モデルからの図面の作成 (Creo Elements/Direct Annotation) > 上級者向けトピック > Creo Elements/Direct Annotation 移行ツール > 名前によるビューの割り当て
  
名前によるビューの割り当て
ビュー名をマッチさせることにより、Creo Elements/Direct Annotation の 2D ビューを、Creo Elements/Direct Modeling パーツまたはアセンブリに属する 3D ビューに割り当てることができます。Creo Elements/Direct Annotation は指定されたビューセットに属する 3D ビューの名前を、現在の図面内の切り離された 2D ビューの名前と比較します。(図面内の切り離されたビューだけが対象となります。
Creo Elements/Direct Annotation はすべてのビューを比較した後、図面内にマッチするものがあると思われる 3D ビュー名を一覧表示します。これらの名前が名前による 2D-3D 接続テーブルに表示されます。ユーザがこのテーブルから割り当て先のビューを選ぶと、Creo Elements/Direct Annotation はそのビューを割り当てます。
* 
「名前で接続」コマンドは 2D データを大幅に変更するので、十分に注意して使用しなければなりません。例えば、インポートした図面内のビューを不正な3Dモデルに割り当ててしまう可能性があります。その後で更新を行うと、インポートした図面の情報が破壊されます。
名前のマッチによってビューを割り当てるには、次の操作を行います。
1. 「移行ツール」をクリックしてから「2D3D 接続」グループで 「名前で接続」をクリックします。「名前による接続」ダイアログボックスが開きます。
2. 次のどれかの方法で、分析するビューセットを指定します。
構造一覧でビューセットを選択します。
「ビューセット」ボックスにビューセットのパスおよび名前を入力します (たとえば、ビューセット vs2/p1/vs2 はパーツ p1 に属します)。
Creo Elements/Direct Annotation は、ビューセットのビュー名を、図面内の切り離されたビューの名前と比較します。マッチするものがあれば、名前による 2D-3D 接続テーブルに一覧表示されます。
3. テーブルのエントリをクリックし適用をクリックする (または、エントリをダブルクリックする) ことにより、割り当てるビューを指定します。複数のビューを選択することもできます。
4. 「名前による接続」ダイアログボックスで をクリックします。
Creo Elements/Direct Annotation により、指定したビューが割り当てられます。これでビューを更新する準備が整いました。
名前による 2D-3D 接続テーブル
名前による 2D-3D 接続テーブルには、3Dおよび2Dビューのマッチする候補が表示されます。このテーブルに表示される情報は、次のとおりです。
シート: 候補の切り離されたビューが存在するシート。
2D ビューを切り離しました: 指定されたビューセットの、対応する 3D ビューにマッチする図面ビューの候補。
3D ビューが可能です: 図面ビューに潜在的にマッチする 3D ビューの絶対パスおよび名前。
候補のビューをクリックし、次に適用をクリックすることにより、テーブル内の行を選択して、ビューを割り当てます。エントリをダブルクリックしてもかまいません。複数のビューマッチを選択するには、次の操作を行います。
連続的に選択するには: テーブル内の 1 つのエントリをクリックし、Shift キーを押しながらテーブル内の別のエントリをクリックします。指定した2つの行の間のすべての行が選択されます。
非連続的に選択するには: テーブル内の 1 つのエントリをクリックし、Ctrl キーを押しながら別のエントリをクリックします。指定したすべての行が選択されます。
列データのフィルタ処理
列に対してフィルタを適用することにより、テーブルに表示されるデータを制御することができます。
列をフィルタ処理するには、次の操作を行います。
1. テーブル内で、フィルタ処理する列の見出しを右クリックします。
「列フィルタ」ダイアログボックスが表示されます。
2. 必要に応じてフィルタを設定します。
テーブルには、マッチするビューのフィルタ処理された一覧が表示されます。
フィルタを消去するには、「列フィルタ」ボックスの「リセット」または「テーブルの全フィルタをリセット」をクリックし、前述の指示に従います。