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普通公差
REGISTER-GENERAL-TOLERANCE-SET 関数
REGISTER-GENERAL-TOLERANCE-SET 関数は、普通公差セットを登録します。3D Documentation の場合、普通公差セットは保存される属性としてパーツまたはアセンブリに割り当てることができます。この関数を使用して、3D Documentation の起動時にどの普通公差セットをデフォルトセットにするかも指定できます。
構文
(DOC3D:REGISTER-GENERAL-TOLERANCE-SET "string (name of set)"
:LENGTH '((d1 t1) (d2 t2) ...)
:RADIUS '((d1 t1) (d2 t2) ...)
:GLOBAL_DEFAULT t or nil)
オプション
Name of set は、関数名の直後に、二重引用符で囲んだ文字列として指定する必要があります。
:LENGTH には、ある寸法値の範囲で使用される公差値を決める数値のペアを並べます。最初の値 d1 は最大名目寸法値を示します。その値まで、次の値 t1 が +/- 公差として使用されます。最後の範囲値、たとえば dz より大きい寸法値も最後の公差値 tz をとります。
以下の例の場合、(1.0 0.01) は、1.0 までの値を持つ寸法はすべて 0.01 という +/- 公差をとることを意味します。同様に、(1000 10.0) は、1000 までの寸法値はすべて 10.0 という +/- 公差をとることを意味しますが、これは最後の値ペアなので、1000 を超える寸法値もすべて 10.0 という +/- 公差をとります。
LENGTH リストは必須で、その公差定義はすべてのタイプの距離寸法および直径寸法に適用されます。
:RADIUS も上記と同じですが、普通公差を持つ半径寸法に対して使用されます。RADIUS リストを定義していない場合は、上記の LENGTH リストが代わりに使用されます。
:GLOBAL_DEFAULT は、3D Documentation の起動時に、この公差セットをデフォルトの普通公差として使用するかを指定します。
(doc3d:register-general-tolerance-set "Tols Ex.1"
:global_default t
:length '((1.0 0.01) (50.0 0.5) (100.0 1.0) (1000 10.0))
:radius '((10.0 0.1) (100.0 1.0)))
(doc3d:register-general-tolerance-set "Tols Ex.2"
:global_default nil
:length '((0.0 0.1)))