修飾テキストテーブルと公差値テーブル
このセクションでは、修飾テキストと公差値を含むテーブルについて説明します。次のテーブルは、すべて同様の方法で操作します。
• 接頭記号
• 接尾記号
• 下接記号
• 上接記号
• 全修飾テキスト
• 最大/最小公差
• 上/下公差
• ±公差
• 全公差値
たとえば、テーブルを開くには、次の操作を行います。
1. 「Annotation」をクリックしてから
「注釈」グループで
「角度」をクリックします。オプションが表示された
「角度寸法」ダイアログボックスが開きます。
2. 「接頭記号」をクリックします。「テキストエディタ」ウィンドウが開き、「接頭記号」テーブルが表示されます。
テーブルには、中に含まれているデータを操作するためのコマンドが多数用意されています。テーブルエントリを列上でフィルタ処理して、特定のエントリを検索しやすくすることができます。テーブル内の行が必要なくなった場合は、それを削除できます。Creo Elements/Direct Modeling の開始時に、デフォルト、企業、サイト、およびユーザレベルでのすべての修飾テキストおよび公差値がロードされます。Creo Elements/Direct Modeling を終了すると、ユーザにより追加された修飾テキストは、ユーザレベルのサイトまたは企業のカスタマイズディレクトリにある all_dimension_texts.fix ファイルに、公差値は all_dimension_texts.tol ファイルにデフォルトで自動的に保存されます。
システムが生成した列に表示されるテキストは、必要に応じて編集できます (「説明」列など)。最初に Creo Elements/Direct Modeling を終了し、テキストエディタでテーブルファイルを開き、修正します。Creo Elements/Direct Modeling を開始すると、テーブルが修正されていることがわかります。
テーブル列のフィルタ
テーブル内に表示されるデータは、列上でフィルタを適用することによって制御できます。
1. テーブル内で、フィルタ処理する列の見出しを右クリックします。
「列フィルタ」ダイアログボックスが表示されます。
2. 必要に応じてフィルタを設定します。
テーブルにフィルタ処理されたテキストまたは変数の一覧が表示されます。
フィルタを消去するには、「列フィルタ」ボックスの「リセット」または「テーブルの全フィルタをリセット」をクリックし、前述の指示に従います。
テーブル行の削除
テーブルのデータ行が不要になった場合、データ行を削除できます (寸法修飾テキストまたは公差値は、すべての寸法修飾テーブルまたは公差テーブルから削除されることに注意してください)。Creo Elements/Direct Annotation は、行削除する前に確認を要求します。
1. テーブルで、不要な行をクリックし、その行をハイライト表示します。
2. 「行削除」をクリックします。
3. メッセージボックスで「はい」をクリックします。
「全修飾テキスト」テーブル
「全修飾テキスト」テーブルには、グループ化された「接頭記号」、「接尾記号」、「上接記号」および「下接記号」テキストが表示されます。テーブル内の行を選択すると、そのエントリのすべての修飾テキストが現在の寸法スタイルとして使用されます。
1. 「Annotation」をクリックしてから
「注釈」グループで
「線形」、
「円形」、または
「角度」をクリックします。対応するダイアログボックスが開きます。
2. 「寸法修飾テキスト」の「テーブルから選択」をクリックします。
Creo Elements/Direct Annotation に「全修飾テキスト」テーブルが表示されます。
3. 必要な寸法修飾テキストを含むテーブルの行をクリックし、「適用」をクリックするか、またはエントリをダブルクリックします。
4. 寸法記入操作を完了します。
Creo Elements/Direct Annotation に選択した修飾を伴う寸法テキストが含まれるようになります。
「全修飾テキスト」テーブルは、テーブルの保存およびロード、列のフィルタ処理、および行の削除に関して、ほかの寸法修飾テーブルおよび公差テーブルと同じように動作します。