事前定義済み寸法公差
寸法公差は、事前に定義してテーブルに保存できます。保存した設定値を後で呼び出して、現在の寸法記入スタイルに使用できます。テーブルは、以降の Creo Elements/Direct Annotation セッションで使用するためにディスクに保存できます。
公差をテーブルに追加するには
1. 「Annotation」をクリックしてから
「注釈」グループで
「線形」、
「円形」、または
「角度」の寸法をクリックします。対応するダイアログボックスが開きます。
2. 「公差タイプ」リストで公差のタイプを選択します。
3. 対応するボックスに、公差の値を入力します。
4. 「公差」の下の「全置換」をクリックします。
5. Creo Elements/Direct Annotation でテーブルへの追加を確認するメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。
6. 寸法記入操作を完了します。
テーブルに追加された公差はすべて、すべての公差テーブルによってセットの一部として認識されます。これにより、「全公差値」テーブルからスタイルセットを選択できます。適切なテーブルから特定の公差値に対して単一エントリを選択します。以下を参照してください。
寸法公差テーブルでスタイルを選択するには
1. 「Annotation」をクリックしてから
「注釈」グループで
「線形」、
「円形」、または
「角度」の寸法をクリックします。対応するダイアログボックスが開きます。
2. 「公差タイプ」リストで公差のタイプを選択します。
3. 公差のタイプに応じて「制限 1」または「制限 2」、「最大」または「最小」または「PM 値」をクリックします。
Creo Elements/Direct Annotation は、指定された公差値に対応するテーブルを表示します。
4. テーブルのエントリをクリックして「適用」をクリックするか、エントリをダブルクリックします。
該当するボックスに値が表示されます。
5. 寸法記入操作を完了します。
Creo Elements/Direct Annotation に選択した公差を伴う寸法テキストが含まれるようになります。
また、「テーブルから選択」ボタンを使って、「全公差値」テーブルから公差のスタイルセットを選択できます。これにより、1つまたは複数の公差を含むグループを選択できます。
公差テーブル
「最大/最小公差」テーブル、「上/下公差」テーブル、および「±公差」テーブルは、ほかの寸法修飾テーブルおよび公差テーブルと同じように動作します。
全公差値テーブル
「全公差値」テーブルは、グループ化された「制限 1」、「制限 2」、「上段」、「下段」、および「± 値」の各テーブルを表示します。テーブル内の行を選択すると、そのエントリの全公差値が現在の寸法スタイルで使われます。
公差のセットを使用するには
1. 「Annotation」をクリックしてから
「注釈」グループで
「線形」、
「円形」、または
「角度」の寸法をクリックします。対応するダイアログボックスが開きます。
2. 「公差」の下の「テーブルから選択」をクリックします。
Creo Elements/Direct Annotation に「全公差値」テーブルが表示されます。
3. 目的の公差を含んでいるテーブルの行をクリックし、「適用」をクリックするか、そのエントリをダブルクリックします。
4. 寸法記入操作を完了します。
Creo Elements/Direct Annotation は、適切な公差を寸法テキストと一緒に組み込みます。
「全公差値」テーブルは、テーブルの保存とロード、列のフィルタ処理、行の削除に関して、他の寸法修飾および公差テーブルと同じように動作します。