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バッチ印刷
「バッチモードプリント」機能には、Windchill の「組織」、または「サイト」領域の ドロップダウンメニューからアクセスできます。「バッチモードプリント」は、ドキュメント、部品、および CAD ドキュメントの ドロップダウンメニュー、製品表現リスト、クリップボード、「サーチ」テーブルツールバーから、またはフォルダビューのオブジェクトを右クリックしても使用できます。
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「バッチモードプリント」は、アクセスする前に Windchill の「プリファレンス管理」ユーティリティで有効にしておく必要があります。詳細については、バッチ印刷のプリファレンスを参照してください。
「バッチモードプリント」 オプションを選択して開始します。
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「バッチ印刷」機能を使用するには、PrinterConfig.xml「Visualization コンフィギュレーション管理」ユーティリティを使用して、サイトのプリンタ設定を含む有効な ファイルを適切な Windchill コンテナに追加する必要があります。「バッチモードプリント」では最初にユーザーの「組織」コンテナで有効な PrinterConfig.xml ファイルを検索します。存在しない場合、「サイト」コンテナを検索します。「製品」および「プロジェクト」コンテナは、「バッチモードプリント」をサポートしていません。続行する前に、PrinterConfig.xml ファイルがあることをシステム管理者に確認します。プリンタコンフィギュレーションオプションの詳細と PrinterConfig.xml ファイルに関する手順については、プリンタコンフィギュレーションを参照してください。
「バッチモードプリント」UI の最初の項目は、「ジョブ名」フィールドおよび「ジョブの説明」フィールドです。
「ジョブ名」フィールドに名前を入力します。「バッチモードプリント」をオブジェクトの「詳細」ページから起動した場合、「ジョブ名」フィールドにはオブジェクトのデフォルト名が表示されます。オプションで、「ジョブの説明」フィールドにジョブの説明を入力することもできます。
「印刷対象アイテムを追加」アイコン をクリックすると、「オブジェクトを検索」ウィンドウが表示されます。ここではコンテキスト、名前、番号、改訂、または作業版数で印刷対象オブジェクトを検索して「バッチ印刷」テーブルに追加できます。
「オブジェクトを検索」機能の詳細については、オブジェクトの検索を参照してください。
「オブジェクトを検索」ウィンドウで「バッチモードプリント」アイテムをサーチした結果を次に示します。
「バッチモードプリント」テーブルに追加するオブジェクトの横にあるチェックボックスをオンにして、「OK」をクリックします。選択したアイテムが、「バッチモードプリント」テーブルに表示されます。
「バッチモードプリント」ウィンドウから実行できる操作と情報について、次に説明します。
バッチ印刷アイコン
次の表に、ウィンドウ上部に表示されるアイコンについて説明します。
アイコン
説明
コピーしたオブジェクトをバッチ印刷テーブルに貼り付けます。
切り取りまたはコピーにより、オブジェクトをクリップボードに取り込んだ後、「選択を貼り付け」操作を実行すると、クリップボードの内容を表示して特定のオブジェクトをバッチ印刷テーブルに貼り付けることができます。
この機能の詳細については、選択を貼り付けを参照してください。
バッチ印刷セッションに含むその他の関連オブジェクトを選択できる「収集オブジェクトを返す」ページに移動します。
収集の詳細については、アドバンスモードでの収集を参照してください。
前述のとおり、「印刷対象アイテムを追加」アイコンをクリックすると、「オブジェクトを検索」ウィンドウが表示されます。ここではコンテキスト、名前、番号、改訂、または作業版数で印刷対象オブジェクトを検索してバッチ印刷テーブルに追加できます。
選択したジョブの印刷オプションを修正できる「印刷オプション」ウィンドウが表示されます。オプションには、「プリンタ」の名前、「レイアウト」 (「表示方向」と「スケール」)、「アドバンス」 (「モノクロ」のオン/オフなど)、および印刷部数を設定する「部数」などがあります。
「テーブル表示オプション」 オプションを「選択したオブジェクトのみを表示」に設定し、横にあるチェックボックスをオンにして選択したジョブのみを表示できます。
バッチ印刷のジョブは、ファイル名、プリンタ、用紙などの詳細を指定してサーチできます。アイコンの横のフィールド内をクリックし、サーチするテキストを入力して、Enter キーを押します。
バッチ印刷の「操作」メニュー
バッチ印刷の「操作」ドロップダウンメニューには、追加のバッチ印刷オプションがあります。
最初の 4 つのアイテムは、上記の「バッチモードプリント」アイコンテーブルで説明した最初の 4 行と同じです。
「アイテムを除去」 オプションは、チェックボックスをオンにしたアイテムを「バッチ印刷」テーブルから除去します。
「印刷を追加」および「印刷を除去」- デフォルトで、「バッチモードプリント」を起動すると、「バッチモードプリント」テーブルにあるすべてのアイテムが印刷ジョブに含まれます。アイテムを選択して「印刷を除去」を選択し、選択したアイテムを印刷ジョブに含まないことを示します。これらのアイテムでは、「含む」列のチェックマークがオフになります。この列については、以降で説明します。「印刷を追加」「バッチモードプリント」ジョブにアイテムを追加します。これらのアイテムでは、「含む」列のチェックマークがオンになります。
「印刷オプション」の選択については、次のセクションで説明します。
「印刷オプション」ウィンドウ
アイコンをクリックすると、「印刷オプション」ウィンドウが表示されます。このウィンドウのオプションのドロップダウンリストの内容は、サイトや特有の設定に応じて PrinterConfig.xml ファイルに定義されています。プリンタコンフィギュレーションオプションの詳細と PrinterConfig.xml ファイルに関する手順については、プリンタコンフィギュレーションを参照してください。
「プリンタ」- 「プリンタ」フィールドには、PrinterConfig.xml ファイルでデフォルトプリンタとして指定されたプリンタが表示されます。ドロップダウンリストに設定済みのその他のプリンタが表示される場合があります。「コメント:」「場所:」、および「用紙トレイ:」設定も、PrinterConfig.xml ファイルで制御されます。これらのフィールドはオプションです。
「レイアウト」- 「レイアウト」フィールドには、「印刷の向き:」(縦または横)、「スケール:」(ページに合わせる、または元のイメージサイズを基準としたパーセンテージで印刷 (100%、75% など) などの設定が含まれます)。
「部数」- このジョブで印刷する部数。
「アドバンス」- 「モノクロ:」設定のデフォルトはオフ (カラー印刷有効) です。このフィールドをオンにすると、ジョブが白黒で印刷されます。
「バッチ印刷」列のアイテム
次の表では、オブジェクトを「バッチモードプリント」テーブルに追加すると表示される、バッチ印刷テーブルの列について説明します。
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各テーブル列で使用できるドロップダウンリストの内容は、サイト特有のものです。前述のように、値は PrinterConfig.xml ファイルによって決定されます。特定の値がドロップダウンリストに見あたらない場合、システム管理者に問い合わせてください。
列名
説明
名前
オブジェクト名を示します。
ファイル名
オブジェクトのファイル名を示します。
製品表現
オブジェクトの製品表現タイプを示します。
サムネイルナビゲーション
オブジェクトのミニサムネイル製品表現が表示されます。ミニサムネイルにカーソルを合わせると、関連オブジェクトの属性情報を表示できるミニ情報ページが表示されます。
このウィンドウで実行可能な操作の詳細については、ミニ情報ページでのサムネイルの管理を参照してください。
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ミニサムネイルとミニ情報ページには、オブジェクトのデフォルトの製品表現が常に表示されています。
含む
この列のチェックボックスをオンまたはオフにして、バッチ印刷セッションから選択したオブジェクトを含めるまたは除外することができます。
プリンタ
この列には、テーブルの各オブジェクトに使用可能なすべてのプリンタのドロップダウンリストが含まれ、テーブルにリストされたそれぞれのジョブで別々のプリンタを選択 (または、同じプリンタを指定) できます。
用紙
選択したプリンタでサポートされる用紙サイズを定義します。
部数
テーブルの各ジョブで印刷する部数を指定します。
スケール
このドロップダウンリストでは、印刷するイメージサイズのオプションのスケール値を選択できます。選択肢には、「ページに合わせる」、元のイメージサイズに対する割合 (%) を小数形式で表示してイメージを印刷する (たとえば 1.00 = 元のサイズの 100%、0.75 = 元のサイズの 3/4)、などがあります。
方向
各ジョブのイメージの方向 (一般には縦または横) を指定します。
バッチ印刷列のオプションメニュー
バッチ印刷列のオプションメニューには、各列の見出しからアクセスできます。列の名前にカーソルを合わせ、 アイコンを選択してメニューを表示します。
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列オプションが淡色表示されている場合、その列の内容には適用できません。
オプション名
説明
昇順に並べ替え
列の内容を昇順に並べ替えます (アルファベット順 A から Z、数値 1 から X)。
降順に並べ替え
列の内容を降順に並べ替えます (アルファベット順 Z から A、数値 X から 1)。
ロック
列をロックして内容を修正できなくします。
ロック解除
列のロックを解除します。
このオプションにカーソルを合わせると、バッチ印刷テーブルのすべての列のエントリが表示されたカスケードメニューが表示されます。このメニューのチェックボックスをオンまたはオフにして、テーブルに表示する列を選択します。(このメニューのデフォルトは、全列表示です。)列の表示が有効でない場合は非表示になるだけであり、チェックボックスをオンにすると再表示されます。
このフィールドでグループ化
現在の列の内容に基づいて、テーブルのコンテンツを表示します。このオプションを選択すると、「グループで表示」チェックボックスが自動的にオンになります。
グループで表示
選択すると、列の表示方法が変更されて列がタイプ別に表示されます。たとえば、「プリンタ」列で「グループで表示」を選択した場合、テーブルのエントリには最初に "Printer_01" に送信されるすべてのジョブが表示され、その後に "Printer_02" に送信されるすべてのジョブが表示されます。
バッチ印刷ジョブのモニタリング
「バッチモードプリント」テーブルを生成し、好みに応じて設定したら、「サブミット」をクリックして選択したジョブを指定したプリンタに送信します。「バッチモードプリント」セッションの進捗は、Windchill のさまざまな場所から「WVS ジョブモニター」アイコン をクリックしてアクセスできる「WVS ジョブモニター」で表示できます。この機能の詳しい説明については、WVS ジョブモニターを参照してください。