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「比較するバージョン」ダイアログボックス
「比較するバージョン」ダイアログボックスは、Arbortext Editor「ツール」 > 「比較」 > 「バージョン」の順に選択すると開きます。PTC サーバーに接続している場合、このダイアログボックスを使用して、現在の文書と比較する PTC サーバー上の現在の文書の以前のバージョンを選択します。
「比較するバージョン」ダイアログボックスのテーブルに、PTC サーバーに保存されている現在の文書の以前のバージョンがすべてリストされます。現在の文書がチェックアウトされている場合、テーブルには最新バージョンも表示され、最後のチェックイン以降に行われたすべての変更を比較できます。ワークスペースの設定によっては、使用できないバージョンがあることに注意してください。
テーブルにはバージョンごとに次の情報が表示されます。
「バージョン」 - PTC サーバー上の文書のバージョン
「最終修正日」 - そのバージョンが最後に修正された日時
「修正者」 - その文書を最後に修正したユーザー
バージョンを選択して「OK」をクリックすると、そのバージョンが現在の文書と比較されます。
エイリアス
文書型エレメント、属性、または属性値の別名。エイリアスはエイリアスマップエディタ内で定義される。このエイリアスマップエディタは .alias マップファイルを作成する。
エイリアスマップエディタ
文書型のエイリアスマップを作成できるウィンドウ。エイリアスマップエディタは、Arbortext Architect にある。
エイリアスマップ
エイリアスマップエディタ内で作成したエイリアスが保存されるファイル。これらのファイルには、.alias という拡張子が付く。一度作成すると、エイリアスマップを Arbortext Editor の文書型に適用できる。
AOM 属性
Arbortext Object Model で使われる属性であり、インタフェースから取得できるデータの 1 つ。属性には、属性値を取得する読み取り専用と、属性値を取得または変更する読み書き両用がある。属性は、インタフェースまたは基盤となる XML 文書の状態を変更せずに属性値の取得や設定を行うという点で、メソッドとは異なる。
AOM インタフェース
Arbortext Object Model で使われるインタフェースであり、属性およびメソッドの一式。C++ プログラマは、インタフェースを抽象ベースクラスで宣言することができる。
AOM メソッド
Arbortext Object Model で使われるメソッドであり、インタフェースまたは基盤となる XML 文書を変更する手段。基本的に、メソッドはサブルーチンである。メソッドを呼び出すことによって、ユーザーは文書を変更することができる。
Arbortext オブジェクトモデル
Arbortext Object Model とは、ACL プログラマでないユーザーでも多くの ACL 関数を利用できるようにするためのインタフェース層である。W3C Document Object Model (DOM) 標準のサポートにより、重要な機能性を提供している。また、DOM は追加のインタフェース、属性、メソッドを付けて拡張される。AOM は、C++、Java、および COM (Component Object Model) へのバインドをサポートする。
アセンダ
ベースラインを基準に x ハイトより上に突き出ている小文字の高さを表す印刷用語。アセンダのある文字は、b、d、f、h、k、l、t の 7 文字である。
ASCII
American Standard Code for International Interchange の略。256 種類の文字/数字で構成される、書式なしの標準的な文字セット。
ASCII ファイル
主に印刷可能な ASCII 文字から成る共通のファイル形式。次のようなマークアップを含んでいる ASCII ファイル部分。
<chapter><chaphead>Arbortext Styler</chaphead><para>
ASCII ファイルには、必ずしもマークアップが含まれるとは限らない。
属性
エレメントの特定の出現に関連する、名前の付いた特性。属性は、一意の識別名や文書の状態など、エレメントに関する詳細を提供する。スタイルシートでは、属性は特性と呼ばれる。属性とエレメントの関係は、形容詞と名詞の関係に似ている。たとえば、椅子 (名詞) をエレメントとした場合、布張りをした (形容詞) がその属性の 1 つになる。
属性リストの宣言
エレメントに利用可能な属性を宣言するリスト。
属性値
属性の値。たとえば、list エレメントの style 属性の候補値は、bulletedalphabetic または numeric である。
自動番号設定
参照されている構造の位置を文書内で変更しても、図、グラフィック、または表の正しい番号を自動的に振り直すリファレンス。
基本エレメント
文書の構造階層の中で最上位に位置するエレメント。基本エレメントは、文書構造内のほかのエレメントすべてを含む (囲むという見方もできる)。場合によっては、このエレメントタイプの名前は doc または document である。
基準線
1 行の活字の文字すべてを整列する基準となる、想像上の水平ライン。
ベースラインの文書
変更の追跡をオンにしたときに、レビューおよび許可されたすべての変更を含んで、オリジナルのテキストとマークアップを表示する文書のビュー。
ベストマッチ
Output Specification は、エレメントのコンテキストとオカレンスに従って、どの e-i-c が文書内のエレメントにベストマッチであるかを制御する規則を定義する。各エレメントのベストマッチは、画面表示または印刷出力の書式を決める。
ブロックエレメント
テキストを文書の残りの部分から区切るエレメント。ブロックエレメントは、前または後のスペースおよびその存在を示すほかの書式エレメント (インデントなど) によって定義される。
ブックマーク
文書内の名前の付いた電子プレースホルダー。どの文書においても数に制限はない。
外枠
特定のエレメントの周りのボックスの図。
カタログファイル
(カタログとしても知られる)。カタログは、特定の記憶オブジェクトにさまざまな論理名をマップするためにエンティティマネージャが使用するファイル。
カテゴリ
書式設定の項目。fontindentationhyphenationleadingword spacingborder など。各カテゴリがどう適用されるは、個々の FOSI 特性によって決まる。
カテゴリ継承
fontindentation など、継承可能なカテゴリの欠落している特性の継承。カテゴリ継承は通常、ブロックエレメントに適用される。
CCITT
International Consultative Committee on Telegraphy and Telephony(国際電信電話諮問委員会) の略。この委員会は、FAX などのラスタグラフィックスの作成、格納、伝送の規格を開発した。
CDATA
CDATA は、文書の文字セットの範囲内で宣言された文字で構成されるテキスト。埋め込みエンティティまたは文字参照はデータ文字として扱われ、パーサーで解決されない。
CGM
コンピュータグラフィックス (Computer Graphics) のメタファイル。ベクトルグラフィックスの記述、格納、通信のデバイス独立の規格。
変更マーク
特定のエレメントの出現に対応して、変更マーク領域に表示される縦の線またはバー。
文字データ
CDATA のエントリを参照。
文字コード化
一連のバイトを一連の文字に変換するプロセス。例として、多くの西欧言語に対応するコード化手法である ISO-8859-1 や、ISO 10646 文字セット (UCS) に対応するコード化手法である UTF-8 などがある。
文字エンティティ
画面上に表示できない特別な機能を持つ文字、またはキーボード上にない文字を示すために使われる。たとえば、アクセントマーク、数学記号、およびギリシャ文字など。
文字入力
繰り返す文字を指定するスタイルシートカテゴリ。usetext 反復カテゴリを使用して出力に挿入する。最も一般的な例は、目次のリーダー。
文字セット
それぞれ数字で表され、コンピュータに認識される文字を定義したリスト。例として、0~127 を使用して英文字を表す ASCII や、65,000 以上の文字を一意に表す Unicode などがある。
特性
カテゴリ内での書式仕様。属性に相当する FOSI コンセプト。たとえば、テキスト区切りカテゴリは開始行と終了行の特性を持つ。
文字リスト (charlist) 継承
すべての継承カテゴリ内で欠落しているすべての特性の継承。文字リスト (charlist) 継承は、インラインエレメントおよび擬似エレメントに使用される。
文字サブセット (charsubset)
Arbortext Editorstyle set と呼ばれる Output Specification の用語。スタイルセットには、1 つまたは複数の書式化カテゴリが含まれており、任意の数の e-i-c に適用できる。スタイルセットが変更されると、それを参照するすべての e-i-c が変更を受け取る。
CJK
中国語 (Chinese)、日本語 (Japanese)、および韓国語 (Korean) を示す頭文字。
照合
索引で使用される並べ替え順。
列見出し
表の一番上に表示され、下に一覧された特定の情報のタイトルとなる列またはグループ列。表が、複数の組版したページにまたがる場合、各表ページの上部に繰り返し見出しが付く。
列ビュー
構造的なビューと、行と列からなる一覧を結合した Arbortext Editor の文書ビュー。スプレッドシートに似ており、属性値の表示と編集が可能。
印刷物の垂直セクション。
COM
(Component Object Model の略) Application Program Interface (API) がサーバープログラムによってエクスポートされ、同じプロセスまたは別のプロセスでクライアントプログラムに使用されることが可能である Microsoft Windows メカニズム。
コマンドライン
Arbortext Editor の編集ウィンドウの下部に表示されるフィールドで、ACL 構文コマンド実行用の基礎プログラムへの伝達ポイントとして機能する。ファイル操作、メニューのカスタマイズ、およびキーボードショートカットの作成は、すべてここから実行できる。
コメント
役立つ情報のテキストを文書に挿入する手段。コメント内のテキストは、組版されたまたはプレビューされた出力には含まれない。
コンパイル
最小のスタイルシート (.xsl) ファイルを含め、特定のマシンで読み取り可能なファイルが文書型ディレクトリ内で作成されるプロセス。
完全性チェック
文書型で規定されているすべてのコンポーネントが文書に含まれていることを検証する。Arbortext Editor「完全性チェック」ツールは、完全性エラーの一覧を提供し、選択候補が 1 つのみの場合は欠落しているエレメントタグを自動的に挿入する。
コンポーザ
文書の組版を担うオブジェクト。パラメータのセットによって制御され、SAX フィルタパイプラインとして実装される。これは、コンポーザ設定ファイルによって指定される。
コンポーザ設定ファイル
組版プロセスの定義と制御に使用される XML 文書。"Composer" 文書型 (Arbortext パス/doctypes/composer/composer.dtd) に適合する。この文書には、コンポーザパラメータ、フィルタリソース、および処理シーケンスを定義するセクションが含まれている。コンポーザ設定ファイルには、.ccf 拡張子が付く。
条件
テキスト書式を指定するための条件を設定する FOSI <att> 仕様。通常は、属性、ACL 関数、環境変数の値、ACL 関数の戻り値、または FOSI 変数の値を使用する。
設定する
ソフトウェア機能の配置をカスタマイズすること。通常はシステム管理者によって行われる。
conref
「コンテンツ参照」を参照。
コンテンツモデル
指定したタイプの別のエレメントが含まれる可能性があるのはどのタイプのエレメントかなど、エレメントの順序および組み合わせを指定する SGML または XML エレメントタイプ宣言の一部。
コンテンツ参照
DITA アーキテクチャの機能。エレメントのコンテンツを、現在のトピック、または同じコンテンツモデルを使用している同様のトピック内の同等エレメントのコンテンツに置き換えることができる。
コンテキスト
全体の文書構造内で周囲のエレメントを基準としたエレメントの特定の位置付け。
コンテキストは、CSS では「セレクタ」と呼ばれる。これに対応する XSL 用語は「パターン」である。
コンテキストチェック
どのようにエレメントが相互に関係するのか、コンテキストについての規則一式を実行する操作 (たとえば、段落は章内に表示されるが、章は段落内に表示できない、など)。文書型スキーマ (DTD) は、文書型のコンテキストチェックを定義する。
コンテキスト変換
エレメントとテキストが、あるコンテキストから別のコンテキストに貼り付けられたときに、正しいコンテキストへの自動変更を可能にする .dcf ファイル内のエレメント。
相互参照
テキスト内で、表、グラフィックス、またはほかの文書を参照すること。属性および属性値は、参照される構造にリンクを確立するために使用される。
CSS
Cascading Stylesheet の略。表示とコンテンツを区別して、フォント、カラー、スペースなどのスタイル情報を HTML 文書に適用するメカニズム。カスケーディングとは、文書が複数のスタイルシートをマージできることをいう。たとえば、文書は、ブラウザ、デザイナー、ユーザーからスタイルシートを取り入れることができる。HTML バージョン 3.2 以降をサポートするブラウザは、CSS もサポートする。
現在のエディタスタイルシート
編集ペイン内の表示を現在制御しており、「エディタビューの印刷」機能によって印刷されるものの書式を制御し、「書式」メニューにあるスタイルシート関連のアイテムに従って作用するスタイルシート。組版印刷用に作成されたスタイルシートを、現在のエディタスタイルシートとして選択することが可能である。印刷スタイルシートを修正するには、そのスタイルシートを現在のエディタスタイルシートとして指定する必要がある。
また、現在のエディタスタイルシートは、現在の印刷スタイルシートとして使用される。ただし、現在の印刷スタイルシートが、「スタイルシートの選択」ダイアログボックスまたは set printstylesheet コマンドを使用して具体的に選択されている場合は除く。
現在の印刷スタイルシート
「組版ビューを印刷」および「印刷プレビュー」機能用に現在選択されているスタイルシート。これは、「スタイルシートの選択」ダイアログボックスまたは set printstylesheet コマンドを使用して変更することができる。「印刷プレビュー」または「組版ビューを印刷」ダイアログボックス内で変更することも可能。
また、現在のエディタスタイルシートは、現在の印刷スタイルシートとして使用される。ただし、現在の印刷スタイルシートが具体的に選択されている場合は除く。現在の印刷スタイルシートが現在のエディタスタイルシートと異なると、印刷スタイルシートは印刷エディタビュー機能に影響しない。現在のエディタスタイルシートは、印刷される場合を含め、エディタビューの書式化を制御する。また、組版出力は、用紙出力以外の目的にも使用されることに注意すること。
DCOM
(Distributed Component Object Model の略) COM と呼ばれる Microsoft Windows メカニズムのバージョンで、クライアントプログラムとサーバー プログラムが同一マシン上で実行されていない場合にプログラムリンクをサポートする。
宣言
一般的に文書の冒頭にあるマークアップ。文書をマークアップするために使用される機能についての情報を提供する。
宣言識別子
段落またはグラフィックなどの特定のタグを識別するために使用される ID 名または ID 番号で、文書内でほかの部分から参照される。
区切り記号
タグ、マクロ、宣言、処理命令などの開始と終了を示すシンボル。たとえば、<doc>, タグの場合、左山括弧 (<) は開始区切り記号、doc はエレメントタイプの名前、右山括弧 (>) は終了区切り記号である。
ディセンダ
ベースラインより下に突き出た小文字の部分。ディセンダのある文字は、g、j、p、q、y の 5 文字である。
記述的マークアップ
システムとは独立した方法で文書内に構造およびほかの属性を記述するマークアップ (ジェネリックマークアップとしても知られる)。
表示式
固有の行に表示される数式。
DITA
Darwin Information Typing Architecture の略。OASIS 標準では、「トピック指向の情報タイプ別コンテンツを開発するためのアーキテクチャであり、作成したコンテンツを再使用したり、シングルソースで利用するなど、さまざまに活用できる。また、既存のタイプとドメインに基づいて、新しい情報タイプの作成と新しい情報ドメインの記述を行うアーキテクチャでもある」と定義している。この標準では、基本のトピック型 (concept、task、reference)、およびトピック参照の収集で使用するマップ文書を対象とした DTD と XML スキーマのセットが規定されている。
ディビジョン
章、セクション、トピック、サブトピックなど、文書の構成要素。
docbase
文書データベース (Document Database) の別名。
文書
一連の文字で示され、物理的なエンティティ構造と論理的なエレメント構造で作成された、1 つの構成単位として扱われる情報の集まり。
文書バースト
コンテンツ管理システム内に保管するため、個々の文書オブジェクトに文書を分割するプロセス。文書のバースト方法の指定は、文書コンテンツとは別に保持される。
文書のコンテキスト
文書の各部分の相互関係。たとえば、タイトルは章の中で最初に現れ、段落はタイトルの後に挿入し、前には挿入しないことなど。
文書データベース
テキスト、グラフィックス、スキャンしたイメージ、およびその他の書式など、あらゆる種類の文書を保管するデータベース。文書データベースは、文書のコンテンツおよび文書の制作者、主題、作成日などの文書情報を保持します。
文書のデータベースオブジェクト
文書データベース内に保存されている文書、文書の一部、グラフィック、またはその他の文書のコンポーネント。
文書のデフォルト
ほかに書式化が指定されていない場合に使用される、テキスト用のデフォルトの書式化仕様。Output Specification では、docdesc と呼ばれる。
文書マップ
文書の構造ビュー。
文書構造
文書エレメントから成る文書のフレームワーク。
文書のスタイルシート
文書ディレクトリ内での場所とその名前に基づいて、特定の文書のみに自動的に関連付けられるスタイルシート。その特定された文書の名前と一致する。
文書型
文書型宣言内のキーワード DOCTYPE に続く名前。
文書型アプリケーション
文書型定義 (.dtd) に関連付けられたファイル一式。.dcf.xsl.fos.xml.sgm など。
文書型設定ファイル
文書型をカスタマイズするために使用される XML 文書。文書型設定 DTD (Arbortext パス/doctypes/dcfdtd/dcfdtd.dtd) に適合する。文書型設定ファイルのセクションで、エレメントのデフォルト表示をオーバーライド、文書型を「新規作成」ダイアログボックスに追加、およびスペルチェック時にスキップするエレメントを指定する。これらのファイルは、<文書型名>.dcf という形式で名前が付き、文書型と同じディレクトリに保存される。
文書型宣言
定義された文書型全体を宣言する (memo、letter、または book など)。文書の構造を定義する宣言セットや DTD のシステム識別子または公的識別子などの情報を提供する。予約された名前 DOCTYPE によって取り入れられる。
文書ユーザーリスト
変更の追跡が有効になっている間に文書を修正したユーザーのリスト。文書ユーザー リストは (リスト内の各ユーザーのプロパティとともに)、文書内に保存される。
DOM (ドム)
(Document Object Model の略) SGML または XML 文書を調べて修正するための、標準準拠の言語中立インタフェース。
DOM 文書オブジェクト
Arbortext Editor 文書を示す DOM オブジェクト。
DOM ID
ACL で DOM オブジェクトを識別する一意の整数。
DOM オブジェクト
文書や、タグのペアまたはテキストのブロックなど、文書の一部を示す明確なエンティティ。DOM ノードとしても知られる。1 つの DOM オブジェクトに、ほかの DOM オブジェクトが含まれることがある。たとえば、文書にエレメント (タグ) が含まれており、そのエレメントにほかのエレメントとテキストが含まれることがある。
DTD
Document Type Definition の略。DTD では、SGML または XML に構文が用意されているマークアップの語彙を指定および定義する。DTD は、エンティティ、エレメントタイプ、属性リスト、および記法の宣言一式から構成され、それらの組み合わせによって文書の構造が決まる。DTD には DTD セットが含まれており、文書型の構造と DTD セット内で定義されたエレメントタイプの一義性 (意味) についての情報を定義する。
DTD ビューア
文書の構造を表示するウィンドウからなる編集ツール。このツールを使用して、有効な場所にマークアップを挿入する。
e-i-c
コンテキスト内のエレメント (element-in-context) を意味する FOSI の用語。たとえば、chapter エレメント内の title エレメントは、figure エレメント内の title エレメントとは異なる e-i-c を保持することができる。title のコンテキストは、それぞれの場所に応じて異なる書式を設定できることを意味する。
編集ペイン
Arbortext Editor で文書を作成および編集するためのメインの作業領域。編集ウィンドウとも呼ばれる。
エレメント
文書を構成するデータ要素。エレメントタイプとは異なり、エレメントは抽象型ではない。
エレメントタイプ
類似特性を持つエレメントのクラス。共通のタイプのエレメントすべてが同じ属性セット (ただしそれぞれの属性値は異なる) を持つ必要があり、エレメントに含まれる従属エレメントや生データ文字列の種類、およびその順番において、同じ制限に従わなければならない。
エレメントタイプ宣言
特定の文書型のどの文書にも現れるエレメントタイプを宣言し、エレメントの現れる順序を宣言する。
エレメントタイプ名
エレメントタイプに付いた名前。エレメントタイプ名は、開始タグと終了タグの区切り記号の内部に表示される。
Em-スペース
活字サイズの四角と同じ大きさのプロポーショナルスペース。通常、m の文字と同じ幅で、プロポーショナルフォントでは最大の字幅。6 ポイントのフォントの場合 em-space は 6 ポイントの幅になり、18 ポイントのフォントの場合は 18 ポイントの幅になる。
entity
1 つの構成単位として参照される独立型のデータの 1 つ。エンティティは、常用文や DTD セットなどのテキストを含むことができる。エンティティは、文書内で頻繁に繰り返される文字、フレーズ、段落を組み込んだり、別の構成単位の情報 (たとえば、グラフィックスまたは外部ファイルなど) を取り込むための簡単な方法を提供する。システム内で、1 つの文書をいくつかの部分に分け、それぞれ別の場所に保存することが可能。
エンティティ宣言
文書内で使用可能なエンティティを宣言する。DTD で、宣言はキーワード ENTITY によって識別される。以下の 2 種類のエンティティ宣言がある。
一般エンティティは、文書内に表示される代替を指定し、マークアップを含むまたは含まないテキスト文字列を保存する。一般エンティティは、開始区切り記号としてアンパサンド (&) で識別される。
パラメータエンティティは、DTD 内で発生する代替を定義し、大抵エレメント名または属性定義の文字列を保存する。パラメータエンティティは、開始区切り記号としてパーセント記号 (%) で識別される。
エンティティ表示
定義済みのエンティティをタグまたはテキストとして編集ウィンドウに表示するかどうかを決める。
エンティティ参照
エンティティは、文書のマークアップ内で生じる参照によって結合される。エンティティ参照は、文書内の特定の位置で使用するエンティティのリクエストである。エンティティは、文書内または外部であらかじめ定義されている必要がある。
列挙
自動ナンバリングを行うスタイルシートカテゴリ。
展開
全文編集のため、画面上にタグに囲まれたコンテンツを表示すること。
外部エンティティ
後に続く参照用のエンティティを識別する宣言とは別に存在する外部のエンティティ。
外部サブセット
DTD セットであり、DTD の公的識別子またはシステム識別子によって、文書型宣言内で参照される。
ファイルエンティティ
参照により文書内に含まれた外部ファイル。
fillval
これは、Arbortext Editor で Use Value と呼ばれる Output Specification の用語。Fillval は、書式化特性の値またはテキストとして文書内の属性の値を使用する。たとえば、文書属性が、列の数を指定するスタイルシート内で使用される、または pubno 属性が、ページフッター内で公開番号として出力される。
フィルタ
入力データストリームを出力データストリームに明確な方法で加工するプログラム。組版パイプラインのステージとして使用できるように設計されている。単純フィルタは、一部のエラー状況を除き、いかなる入力または出力も行わない。組版フィルタ内で処理されるデータは一連の SAX イベントとして示される。
浮動
元の文書で配置された場所以外にテキスト、グラフィック、および表を移動 (浮動) できる FOSI 特性。この目的は、空白を減らし、連続したテキストフローを維持することです。
フォーカス
アクティブな場所。2 つのウィンドウが開いている場合、カーソルのあるウィンドウがフォーカスになっており、キーボードからコマンドを入力すると、そのウィンドウに反映する。Alt を押すと、メニューバーにフォーカスが変わり、矢印キーを使用してプルダウンメニューを選択できるようになる。
フォントファミリ
ある特定の書体の完全な文字セット。
フォントの拡大
画面上のテキストやタグのサイズを拡大または縮小すること。この設定は、文書の書式に影響を与えず、オンライン表示のみに影響する。
書式設定済み出力
スタイルシートの書式での出力。インプットファイルは変更されずに残る。書式設定済み出力は、組版出力とも呼ばれる。
FOSI
Formatting Output Specification Instance の略。所定の文書型の全文書のスタイルシート。FOSI には、文書内のすべてのエレメントの書式化情報が含まれている。
フレームセット
文書を表示する際のブラウザウィンドウの外観を定義する。フレームセットには、スタイルシート、フレームセットグラフィックス (ボタンや中点など)、サイトに移動するためのスクリプト、HTML ファイル、およびコンテンツ固有のグラフィックスが含まれる。
Ftree
出力独立の書式化構造を定義する文書を示す、内部ツリーデータ構造。ftree ノードと呼ばれる書式化構造は、FOSI などの文書に適用されたスタイルシートから派生した属性を持つ。
一般化
特殊化された情報タイプまたはドメインを、その派生元である情報タイプまたはドメインに関連付ける DITA プロセス。
汎用マークアップ
実行予定の視覚的な機能の最終的な表示は指定せずに、段落、見出しなどの識別されたエレメントを指定するプロセス。明示的タグ付けとしても知られる。
生成テキスト
文書が発行されるときに、その文書型のスタイルシートによって自動的に出力される定義済みテキスト。生成テキストは、リストカウンタ、セクションナンバリング、目次、および索引から構成される。
ジェネリック識別子
エレメントのタグ名。
階層構造
文書のエレメント間の下位および上位の関係の論理構造。
ハイフネーション
行端揃えの目的でテキストの行末で単語を分割する処理。
インデント
Arbortext Editor でブロックエレメントの左マージン、右マージン、および最初の行の水平位置を指定するために使用する FOSI カテゴリ。
索引
文書内の情報への代替アクセスポイントを提供する並べ替え一覧。索引は、情報が表示される順番において目次または説明図一覧とは異なる。目次および説明図一覧は、文書に提供されるとおりの情報を反映するが、索引は情報への代替アクセスポイントを提供する。
索引エントリ
索引を作成する個々のトピックロケータペア。トピックは索引アクセスポイントである。紙上では、ロケータは大抵特定のページを示す数字のこと。オンラインでは、ロケータはほとんどの場合がハイパーリンクである。
索引グループ見出し
検索の効率を上げるために索引に登録されているセクションの見出し。例として、A-CIntel 286-Intel 4861-99 がある。アルファベット文字だけでなく、数字と記号がグループ見出しになることもある。
継承
欠落した書式化特性を親エレメントから受ける手段。継承には、文字リスト (charlist) 継承とカテゴリ継承の 2 種類ある。
インラインエレメント
行を開始または終了しないエレメント。一部のカテゴリはインラインエレメントに適用しないことに注意すること。
インライン式
区切り垂直スペースを伴わないテキストフローに現れる数式。
インスタンス
マークアップとテキストから成る文書自体を指す XML 用語。
高度なグラフィック
メタデータを備えたグラフィックであり、対話型コミュニケーションが可能。対話型コミュニケーションには、ホットスポットの追加、ユーザー操作 (イメージの一部の回転や選択など)、ソフトウェアによって生成されたアニメーションの表示などがある。高度なグラフィックは Arbortext Editor の組み込みビューアに表示され、グラフィックの表示を変更できるツールバーを備えている。高度なグラフィックに事前定義のビューを保存して、リンクすることもできる。高度なグラフィックの例として、Arbortext IsoDraw 用の ISO グラフィック形式がある。
内部サブセット
外部 DTD での宣言以外の宣言を含んでいる文書型宣言の一部。
内部ユーザーテーブル
Arbortext Editor のセッションで認識されているユーザーおよびユーザープロパティのテーブル。
ISO
国際標準化機構 (International Organization for Standardization) の組織名。頭字語ではない。
ISO 8879
ISO (International Organization for Standardization: 国際標準化機構) によって、SGML(Standard General Markup Language) に割り当てられた規格番号。
Java Beans
自己記述型プラグプレイの Java コンポーネント用の仕様。Arbortext Editor では、Java Beans をサポートしていない。
Java クラスパス
Java クラスを検索するために使用する Java 仮想マシンのディレクトリ一覧。
Java Native Interface (JNI)
ネイティブコード (つまり C、C++) および Java コードをアプリケーションに組み込むための Java プラットフォームの機能。Arbortext Editor では、この機能を使用して Java インタフェースをサポートしている。
Java 基本データ型
Java 変数の (Java で) 宣言された型。boolean、byte、char、double、float、int、long、short の 8 つの基本データ型がある。
Java リフレクション
Java クラスとメソッドの機能をランタイムに解析する Java プログラム。
Java Runtime Environment (JRE)
Java プログラミング言語で記述されたアプリケーションを実行可能にするプログラムとファイルのセット。JRE バージョンについては、Arbortext Editor、Arbortext Styler、および Arbortext Architect のリリースノート を参照。Java Runtime Environment は、http://java.sun.com の Web サイトから入手できる。
均等配置
それぞれの左と右のマージンが整列するための、行上のテキストおよびスペースの配列。
保持
列またはページの境界を越えたエレメントの分割を制御および禁止するための条件。
タブセット
テキストの配置を指定する "タブ停止" を FOSI 内で定義すること。
カーニング
文字ペア間のスペースの数を減らして外観を向上させること。
キー割り当て
キー (例 : F1) またはキーシーケンス (例 : Ctrl+D) を押すことによって実行されるようプログラム化されたコマンド。
Latin1
追加文字とシンボルを使用できるよう ASCII の拡張として開発された 8 ビット (1 バイト) コード。
リーダー
目次のリーダーなど、活字の行にある大きなギャップを目で追うための先導として使用される反復文字。
先頭のスペース
テキスト行のベースラインの間のスペースの量。
リンク
リンクは、文書内および Web 上の宛先を参照するエレメント。リンクエレメントは、文書型の .dcf ファイル内で定義される。
リンクターゲット
リンクターゲットは、リンクの宛先となる、現在の文書あるいはローカルまたは Web ベース文書の URL 内の場所。リンクターゲットエレメントは、文書型の .dcf ファイル内で定義される。
ローカルスタイルシート
同じディレクトリ内にある所定の文書型のすべての文書と自動的に関連付けられるスタイルシート。文書型はファイル名に基づき、ある規定に従って決められる。
マーク区間
条件付き処理にタグ付けされた Arbortext Editor 文書の一部。
マークアップ
SGML、XML、および HTML で文書エレメントのコンテンツの構造をマークするために使用する識別子で、一般にタグのペアまたは 1 つのタグで編集ウィンドウ内に示される。これには処理命令も含まれる。
マークアップ宣言
他のマークアップをどのように解釈するかを制御する命令文。宣言は、エンティティを定義したり、文書の正式な構造定義を作成するために使用できる。
メタデータ
保存されるべきデータの情報だが、書式化の際には通常、文書の一部にならない。例として、改訂履歴情報や制作者名などがある。
ニーモニック
ダイアログアイテムのラベルに選択されている文字または桁。ユーザーが、ニーモニックに対応するキーを押すか、Alt+key の組み合わせを押すとすぐに、入力のフォーカスがニーモニックに関連したダイアログアイテムに移動する。ニーモニックは、ユーザーがキーボードを使用して所定のダイアログアイテムに移動するためのすばやい方法を提供する。
名前付きカラー
RGB 数値の代わりのカラー属性値として使用される名前。有効な Arbortext 名前付きカラーは、aquablackbluebrowngray1gray2gray3gray4gray5greenlimemaroonnavyoliveorangeredtealwhiteyellow、および violet。(下位互換性のため、graygray3 の同義語と見なされる。)名前付きカラーは、UNIX と Windows の表示で異なって最適化されるため、一部の名前付きカラーのデフォルト RGB 値は、2 つのプラットフォーム間で異なる。
非反復カテゴリ
FOSI で、所定のエレメントに 1 回だけ適用できるカテゴリ。非反復カテゴリには、fontleadinghyphenation が含まれるが、これらに限らない。非反復カテゴリが 2 回以上指定された場合、最後に指定した値が使用される。
記法 (または記法宣言)
コンテンツが標準データ文字で構成されていないと、記法宣言はそのコンテンツをどのように処理するかを処理システムに伝える。文書内で使用できるアイテムを宣言する一方で、文書固有の記法を保存する。
出現
エレメントの "出現" (1 つの親の中での相対的な出現位置) に基づいて書式を変えることができる。Arbortext Editor では、認識される "出現" として firstlastnotfirstnotlastmiddleoneonly、および all がある。各 "出現" に、ほかの "出現" とは異なる書式を持たせることが可能である。たとえば、1 トピックの中で第 1 段落だけはインデントせず、残りの段落はすべてインデントする、などが可能。
オーファン (孤立行)
印刷分野では、段落の先頭行がページ下部から始まっており、同じ段落のその他の行が次ページの先頭に送られる状態。
FOSI で、列の下部にまとまった状態で維持する行数。
出力指定 DTD
Output Specification (OS) MIL-PRF-28001C に基づいた FOSI スタイルシートの DTD。
パレット
Equation Editor のコンポーネントで、一般的に使用されるシンボルや機能の再使用可能なバージョンを含む。各ユーザーの環境設定に従ってカスタマイズすることが可能。
パラメータファイルエンティティ
外部ファイルエンティティ。ファイルのエンティティ宣言の参照または他のファイルのエンティティ宣言の参照を可能にする。
パーサー
SGML または XML 宣言を読み取るか仮定し、次に特定のマークアップ規則を確認するために文書型を読み取り、文書が従っているかどうかを判断するコンピュータプログラム。
貼り付けバッファ
切り取ったまたはコピーしたテキストやマークアップが保存されている、一時電子格納エリア。一部のソフトウェア製品では、このエリアをクリップボードと呼ぶ。
PCDATA
Parsed Character Data の略。すべての埋め込みマークアップが解決されていることを確実にするためにパーサーがチェックするテキスト。
PDF
Portable Document Format の略。Adobe Acrobat Reader などのアプリケーションを使用して、書式化された文書のクロスプラットフォームの表示を可能にする Adobe ファイル形式。PDF ファイルは、フォント、カラー、グラフィックスなどのソース文書の書式化を維持する。
PDL
Page Description Language の略。テキスト、グラフィック、サンプル画像を含むページの表示の外観を記述するプログラミング言語。組版システムと表示システム間で文書の高レベルなデバイス独立の記述をやり取りするために使用される。
変更予定
変更の追跡がオンの場合に追跡される、および許可/拒否されるテキストまたはマークアップの追加や削除。
永続的なファイル名
文書を Web 用に組版すると文書内の各セクションに一貫して割り当てられる名前。使用される名前は、Arbortext Styler スタイルシート、または各セクションに挿入された処理命令タグによって決まる。文書がパブリッシュされると、各セクションが HTML ファイルとして保存される。
パイカ
垂直測定の表現に使われる印刷単位。1 パイカ=12 ポイント。
パイプライン
いくつかのステップでタスクを実行する一連のフィルタ。各フィルタは、入力を受けて出力を生成し、パイプライン内で次のフィルタ (枝分かれしている場合は複数のフィルタ) に移動する。パイプラインは、コンポーザ設定ファイル (.ccf) によって構成される。実行しているフィルタパイプラインは、明確な入力 (ソース) と明確な出力 (シンク) を持つクローズドシステムである。
ポイント
フォント関連の測定に一般的に使用される非常に小さな印刷単位。Arbortext Editor では、1 インチ=72.27 ポイント。
後のスペース
リーディングと併せてエレメントの後に追加される垂直スペースの量。
書式付き
オリジナルのソースの改行およびスペースを遵守する、現状のままの書式。
前のスペース
FOSI で、リーディングと併せてエレメントの前に追加される垂直スペースの量。
処理命令
アクションを実行するための、固有の言語による処理システムへの命令。他の種類のマークアップとは異なり、処理命令はシステム依存で、大抵アプリケーション依存である。文書を、異なる方法 (たとえば、違うスタイルで書式化するなど) で処理したり、処理命令を無視する可能性のある異なったシステム上で処理する場合、通常は処理命令を変更する必要がある。
プロファイル
あるコンポーネントの対象として適用されるターゲットの訪問者、または特定のアプリケーション (novice または Windows など)。エレメントにすでに割り当てられているプロファイルが適用される。
プロファイルクラス
プロファイルのカテゴリに割り当てられた汎用名 (user level または operating system など)。プロファイルクラスを使用して関連したプロファイルをグループ化する。
プロポーショナルフォント
異なる文字が異なる幅を持つフォント。
擬似エレメント
FOSI では、対応するエレメントが文書型に存在しないコンテキスト内エレメント。擬似エレメントは、書式擬似エレメントまたはプログラミング擬似エレメントに分類される。
公開識別子
特定の書式で公表された文字列。多種多様なシステムにおいて共同で使用するエンティティまたは記法を識別する。
putgraph
FOSI で、エレメントでのグラフィックの自動出力を制御する反復カテゴリ。
水平割付
マージンに関連したテキストブロックの水平位置合わせ。左揃え、右揃え、左ラグ、右ラグの 4 種類の水平割付がサポートされている。FOSI 水平割付値は、xml:space 属性を使用してエレメントを持つ XML 文書内でオーバーライド可能。
Quickmark
Quickmarks は名前がなく、文書につき一度に 1 つと制限されていることを除いて、ブックマークと同じ。
RCDATA
置換可能な文字データ。テキストおよびエンティティのみ含むことを意味する。
参照識別子
ほかの場所で使用されるタグ ID を示すのに使われる ID 参照名。たとえば相互参照時、Arbortext Editor はタグ宣言された識別子 (ID) を使用して、指定されたタグ ID を見つける。Arbortext Editor は参照されている識別子名を適切なタグにマッチングする。
領域
領域は、region エレメントによって定義される、ページ上の長方形のエリア。領域は、印刷または PDF などの組版出力として表示され、FOSI または XSL-FO スタイルシートのページレイアウトの一部として定義される。その属性は、コンテンツ、サイズ、位置、方向などの特性を指定する。FOSI で、pagespec または rectopg, versopg, rectobb, versobf, and blankpg の一部として領域を定義できる。XSL-FO では、領域は fo:region-start および fo:region-end など、領域オブジェクトの 1 つとして定義される。
正規表現
検索時に使用される。これは特殊な文字で共通のプロパティを持つテキスト文字列のワイルドカードとして機能する。
関連表
関連トピックを識別するために使用する、DITA マップの特殊な表。
reltable
「関連表」を参照。
繰り返しカテゴリ
FOSI で 2 回以上指定できるカテゴリ。繰り返しカテゴリには、テキスト使用テキスト保存規則、および列挙が含まれるが、制限されていない。
リポジトリアダプタフレームワーク
複数のコンテンツ管理システム (CMS) アダプタで共通な動作を実装しているソフトウェア層。個々のアダプタは、フレームワークを拡張することにより、その特定の関数や機能を提供する。
解決された文書
DITA マップから生成される中間 XML 文書。そのマップで参照しているすべてのコンテンツが含まれる。解決された文書は、スペルチェック、検索/置換、スタイルシート開発などの操作で使用できます。
リソースマネージャ
DITA 文書に新しいコンテンツを挿入したり、既存のコンテンツを修正したりするためのタブを備えた Arbortext Editor ダイアログ。リソースマネージャでは、トピック参照、コンテンツ参照、イメージ、リンク、相互参照などを挿入できます。
RGB 指定
色を定義する赤 (red)、緑 (green)、青 (blue) (RGB) 輝度値を指定する 3 つの 16 進数文字列。各値は、0~FF (10 進数 0~255) の範囲の 2 桁の 16 進数。ここで、0 は最小輝度 (0 または 0%) で、FF は最大輝度 (255 または 100%)。たとえば、#00AAFF は、00 (0 または 0%) の赤コンポーネント、AA (170 または 66.67%) の緑コンポーネント、FF (255 または 100%) の青コンポーネントを持つ色を指定する。
行優先順序
表内で、行優先順序は、表の左上のセルで始まり、左から右へ水平方向に進む。行の終りで、次のセルは下の行の一番左のセルで、その後左から右に続く。最後のセルは、表の右下セル。
サンプル文書
デモ文書とも呼ばれる。マークアップとテキスト両方を含む文書型に基づいた文書。
テキスト保存
FOSI で、文書内のほかの部分の出力用のエレメントコンテンツ、属性値、生成テキストを保存する反復カテゴリ。
SAX
Simple API for XML の略。SAX はイベントベースの API である。したがって構文解析イベント (開始エレメントおよび終了エレメントなど) をコールバックを通してアプリケーションに直接レポートする。アプリケーションは外部ツリーを処理しない。その代わりに、startDocument や startElement などの異なるイベントを処理するハンドラを実装している。
SDATA
CDATA の変形である SDATA は、システム依存のエスケープコードを意図的に許可する。これには、以下の 2 つの効果がある。
このデータがおそらくポータブルでないことを警告する。
"S" は、このデータが異なるプロセスを必要としていることをパーサーに伝える。
serif
特定のフォントでストロークの末端と交差する線。一部のフォントファミリーは serif フォントで、その他は Sans serif。
SGML
Standard Generalized Markup Language の略。書式に関係なく文書のコンテンツをマークアップするための国際規格。このため、システムや処理への依存関係がなく、ポータブルなマークアップ言語が実現している。
ショートカットメニュー
マウスの右クリックでアクセスする。この短縮されたメニューには、現在のカーソル位置に特有の、頻繁に使用される操作が含まれている。
シンク
パイプライン以外で (DOM 文書や HTML ファイルなどの) 出力を生成する組版パイプライン内のフィルタ。ピュアなシンクは、SAX 出力を生成しない。シリアライザーとも呼ぶ。
小型英大文字
最初の大文字のサイズより、フォントの x ハイトに対するサイズに近い大文字。
特殊化
既存のタイプとドメインに基づいて、新しい情報タイプを作成し、新しい情報ドメインを記述するための DITA プロセス。
specval
Arbortext Editor で Test Value と呼ばれる Output Specification 用語。Test Value は、適用する属性を決めるために文書内の属性の値をテストする。たとえば、FOSI は、属性が草案または最終に設定されているかテストして、それに応じて行スペースを調整することができる。
構造編集
文書の構造を作成する文書タグを編集すること (たとえば、挿入、変更、削除)。
構造エディタ
相互の内部でネストする開始タグと終了タグを供給するエディタプログラム。このようにしてコンテキスト規則の実施を可能にする。
スタイル
識別されたエレメントに適用されるテキスト書式。FOSI 用語では、e-i-c。
フォント (またはインライン) スタイルは、フォントのファミリー、形状、太さなどのテキスト外観特性を制御する。パラグラフ (またはブロック) スタイルは、前または後スペースのパラメータを制御する。スタイルには、"コンテキスト"、スタイルの基準になるプロパティのセット、場合によっては追加のローカルスタイル設定 (e-i-c の文字リスト (charlist) での設定など) が含まれる。
スタイルタイプ
値が "paragraph" または "character" のいずれかになるスタイルのプロパティ。段落スタイルは、前や後に改行 (または段区切りや改ページ) を強制するすべてのスタイルのこと。また、FOSI 用語では、"ブロック生成"。インラインスタイルは、"文字タイプ" であり、直接に文字や記号へ変化をもたらす。
スタイルシート
文書の外観を決定するスタイル設定の集まり。Arbortext Editor で使用される汎用タイプのスタイルシートには、アプリケーション、文書、ローカル、現在のエディタ、現在の印刷が含まれている。
スタイルシート ID 処理命令
適用するためのスタイルシートのタイトルと組版タイプを定義する、FOSI または XSL スタイルシート内の処理命令 (PI)。組版タイプは、スタイルシートを選択できる組版ダイアログボックスと、ダイアログボックス内に表示されるタイトルを決定する。DOCTYPE 宣言の後、ただし最初の文書エレメントの前に PI が定められる。
XSL ファイルでは、以下のフォームをとる。
<?APT StylesheetID Title="title" CompositionTypes="..."?>
FOSI では、以下のフォームをとる。
<APT StylesheetID Title="title" CompositionTypes="...">
抑制
エレメントコンテンツを文書に出力するかどうか制御する、FOSI 内の非反復スタイルシートカテゴリ。
シンボルパラメータ
エイリアス定義内で置換可能なパラメータ。たとえば、$1 は、エイリアス呼び出しの最初のパラメータを指す。
タグ
エレメントのタイプと範囲を識別するために主に使用されるマークアップ文字列のグラフィカルな表示。
タグのペア
マークアップを示し、開始タグと終了タグから成るアイコン。テキストと追加タグをタグペア間に挿入できる。
テンプレート
文書の構築に使用されるエレメントタグの事前定義済みセット。選択された文書型は、文書構造の基盤として使用できるテンプレートの種類を決定する。制作者が新しい文書を作成するための初期文書。完成した文書に必要なすべての基本的なタグを提供する。
テスト文書
Arbortext Architect 内のサンプル文書。文書型をテストすると、テスト文書を編集できるようになる。これらのファイルを使用して、エレメントやテキストを挿入したり、文書型に基づいて文書を構築できる。
テスト値
適用する属性を決めるために文書内の属性の値をテストする。たとえば、FOSI は、属性が草案または最終に設定されているかテストして、それに応じて行スペースを調整することができる。
テキストエンティティ
テキスト文またはフレーズを示すために使用される。テキストエンティティは、繰り返し使用されるフレーズやテキスト (コンピュータ名など)、または変更の可能性があるフレーズ (製品名またはバージョン番号) については特に役立つ。
シソーラス
選択された単語の定義、同意語、反意語を提供するオンライン機能。
トピック参照
トピックまたはその他のリソースを DITA マップから参照する、DITA アーキテクチャの機能。トピック参照にその他のトピック参照を含め、ナビゲーションまたは目次用の階層を作成できる。
topicref
「トピック参照」を参照。
トランスフォーマ
SAX 入力を受け取り SAX 出力を制御する変換パイプライン内のフィルタ。一度初期状態が設定されると、ピュアなトランスフォーマは、ほかの入力データを受け取らず、パイプラインの外に副作用をもたらさない。パイプライン内の大半のフィルタがトランスフォーマである。
Unicode
16 ビット単位に基づいた世界の文字コード規格で、ISO/EIC 10646 UCS-2 のとおりにこの規格に基づいた国際文字セット。
UNIX
AT&T Information Systems によって開発および商標登録されたオペレーティングソフトウェアシステムで、数多くのさまざまな種類のアプリケーションに対応するよう設計されたコンピュータシステム上で使用される。UNIX は業界標準として認められている。
URI
Uniform Resource Identifier の略。(通常はインターネット上の) オブジェクトを参照するすべての名前とアドレスの一般的なセット。URI の最も一般的な種類は URL である。
URL
Uniform Resource Locator の略。インターネット上のオブジェクトやサーバーの場所を指定するための標準草案。URL の例として以下のようなものがある。
http://www.w3.org
ftp://archive.yoursite.com/archives/graphics/yourfile.gif
https://siteserver:5000/e3/servlet/e3
news:comp.human-factors
Arbortext 製品における URL サポートについては、ファイルを開く、参照する、保存するを参照してください。
テキスト使用
FOSI で、e-i-c で生成テキストを指定するのに使用される反復可能カテゴリ。
値使用
文書内の属性の値を、書式化特性の値またはテキストとして使用する。たとえば、文書属性が、列の数を指定するスタイルシート内で使用される、または pubno 属性が、ページフッター内で公開番号として出力される。
ユーザー辞書
Arbortext Editor の辞書にはない単語を含むファイルで、スペルチェック用のほかの情報ソースと併せてアクセスされる。通常は、カスタム語彙を格納するため、または組織や場所に特有のデータを格納するために作成される。
ベクトルグラフィック
一連の線分によるイメージの表示または格納。
ビュー
高度なグラフィックの事前定義バージョン。そのグラフィック内に保存されている。高度なグラフィックはグラフィックファイル内に複数のビューを定義できます。
仮想 HTML 文書
Ftree から内部 Arbortext Editor 文書に変換された、html DTD に適合する文書。ACL コマンドを使用して、出力前にこの文書を操作することができる。
W3C
World Wide Web Consortium の略。1994 年に設立された国際学術研究機関で、World Wide Web の進化をサポートし、相互運用性を保証する共通のプロトコルを開発する。W3C の Web サイトは、http://www.w3.org
Web 対応のグラフィック形式
Web ブラウザに表示できるグラフィック形式。JPEG や PNG などがある。
Web セーフカラー
Mosaic、Netscape Communicator、および Internet Explorer がブラウザ内で使用する実パレットを作成する、216 色のパレット。このパレットは、クロスプラットフォームな使用を意図して最適化されています。このパレットから色を使用すると、パブリッシュされた文書内の色が、最低 256 種類の表示色をサポートするすべてのプラットフォーム上のブラウザ内に同じ色で表現されるようにできる。(モニタの色の表現方法の違いにより、不一致がいくつか生じることがある。)
WebDAV
"Web-based Distributed Authoring and Versioning" の略。HTTP プロトコルの拡張機能のセットで、リモート Web サーバー上のファイルを編集および管理することにより、ユーザーのコラボレーションが可能になる。WebDAV の概要は、http://www.webdav.org を参照。
Windows Arbortext Publishing Engine および Arbortext Editor ユーザーは、WebDAV 文書を開き、編集し、保存できる。Arbortext Editor の WebDAV 機能を使用するには、アクセス対象のサーバーが WebDAV に対応している必要があります。たとえば、IIS は WebDAV 対応です (インストールされている場合)。Apache は、ModDAV をインストールすると WebDAV 対応になります。
ウィドウ (孤立行)
印刷分野では、段落の最後の行または単語がページの最上部に表示され、同じ段落の前半部分が前ページの最後に表示されている状態。
FOSI で、列の上部に維持する行数。
WML
Wireless Markup Language の略。ブラウザ付きの携帯電話など、小型ワイヤレス機器用のページを記述するための文書型。詳細については、http://www.wapforum.org/ を参照してください。
x ハイト
所定のフォントの小文字 x の高さ。
Xalan
Xalan とは、Apache プロジェクトによって作成された XSLT 処理エンジン。
XML
eXtensible Markup Language の略。Web 上で保存、受信、処理するように設計された SGML の限定型。
XML 名前空間
XML 文書で使用されるエレメント名と属性名を、特定の URI と関連付けることによって区別するメカニズム。
XSL-FO
XSL(eXtensible Stylesheet Language) のバリエーション。書式化オブジェクトを含むスタイルシートを作成するために使用される。XSL-FO スタイルシートは、レイアウトモデルとそのモデルを表現する語彙を定義し、印刷と PDF 文書を作成するために使われる。
XSL
eXtensible Stylesheet Language の略。XML データに構造変換と書式化を適用するスタイルシートを作成するために使用される言語。XSLT 変換言語およびターゲットの FO (Formatting Objects:フォーマッティングオブジェクト) セットから構成される。
XSLT
XSL(eXtensible Stylesheet Language) のバリエーション。XML 文書の変換規則を含むスタイルシートを作成するために使用される。XSLT スタイルシートは、XML 文書のコンテンツを別の XML 文書または HTML 文書に変換する。