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属性 - 概要
セクション、タイトル、段落、リストなどのエレメントは、文書の基本的構造を構成します。属性は、さらに要素を定義します。属性値は、互いに異なるように同じタイプの各要素を定義します。要素と属性により精通するまで、要素を名詞として、そして属性を形容詞として考えてください。以下に例を示します。
エレメントの属性と値の例
エレメント
属性
chair
type
wood
chair
type
plastic
para
id
app001
para
id
app002
graphic
filename
train.tif
graphic
filename
boat.tif
上の表示において、要素 chair は属性 type を備えています。木の椅子 (wood の属性値) とプラスチック製の椅子 (plastic の属性値) 間の違いを区別するために、属性値を入力できます。
たとえば、文書が id 属性を持っている段落要素の para を備えている場合、特定の段落を識別することができます。特定の段落用に「para」タグの id 属性に値 (ID 名) 入力します。別の例には、文書で使用されるグラフィックファイルを示すために filename 属性を備えた graphic タグが挙げられます。filename の属性値を他のグラフィックのファイル名に変更するには、文書で異なるグラフィックを挿入します。
文書型定義 (DTD) は、要素のための属性を定義します。要素に属性を追加する目的は、文書組み立てのような文書作成の確かな性質を自動化するプロセスを助ける特別なプロパティを割り当てることです。
属性にはさまざまなタイプがあります。それは、許可された属性値の種類を示します。少数の属性タイプは、特別なプロパティを持っています。タイプ ID の属性が DTD で宣言される場合、そのとき文書内でその属性の値は、文書で同じタイプの別の要素と区別するために固有である必要があります。別の属性はタイプ IDREF (参照 ID) として宣言され、相互参照で使用されます。特定の要素タグを参照する場合、IDREF 属性値は要素タグ ID の属性値と同じになります。規則により、タイプ ID の属性は id と頻繁に名前が付けられます。
DTD は、属性値が必要またはオプションかどうかを決定します。たとえば、グラフィックのファイル名の値が必要である (使用したグラフィックファイルの識別のため) 一方、ID の属性値はオプションです (必要でなかった場合)。
属性値は、それ自身で開始タグに表示されます (デフォルトにより) が、表示のオプションの使用によりオフにされます。