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セキュリティラベルの割り当て
セキュリティラベルは、重要情報や機密情報が含まれている文書を識別するための機能です。PTC サーバーはセキュリティラベルに基づいて、文書オブジェクトへのユーザーアクセスを許可するか、そのオブジェクトに関するセキュリティ情報のみを提供するかを判断します。たとえば、オブジェクトに External Clearance というセキュリティラベルを付け、その値を True または False に設定できます。1 つのオブジェクトに複数のセキュリティラベルを割り当てられます。セキュリティラベルの詳細については、Windchill Security Labels Configuration and Implementation Guide を参照してください。
PTC サーバー接続では、PTC サーバーに追加する新規文書にセキュリティラベルを割り当てることができます。セキュリティラベルを使用するには、管理者に依頼して、各ユーザーのバーストコンフィギュレーションでセキュリティラベルを有効にする必要があります。また、各セキュリティラベルに関連付けられている文書型に、XML タグまたは属性を挿入します。セキュリティラベルは、関連する XML タグまたは属性のコンテンツとして割り当てられます。新しい文書を PTC サーバーに追加する際、バーストコンフィギュレーションによって、その文書内のセキュリティラベルタグまたは属性の値が取得されます。この値が、新しい PTC サーバーオブジェクトのセキュリティラベルプロパティになります。
新しい PTC サーバーオブジェクトにセキュリティラベルを割り当てるには、以下の手順に従います。
1. Arbortext Editor で新しい文書を作成します。
2. セキュリティラベルが文書型のタグに関連付けられている場合は、以下の手順に従ってセキュリティラベルを割り当てます。
a. セキュリティラベルが関連付けられているタグ内にカーソルを置きます。
b. セキュリティラベルの値を入力します。
3. セキュリティラベルが文書型の属性に関連付けられている場合は、以下の手順に従ってセキュリティラベルを割り当てます。
a. セキュリティラベルが関連付けられているタグ内にカーソルを置きます。
b. 「編集」 > 「属性の修正」を選択します。
「属性の修正」ダイアログボックスが開きます。
c. このダイアログボックスで、セキュリティラベル属性を適切な値に変更します。「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
セキュリティラベルに関連付けられているタグまたは属性、および必要なセキュリティラベル値の詳細については、管理者に問い合わせてください。
4. 「ファイル」 > 「サーバーオブジェクトとして保存」を選択します。
管理者によって、PTC サーバー上の保存場所をユーザーが指定できるようにバーストコンフィギュレーションが設定されている場合は、「名前を付けて保存プロパティ」ダイアログボックスが開きます。そうでない場合、文書は PTC サーバー内のバーストコンフィギュレーションによって指定された場所に保管されます。このダイアログボックスが表示された場合は、必要な情報を入力して「OK」を選択します。
PTC サーバー接続により、バーストコンフィギュレーションで指定されている PTC サーバーオブジェクトに文書が追加されます。このプロセスで、セキュリティラベルが新しいオブジェクトに割り当てられます。
PTC サーバー接続を使用して、既存のオブジェクトのセキュリティラベルを修正することはできません。既存のセキュリティラベルを修正するには、PTC サーバーの HTML インタフェースを使用する必要があります。PTC サーバー接続「オブジェクトのプロパティ」ダイアログボックスでは、オブジェクトの既存のセキュリティラベルを参照できます。