DITA ID 生成のカスタマイズ
Arbortext Editor は、DITA 文書のエレメントの ID を生成する機能を備えています。これらの ID は、現在の文書のタイトル、テキスト、およびエレメント情報に基づいて生成されます。デフォルトでは、初期 ID に、現在の日付と時刻からなる 8 桁の 16 進数が追加されます (例: DITAAuthoringOverview-030963B9)。これによって、ほとんどの場合、DITA 文書セット全体で一意な ID が生成されます。DITA の ID を生成するには generate_id 関数を使用します。文書型の文書型設定 (.dcf) ファイルで有効になっている場合は、ID を手動で入力することもできます。
以下のいずれかの方法で DITA ID を生成できます。
• > を選択する
• ツールバーの「ID を生成」ボタンを選択する
• 「属性の修正」ダイアログボックス、文書マップの属性表示、列ビューの属性修正列、または列ビューの「ID」列にある「ID を生成」ボタンを選択する
• リソースマネージャの「新規トピック」タブで新しい DITA トピックを作成する
• DITA 文書型のいずれかのテンプレートファイルを使用して作成した DITA トピックを保存する
この場合、文書を最初に保存するとき、Arbortext Editor によってトピックの ID が自動的に生成されます。
デフォルトでは、列ビューの列およびリソースマネージャには ID が表示されません。ID は、編集ビューおよび「属性の修正」ダイアログボックスに表示されます。
既存の ID は以下の場所で修正できます。
• 「属性の修正」ダイアログボックス
• 文書マップの属性表示
• 列ビューの属性修正列
• 列ビューの「ID」列
更新した ID を手動で入力するか、または「ID を生成」ボタンを使用して新しい ID を生成できます。「ID を生成」ボタンを使用して既存の ID を変更しようとすると、既存の ID を置き換えるかどうかを確認するメッセージが表示されます。新しい ID を手動で入力する場合は、この確認メッセージが表示されません。
次の方法で、デフォルトの DITA 文書の ID 生成動作をカスタマイズできます。
• ditahideids オプションを off に設定します。
これによって、リソースマネージャのブラウザに ID が表示され、リソースマネージャの「新規トピック」タブに「ID」オプションが表示されます。
• generateuniqueid オプションを off に設定します。
ID に追加される 16 進文字列が削除され、デフォルト ID が短くなります。
• DITA 文書型の設定ファイル (.dcf) で、DITA id 属性について、AttributeOptions エレメントの dialogHidden 属性または screenHidden 属性を true に設定します。
Arbortext Editor のダイアログボックスおよびビューに id 属性が表示されなくなります。
• .dcf ファイルで、Options エレメントの assignId 属性を no に設定します。
自動的に生成された ID をユーザーが修正できなくなります。
• 「環境設定」ダイアログボックスの「列」カテゴリで、「ID」列のチェックボックスをオンにします。
DITA マップの列ビューに「ID」列が表示されます。このダイアログボックスに表示される「ID」列の順序を変更することもできます。