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パターンのオフセットの自動検証
パターンの要素位置を変更すると、Creo Elements/Direct Modeling によりこの要素にオフセットが追加されます。さまざまな操作の結果、すべてのパターンのすべての参照要素が同じオフセットを持った場合、Creo Elements/Direct Modeling では自動的にすべてのパターンが再配置されるか、パターン定義が変更されてオフセットが削除されます。このプロセスを、パターンオフセットの自動検証と呼びます。
Creo Elements/Direct Modeling では、次のようなパターンにおけるオフセットの共通変更が自動的に管理されます。
全体: すべての要素のオフセットが等しいかどうかをチェックし、等しい場合はパターンを削除してオフセットをパターン定義に組み込みます。
回転: すべての要素が共通の軸を中心にして回転されているかどうかをチェックし、その場合はその軸を中心にパターンを回転し、オフセットを削除します。
放射状: オフセットが新しいパターンの半径で置き換えられるかどうかをチェックし、可能であればパターンの半径を変更します。これは放射状のパターンにのみ適用可能です。
移動: オフセットがパターンの共通移動で置き換えられるかどうかをチェックし、可能であれば対応してパターンを移動します。
アフィン: 参照要素がパターンの座標系に対して同一の回転オフセットを持つかどうかをチェックし、持つ場合はオフセットを削除して内部シード変換 (開始位置と参照エレメントの実際の変換位置との差分) を更新します。
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自動検証は、パターン要素が異なるコマンドでオフセットされている場合にも動作します。
自動検証が有効に働くには、パターンのすべての要素に共通のオフセットが設定されている必要があります。