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パターン
Creo Elements/Direct Modeling では、Creo Elements/Direct Machining の集合体、Creo Elements/Direct Mold Design の集合体、または面セット集合体やパーツのパターンを作成できます。
次のパターンタイプがあります。
線形
1 行の集合体。
線形グリッド
2 行以上の集合体。
放射状
任意の数の集合体で、軸の周囲に配置される。
放射状グリッド
2 行以上の集合体で、軸の周囲に配置される。スターパターン (非表示) に配置することも可能。
フリー
任意の数の集合体で、どこにでも配置可能。
要素を除外することにより、これらのどのパターンも変更できます。以前に除外した要素を含めるには、パターンを編集します。
パターンに含まれる集合体は元の集合体と共有されます。穴の直径など、パターンに含まれる 1 つの集合体を変更した場合、パターンで変更を共有すると、すべての集合体が変更されます。パーツでは、共有された図形の変更はすべての共有された図形で自動的に共有されます。1 つの集合体だけを変更する場合、その集合体は共有解除されますが、パターンのパーツとして残ります。パターンを変更すると、集合体に加えた変更は保持されます。パターンを変更する際、共有されていない集合体は構造一覧に青で表示されます。共有解除された集合体は孤立、有効と呼ばれる状態になります。カーソルを集合体の上に移動して、状態を表示します。
半径の少し外側にインデックスホールがある放射状パターンの穴のように、パターンに含まれる集合体をオフセットすることもできます。集合体をオフセットするには、Creo Elements/Direct Modeling リボンの「集合体」タブにある「修正」(「カスタム集合体の修正」) コマンドを使用して、集合体の中心点を変更します。ただし、この変更はパターンで共有しないでください。変更を共有した場合、パターンはオフセットに従って調整されます。集合体を変更すると、オフセット有効状態にあるオフセット集合体は構造一覧に水色で表示されます。無効な集合体は構造一覧に赤で表示されます。
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パターンプレビュー内では、集合体は次のようにビューポート内で色付けされます。
除外: マジェンタ (Magenta)
共有: 緑 (Green)
孤立: 青 (Blue)
オフセット: シアン (Cyan)
(パーツおよび集合体の) パターン機能の強化を、パターン機能の強化をサポートしていない Creo Elements/Direct Modeling のバージョンで保存した場合、パターンは削除されますが、参照要素はモデルに残ります。パーツのみのパターンを、パターン機能の強化をサポートしていない Creo Elements/Direct Modeling のバージョンで保存する場合は、パーツ参照を削除します。古いファイルを開くか、古いバージョンとして保存すると、パターンは自動的に変換されます。古いバージョンの Creo Elements/Direct Modeling でファイルを開くと、パターンを変更したときに除外されていた集合体が表示されます。
パターンの参照要素 (集合体およびパーツ) は、別々のパーツに属することができます。パターンは最下位の共通オーナを検索し、その下でそれ自身を構築します。これはパターンにとって、すべての参照要素との関係を管理するために必要です。
パターンは、次の要素で定義されます。
クローン化: パターン内のすべての要素は元のパーツの共有またはクローンです。すべての要素は構造一覧でパターンの下に配置されなければなりません。パターンによって最下位の共通オーナが選択され、これをユーザまたはシステムで変更することはできません。
グループ :次の例に、構造一覧におけるパターンの構造とビューポートのオブジェクトを示します。次の例では、パターンはその元の集合体 (ThreadedHole と Breakthrough) とともに "/a1" に属しており、オーナは "/a1/p1" および "/a1/p2" です。パターンはパーツ Nut、Screw、Washer の要素も共有しています。グループ (grp0) は、同じ所属の参照要素すべての視覚的な表現です。
1. 集合体およびパーツのグループ
2. パーツ:Nut、Screw、Washer
3. 集合体:ThreadedHole と Breakthrough