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OLE オブジェクトの使用
他のアプリケーションのオブジェクトを図面に埋め込むことができます。たとえば、BOM を含む Microsoft Excel スプレッドシートを表示できます。
図面に OLE オブジェクトを埋め込むには
1. 「ファイル」 > 「開く」の順にクリックします。「ロード」ダイアログボックスが開きます。
2. 「ファイルタイプ」「OLE」を選択します。「OLE のロード」ダイアログボックスが開きます。
3. 必要に応じて、「オーナ」をクリックし、OLE オブジェクトのオーナを指定します。
4. 「OLE 名」ボックスに OLE オブジェクト名を入力します。名前を入力しない場合は、Creo Elements/Direct Annotation によって自動的に名前が生成されます。
5. 「原点位置」をクリックするか、「原点位置」ボックスを使用して、OLE オブジェクトがカーソルに貼り付く点を選択します。
6. ロードするファイルを選択します。
7. 「ロード」をクリックします。
8. 図面上にオブジェクトを配置します。
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埋め込まれた OLE オブジェクトはサムネイルイメージとして図面に表示されます。OLE オブジェクトが Microsoft Excel シートの場合、フォントサイズ、行の高さ、行や列の数によっては、サムネイルイメージに表示されるコンテンツが実際のシートと異なります。実際のシートに行や列を追加した場合にも、サムネイルイメージのサイズは同じままです。ただし、サムネイルイメージですべての行や列を表示しないようにしたとしても、Microsoft Excel シートで情報が失われることはありません。
64 ビット版 Windows 7 オペレーティングシステムで動作する 64 ビット版 Creo Elements/Direct Annotation には、Adobe Acrobat ドキュメントを埋め込むことはできません。したがって、Adobe Acrobat ドキュメントタイプの新しい OLE オブジェクトは作成できません。Creo Elements/Direct Annotation では、図面に埋め込む OLE オブジェクトとして既存の PDF を選択できますが、この操作を行うと次のエラーメッセージが表示されます。
“'A :check-function must return a keyword, NIL is illegal”.
Annotation OLE 機能を使用して Adobe PDF と eDrawing のデータをロードおよび表示することはできますが、作成することはできません。
OLE の特性を変更するには
1. 「挿入」をクリックしてから「OLE」グループで 「プロパティ」をクリックします。
2. ビューポートで OLE オブジェクトを選択します。上部に OLE オブジェクトの名前とタイプが表示された 「OLE のプロパティ」ダイアログボックスが開きます。
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もしくは、ビューポートで OLE オブジェクトを選択し、右クリックして 「OLE のプロパティ」を選択できます。選択フォーカスを 「OLE」または「全て」に設定して、OLE オブジェクトを初期選択します。ビューポートで OLE オブジェクトを選択し、コマンドミニツールバー (OMT) で をクリックすることもできます。
3. オブジェクトは、サイズを変更したり、名前を調整したり、ほかの描画オブジェクトの前面や背面、または前向きあるいは後向きに配置したりできます。
埋め込まれた OLE オブジェクトを編集するには
1. 「挿入」をクリックしてから「OLE」グループで 「編集」をクリックします。
2. ビューポートで OLE オブジェクトを選択します。
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あるいは、ビューポートで OLE オブジェクトを選択し、右クリックして 「OLE の編集」を選択します。選択フォーカスを 「OLE」または「全て」に設定して、OLE オブジェクトを初期選択します。ビューポートで OLE オブジェクトを選択し、コマンドミニツールバー (OMT) で をクリックすることもできます。
3. 元のソフトウェア アプリケーションで対象の項目を編集して、オブジェクトを更新します (通常は「ファイル」メニューから更新可)。
埋め込まれた OLE オブジェクトを再配置するには
1. 「挿入」をクリックしてから「OLE」グループで 「移動」をクリックします。「OLE 位置の編集」ダイアログボックスが開きます。
2. ビューポートで OLE オブジェクトを選択します。
3. 必要に応じて、OLE オブジェクトのオーナを変更します。
4. 必要に応じて、オブジェクトを繰り返す数を指定します。
5. 再度クリックするとオブジェクトが配置されます。
6. をクリックして操作を終了します。
または、次の方法のいずれかを使用できます。
ビューポートで OLE オブジェクトを選択してカーソルを移動し、クリックしてオブジェクトを再度配置するか、
ビューポートで OLE オブジェクトを選択し、右クリックして 「OLE の移動」を選択するか、
「Annotation」タブ、「図形」タブ、「挿入」タブのいずれかの「ユーティリティ」グループで (「要素移動」) をクリックします。
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埋め込まれた OLE オブジェクトを削除するには、ビューポートで OLE オブジェクトを選択し、右クリックして 「OLE の削除」を選択します。もしくは、「Annotation」タブ、「図形」タブ、「挿入」タブのいずれかの「ユーティリティ」グループで (「削除」) をクリックします。
埋め込まれた OLE オブジェクトを非表示にしたり表示したりするには
1. 「挿入」をクリックしてから「ユーティリティ」グループで (「非表示」) の隣の矢印をクリックします。
2. (「非表示」) または (「表示」) をクリックします。
選択フォーカスを 「OLE」または「全て」に設定して、OLE オブジェクトを初期選択します。
OLE オブジェクトを作成するには
1. 「挿入」をクリックしてから「OLE」グループで 「新規」をクリックします。「OLE の作成」ダイアログボックスが開きます。
2. 必要に応じて、「オーナ」をクリックし、OLE オブジェクトのオーナを指定します。
3. 「オブジェクト タイプ」ボックスで OLE オブジェクトのタイプを選択します。
4. 「名前」ボックスに新しい OLE オブジェクトの名前を入力します。
5. 次のどちらかの方法で、新しい OLE オブジェクトの位置に関する参照点を指定します。
ユーザ入力ラインに点の座標を入力します。
ビューポートで 1 つの点をクリックします。
6. をクリックして操作を終了します。
制限事項
Creo Elements/Direct Annotation では、OLE オブジェクトを eDrawings、DXF、DWG、IGES 2D にエクスポートできません。
Creo Elements/Direct Annotation には OLE サーバ機能ではなく OLE クライアントが含まれているため、ほかのソフトウェア アプリケーションの OLE 機能で Creo Elements/Direct Annotation オブジェクトを埋め込むことはできません。