Equation Editorのマーカー
マーカーは五角形のボックスであり、挿入位置 (右側または左側) を示します。さらにマーカーは、数式の構成要素を選択するときの開始位置も示します。
アウトラインの外観を変更することによって、マーカーは、それが囲んでいる文字列が完全な数式構造なのか、大きな数式構造の構成要素なのかを示します。マーカーのアウトラインが点線の場合、そのマーカーが囲んでいる文字は、大きな数式構造の構成要素です。たとえば、分数の分母、根の指数、マトリクスの要素などがこれにあたります。
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マーカーは、Equation Editor ウィンドウで追加したすべての数式行を囲むことができますが、囲まれているすべての行に対して実行できる操作は数式の削除だけです。その他の操作は 1 行ずつしか実行できません (1 つの行が 1 つの数式と見なされます)。
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次に大きい数式要素を見つけるには:
1. f5 を押します。
2. f5 をもう一度押すと、次に大きな数式要素へマーカーが拡張されます。数式全体が囲まれるまで、この操作を繰り返します。
次に小さい数式要素を見つけるには:
1. SHIFT+f5 を押します。
2. もう一度 SHIFT+f5 を押します。マーカーの範囲が数式要素の構成要素に縮小します。
通常、これらの構成要素は削除できません。削除または切り取りを実行した後、入力ボックスは空の構成要素を表します。
マーカーを配置するには:
1. Equation Editor ウィンドウで文字をクリックします。
マーカーの挿入ポイントを移動するには:
1. 移動する方向に合わせて、左矢印または右矢印を押します。
2. このキーを 1 回押すとマーカーの挿入ポイントが逆になります。同じキーをもう一度押すと、マーカーの位置が左または右へ 1 文字移動します。構成要素のレベルが変更されるか、定義式の終点に達するまでこの操作を繰り返します。
tab キーを押すと、マトリクスなど、特定の構成記号の各要素が順番に選択されます。実際に操作して、これらのキーの機能を確認してください。無効な操作を実行すると、エラーメッセージが表示されます。