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宣言された属性の無効な値
宣言された各属性にはタイプ (NAME、NUMBER など) が関連付けられているので、指定された属性タイプについて無効な属性値を持つことがあります。
Arbortext Editor は、無効な値を持つこれらのタイプをほとんど保持します。約 15 の異なる属性タイプの複雑さによって、あらゆるタイプの無効な値をすべて分類することは不可能です。そのことを考慮に入れて、ここには各タイプの可能な分類があります。この例では、<tag> が、定義されたすべてのタイプの属性を備えた有効なタグであると仮定します。
未定な ENTITY 参照。指定されたエンティティが存在しない場合、ENTITY または ENTITIES の属性タイプにのみ、これが適用されます。
Arbortext Editor は、定義されていないエンティティ属性値を保持します。
...
<tag isent="notdef" isents"notdef1 notdef2">
...
値またはリスト内にある記号の無効な数。これはほとんどのタイプに適用されます。Arbortext Editor では、これらの無効な属性値が保持されます。
...
<!-- NAME value of more than 8 characters -->
<tag isname="thisnameisreallytoolongtobelegal">
...
<!-- NAMES list containing more entries than the declared limit -->
<tag isnames="a b c d e f g ... x y z aa ab ac .. az">
...
定められた属性タイプの規則による構文的に無効な属性値。これはほとんどのタイプに適用されます。Arbortext Editor は、無効な値がリテラル文字列で囲まれている場合は、これらの値を保持します。以下のリストにいくつかの例を示します。
...
<!-- NAME value that starts with a digit -->
<tag isname="8badval">
...
<! NAME value that looks like a list (would be suitable for a NAMES attribute) -->
<tag isname="one two three four">
...
<!-- NUMBER value which contains non-numeric characters -->
<tag isnum="7a4">...<tag isnum="abc">
* 
無効な値がリテラル文字列に囲まれていない場合、Arbortext Editor はそれらの値を適切に処理できません。
...
<!-- NAME non-literal value that starts with a digit -->
<tag isname=8badval>
...
<!-- NAME non-literal value that contains the illegal character '$' -->
<tag isname=bad$val>
値は NAME GROUP で定義されていません。Arbortext Editor は定義された GROUP に属していない構文的に正しい値を保持します。
<!-- in the DTD -->
<!ATTLIST tag material (straw|sticks|brick) straw>
<!-- in the instance -->
<!-- material value NOT in the allowed list of values -->
<tag material="adobe">
同じ開始タグで 2 回以上定義された属性値。これは任意の属性タイプで起こります。
この最初の値は、実際の属性値と見なされます。Arbortext Editor は、以降の重複をすべて保持しますが、これらは、「属性の修正」ダイアログボックスを使用して編集できます。
<!-- isname value specified multiple times -->
<tag isname="Fred" isname="Bob">
必要な値#FIXED と一致しない属性値。これは多くの属性タイプで発生します。Arbortext Editor はこれらの無効な値を保持します。
<!-- assume "color" is a CDATA attribute #FIXED to be "red" -->
<tag color="blue">
未定義な ID 値を参照する IDREF 値。これは、IDREF と IDREFS のタイプだけに適用されます。Arbortext Editor はこれらの無効な値を保持します。
<!-- assume refid is of type IDREF and "A123" is never defined -->
<tag refid="A123">
同じタイプの異なるタグに関する重複 ID。これは ID タイプにだけ適用されます。Arbortext Editor はこれらの無効な値を保持します。
<!-- initial declaration of ID value "B124" -->
<tag id="B124">
...
<!-- duplicate ID value is ILLEGAL -->
<tag id= "B124">