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分離不可オブジェクトについて
Creo Elements/Direct Modeling では、Creo Elements/Direct Modeling でアセンブリを分離不可とすることにより、そのアセンブリを Creo Elements/Direct Model Manager の 1 つの項目として保管するメカニズムを備えています。
これにより、アセンブリが Creo Elements/Direct Model Manager で単一の分離不可オブジェクトとして扱われる場合でも、Creo Elements/Direct Modeling では完全な図形およびアセンブリの構造にアクセスできます。
あるオブジェクトを分離不可のオブジェクトとする場合の典型例は次のとおりです。
別々のソースから統合された CAD モデルを含むアセンブリ。これにより、Creo Elements/Direct Model Manager で CAD モデルを単一オブジェクトとして扱うことができます。たとえば、モーターを車などのより大きなアセンブリにインポートする場合、モーターを分離不可とすることができます。
PCB 統合アセンブリの除外領域または基板外形。除外領域または基本外形を Creo Elements/Direct Modeling で参照として使用できます。
パーツまたはアセンブリで使用するワークプレーンとツーリング要素。ワークプレーンとツーリング要素を Creo Elements/Direct Modeling で参照として使用できます。ワークプレーンとツーリング要素はコンテナに保持することをお勧めします。
分離不可として選択したオブジェクトは、分離不可マスタと呼ばれます。分離不可マスタのコンポーネントも分離不可オブジェクトになります。分離不可オブジェクトは、構造一覧に小さな赤い円で表示されます。
分離不可オブジェクトには特定の規則が適用されます。詳細については、 分離不可オブジェクトの規則を参照してください。
Creo Elements/Direct Modeling 17.0 以降では、分離不可オブジェクトの一貫性が保持され、分離不可オブジェクトは必ずその規則に従うようになりました。
Creo Elements/Direct Modeling の 17.0 よりも前のバージョンでは、分離不可オブジェクトをサポートする機能がないため、分離不可オブジェクトの一貫性は自動的には保たれません。
Creo Elements/Direct Modeling の古いバージョンで分離不可オブジェクトの作業を行う場合、一貫性規則に実際に違反する可能性があります。そのようなモデルを Creo Elements/Direct Modeling の分離不可オブジェクトをサポートするバージョンにロードするときは、違反は削除され、たいていの場合は自動的に修復されます。
自動修復が不可能な場合もあります。その場合はメッセージとして報告されます。共有違反は、オブジェクトを Creo Elements/Direct Modeling の古いバージョンにロードして手動で修正できます。