面自体の中心から計測) のどちらを計測するか選択できます。このオプションは、円環面で寸法参照を指定した時点で有効になります。
自由寸法の場合、Creo Elements/Direct Modeling は、参照位置に表示平面を自動的に作成します。表示平面は、測定された半径に対して平行に配置されます。寸法に対してドックプレーンが有効な場合は、ドックプレーンも指定できます。寸法ラベルの位置は、表示平面またはドックプレーンの内部でのみ変更できます。
次の図は半径寸法と直径寸法の例を示します。
半径寸法と直径寸法を作成するには
1. 「3D Documentation」をクリックし、「注釈」グループの 「円 & 円弧」の隣の矢印をクリックします。
2. 「半径」または 「直径」をクリックします。「円形寸法の作成」ダイアログボックスが開きます。
3. 必要に応じて、一般寸法と GD&T 寸法のどちらを作成するかを指定するために、該当するタブをクリックします。
4. 「半径」寸法または「直径」寸法のどちらを作成するか選択します。
5. 要素の中心から始まり、寸法補助線に交差して要素の円周に達する線を中心線といいます。中心線を追加しない場合は、「中心線」チェックボックスをオフにします。
6. 寸法の参照をクリックします。選択した参照がハイライトされ、寸法ラベルの補助線が要素の中心点に引かれます。さらに、カーソル位置に寸法ラベルが付加されます。「寸法値」ボックスに寸法値が表示される点に注意してください。別の寸法を選択すると、値が動的に更新されます。
7. 計測方向と寸法の配置を指定します。
自由寸法を作成するには、「方向/配置」「フリー」を選択し、寸法ラベルの位置をクリックします。寸法の面が参照点によって決まります。
寸法をドックプレーンに配置するには、ドックプレーンをクリックし、使用するドックプレーンを指定します (ブラウザ内でダブルクリックするか、ビューポート内でクリックします)。有効なドックプレーンがある場合は、デフォルトでそのドックプレーンが選択されます。
寸法ラベルの位置を指定した後で、寸法ラベルをクリックしてしてアクティブにし、再度移動することができます。別のラベルをクリックして移動することもできます。この操作によって、"その場で" ラベルを編集できます。
8. 「ラジアルプレフィックス」ボックスでラジアルプレフィックスを選択または入力します。通常、ラジアルプレフィックスは文字であり、接頭記号と半径の値または直径寸法との間に表示されます。
9. 必要に応じて、寸法に公差情報を追加できます。
10. 「寸法修飾テキスト」領域を拡大し、該当するボックスにテキストを入力して、寸法値に接頭記号、接尾記号、下接記号、上接記号を追加できます。
11. 所定の公差や寸法修飾テキストを使用するには、次の 2 つの方法があります。
設定テーブル: クリックすると、以前格納した値を含むテーブルが開きます。
グラブ: このボタンをクリックしてから、ビューポート内の既存の寸法をクリックします。選択した寸法の公差と寸法修飾テキストがメニューにコピーされ、現在の寸法に使用されます。
12. GD&T 寸法を作成する場合は、寸法の名前も指定します。また、必要に応じて、「説明」、重要寸法「識別子」「検査注記」を追加できます。これらの情報は、集合体レポートに表示されます。
13. URL をクリックして、寸法テキストに URL を追加できます。この URL は、ご使用のローカルコンピュータ上、ネットワーク上、またはインターネット上の任意のファイルのいずれでもかまいません。寸法を右クリックして「URL を表示」をクリックすると、デフォルトのビューアでファイルが表示されます。
14. 現在の寸法の作成を終了するには、次の 2 つの方法があります。
をクリックして、現在の寸法の作成を終了し、同じ公差と寸法修飾テキストを使用して引き続き新しい寸法を作成します。
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をクリックしない方法もあります。現在の寸法の作成が完了した後、モデルの新しい参照をクリックするだけで、新しい寸法が定義されます。新しい寸法が自動的に現在の寸法として扱われ、先ほどの設定が適用されます。
リセットをクリックして、現在の寸法をキャンセルします。ただし、メニューは開いたままで、同じ公差と寸法修飾テキストが残ります。
15. 寸法の作成が完了したら、 をクリックして操作を終了します。
円環面の寸法を作成するときは、またはの円の半径を計測できます。