Performance Advisor for PTC Windchill の設定

Performance Advisor for Windchill がユーザーの Windchill ソリューションに関する情報を定期的に PTC に送信するように設定できます。

Windchill のインストール中に選択した設定によって、Performance Advisor レポートが生成され、PTC に送信されるかどうかが最初に決定されます。Performance Advisor for Windchill のダッシュボードを使用して、このデータを解析できます。Windchill Performance Advisor (powered by ThingWorx) は、Windchill の展開を監視および管理するためのダッシュボードです。Performance Advisor は、運用に役立つ Windchill のハードウェアおよびソフトウェアパフォーマンスに関する情報を提供します。これによってユーザーは、システムのパフォーマンスを最適化し、エンドユーザーの生産性をグローバルに向上させ、IT サポートのコスト全体を削減できます。

インストール時に「システム情報および診断情報を送受信するように設定」チェックボックスがオンになっていると、次のプリファレンスが「はい」に設定されます。

このプリファレンスを「はい」に設定すると、Windchill は Performance Advisor レポートを定期的に生成し、PTC に送信します。

インストール時に「システム情報および診断情報を送受信するように設定」チェックボックスがオフになっていると、Performance Advisor レポートは定期的に生成されず、送信されません。「Performance Advisor for PTC Windchill」ユーティリティを使用して、Performance Advisor レポートを収集および送信するメカニズムをアクティブ化します。詳細については、Performance Advisor for PTC Windchill ユーティリティを参照してください。

レポートを生成するスケジュールは、commonScheduleQueue キューのエントリとして管理されます。

• Performance Advisor エージェントをインストールして有効にしてから 24 時間が経過すると、有効になっているすべてのレポートが送信されます。

Windchill がキューエントリを使用して定期的なレポートの生成を管理する方法の詳細については、Performance Advisor for PTC Windchill キューの詳細を参照してください。

レポートを送信するには、サービス契約番号 (SCN) が設定され、検証されている必要があります。この番号は、Windchill のインストール中に wt.properties の wt.support.scn プロパティで設定されます。SCN がインストール中に設定されなかった場合は、「Performance Advisor for PTC Windchill」ユーティリティを使用して SCN を設定し、検証します。SCN が設定されていない場合、送信操作は失敗します。

「Performance Advisor for PTC Windchill」ユーティリティから保存した SCN の値が、wt.properties に保存されている SCN と同じではない場合があります。

Performance Advisor レポートの詳細とレポートが保存される場所については、Performance Advisor for PTC Windchill レポート情報を参照してください。

Performance Advisor エージェントは診断レポートを PTC に送信します。エージェントの設定の詳細については、Performance Advisor エージェントを使用した PTC への診断データの送信を参照してください。

「Performance Advisor for PTC Windchill」のプリファレンスを設定することによって、Windchill ソリューションのインストール中に設定されたプリファレンスの初期設定を変更できます。詳細については、「Performance Advisor for PTC Windchill」のプリファレンスを参照してください。