ベクトル表現では、べた一色または 1 つの階調濃度を含む一部の領域において、一連の線や形でイメージを描写します。ベクトル形式は、チャートやグラフなどの単純な形、シェード、色合い、およびコンピュータを使った設計図などの線画を持つイメージに効果的です。

テキストエディタで開くと、ベクトルファイルはプログラムのように見えます。これらは通常、ASCII の英語のようなコマンドとデータを含みます。ベクトル形式ファイルはビットマップファイルより小容量です。たとえば、直線を開始点と終点で記述できますが、ビットマップは直線を作るためにポイント (点) で記述します。

PDF グラフィックは PTC APP エンジンによって生成された PDF 出力でサポートされます。ソースにグラフィックエレメントを作成する場合、「参照するグラフィックファイルの位置を指定」ダイアログボックスでファイルタイプのリストから .pdf を選択します。

「ファイル」 > 「印刷プレビュー」を実行した場合、Arbortext Publishing Engine を介してパブリッシングするように環境が設定されている場合、PDF グラフィックが表示されます。

ファイル選択ウィンドウに表示されるファイルタイプのリストを設定する方法については、Arbortext Command Language Reference で「set graphicfilter」を参照してください。

デフォルトでは、選択した PDF の 1 つのページがグラフィックとして挿入されます。ページ情報が指定されていない場合、最初のページがデフォルトで抽出されて挿入されます。役割が「表示」に設定されているグラフィックエレメントの任意の属性の値は、挿入する特定のページを表します。グラフィックエレメントの属性を設定する方法については、Arbortext Styler でグラフィックエレメントの設定を参照してください。

グラフィックエレメントに設定されているスケールが適用されます。

_gentextgraphic エレメントのコンテンツとして、PDF グラフィックを生成テキストに挿入できます。役割が「表示」に設定されている属性によってページ番号情報を定義する場合と同じ方法が適用されます。詳細については、生成テキストへのグラフィックの挿入を参照してください。