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リモート サーバ更新機能の使用
リモートサーバ更新モジュールにアクセスするには、まず次のように、リモート モジュールを起動する必要があります。
1. 「ファイル」 > 「モジュール」の順にクリックします。「モジュール」ダイアログボックスが開きます。
2. 「モジュール」パネルで「Remote」をクリックします。Creo Elements/Direct Annotation の「ファイル」メニューで新しいセクション (「リモート」) がアクティブになり、「リモート」ダイアログボックスが開きます。
ディスパッチャへの接続
「ディスパッチ」 (「リモート」ダイアログボックス内) をクリックして、「ディスパッチ」ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスで、次の項目を指定します。
ホスト名
ディスパッチャソフトウェアをロードするサーバの名前。
ポート
ディスパッチャのポート割り当て (この番号はディスパッチャ構成メニューの「クライアントポート」ボックスに入力した番号と一致しなければなりません)。デフォルト番号は 2310 です。
操作
ディスパッチ サーバに接続 (または接続解除) します。接続が成功するまで、「ジョブの状態」および (「リモート」ダイアログボックスの) 「サーバの状態」ボタンは使用できません (グレー表示されています)。
ジョブ状態の確認
「ジョブの状態」ダイアログボックスにはディスパッチャに送信されたすべてのジョブの状態が表示されます。これには次の情報が含まれます。
状態は、ジョブの現在の状態を示します。
Waiting (待機中)
Starting (開始中)
Running (実行中)
Ready (準備完了)
エラー
ジョブは、処理中のジョブを表示します。
サーバは、処理を実行しているサーバ名を表示します。
Caller は、ジョブの送信元のマシン名を表示します。
ユーザが実行できる操作は、ジョブの取り消しだけです。それには、一覧表示でジョブをハイライト表示し、「ジョブ取消」をクリックします (このボタンは、「再表示」「ジョブ取消」で切替えができます)。
取り消すことができるのは、ユーザ自身のジョブだけです。他のクライアントからのジョブを取り消すことができるのはディスパッチャ管理者のみです。
ジョブが準備完了になった時点でプロンプトを表示する場合は、「プロンプト」をクリックしてオンに設定し、秒数 (60 以上) を指定します。
サーバ状態の確認
「サーバの状態」ダイアログボックスは、現時点で使用できるサーバと、その状態 (アイドル、ビジー、または一時停止中) を表示します。この情報を使って、アイドル状態のサーバに要求を送信することができます。
「リモート」モジュールがアクティブになり、ディスパッチャへの接続が確立されると、Creo Elements/Direct Annotation の「更新」ダイアログボックスに新しいセクション (「リモート変更」) が追加されます。「リモート変更」はグラフィック更新モードをサポートしません。
リモート要求を送信するには
1. 「Annotation」をクリックしてから「設定」グループで 「ビュー更新」をクリックします。
2. 更新するビューを通常の方法で選択します。
3. 「リモート変更」の下の「モード」リストで、「提出」をクリックします。
4. をクリックして操作を終了します。
データを受信するには、前述の「更新」ダイアログボックスを開き、「モード」選択リストの「受信」をクリックします。
受信できるジョブのデータは、ステータスが "準備完了" となっているもののみです。準備完了となっていないジョブのデータを受信しようとした場合、要求は無視されます。