パッケージの保存とロード
パッケージとは、Creo Elements/Direct Modeling によって 1 つのファイルにグループ化されるモデルとアセンブリのセットです。パッケージファイルを Creo Elements/Direct 「Model Manager」 で保存することはできますが、それには多くの制約があります。これは、パッケージファイルに基づいたビジネスプロセスを更新してモデルファイルで作業するまでの間、そのプロセスを持つユーザにとっては有用な機能です。
ロードと保存を容易にすることを目的にモデルとアセンブリをグループ化する場合は、パッケージファイルの代わりにスナップショットを使用することをお勧めします。スナップショットには Creo Elements/Direct 「Model Manager」 の機能に関する危険性と制約がなく、パッケージファイルに比べて容易に使用できます。
Creo Elements/Direct Manager Server データベースにアクセスできないユーザにモデルデータを送信する場合は、パッケージファイルの代わりに SDEXP ファイルを使用してください。
パッケージの保存
1. Creo Elements/Direct Modeling で、 > > の順にクリックします。「パッケージ保存」ダイアログボックスが開きます。
2. 「オブジェクト」をクリックし、構造一覧でモデルまたはアセンブリを選択します。構造一覧に表示されるすべてのオブジェクトを保存するには、「全て」をクリックします。
3. 「バージョン」ボックスで、ファイルを保存する Creo Elements/Direct Modeling のバージョンを選択します。
4. 
をクリックします。
をクリックします。パッケージのロード
1. Creo Elements/Direct 「Model Manager」 で、パッケージを右クリックして、ショートカットメニューの「ロード」をクリックします。
パッケージファイル使用時の制約
パッケージファイルの保存は、比較的容易に行うことができます。ただし、パッケージは Creo Elements/Direct 「Model Manager」 のほかのモデルや集合体と互換性がありません。
1. アセンブリ間でモデルを共有できません。パッケージ内のモデルを変更した場合、そのモデルに依存するパッケージ内のほかのアセンブリは破損します。
2. パッケージファイル間およびモデルファイル間で共通のパーツに不整合が生じます。
3. BOM を生成できません。
4. パッケージから作成した図面は、手動で管理する必要があります。
5. パッケージとモデル ファイル フォーマットの間で保存できません。
スナップショットには上記の制約がなく、パッケージファイルに比べて容易に保存を行うことができます。