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スタンドアロン Operator Advisor システムの 8.5.0 へのアップグレード
Operator Advisor 8.4.1 および 8.4.3 のシステムから Operator Advisor 8.5.0 へのアップグレードがサポートされています。リリース 8.4.1 より前の Operator Advisor システムからアップグレードする場合、Operator Advisor 8.5.0 にアップグレードする前に、まず Operator Advisor 8.4.1 にアップグレードする必要があります。
Operator Advisor 8.5.0 にアップグレードするには、次の手順を完了します。Operator Advisor の新規インスタンスをインストールするユーザーは、 Operator Advisor の設定に進んでください。
1. ThingWorx インストールをアップグレードします。詳細については、 参照ドキュメントUpgrading to ThingWorx 8.5 を参照してください。「製品」には、「ThingWorx Platform」を選択します。
2. 拡張機能のインポートの説明に従って、拡張機能ファイルをインポートします。
3. ThingWorx サーバーを再起動します。
4. データベーステーブルを更新します。
Postgres データベースの場合、以下のコマンドを実行します。
ALTER TABLE joborder ALTER COLUMN actualstarttime TYPE timestamptz;
ALTER TABLE joborder ALTER COLUMN actualendtime TYPE timestamptz;
ALTER TABLE joborder ALTER COLUMN plannedstarttime TYPE timestamptz;
ALTER TABLE joborder ALTER COLUMN plannedendtime TYPE timestamptz;
ALTER TABLE historicaldata ALTER COLUMN timestamp TYPE timestamptz;
SQL Server データベースの場合、<schema>twschema またはデータベースに使用するスキーマに置き換えて、以下のコマンドを実行します。
ALTER TABLE <schema>.joborder ALTER COLUMN actualstarttime DATETIMEOFFSET;
ALTER TABLE <schema>.joborder ALTER COLUMN actualendtime DATETIMEOFFSET;
ALTER TABLE <schema>.joborder ALTER COLUMN plannedstarttime DATETIMEOFFSET;
ALTER TABLE <schema>.joborder ALTER COLUMN plannedendtime DATETIMEOFFSET;
ALTER TABLE <schema>.historicaldata ALTER COLUMN timestamp DATETIMEOFFSET;
GO
5. 使用するデータベースに対応するデータベース Thing に移動します。PTC.SCA.SCO.PostgresDatabase または PTC.SCA.SCO.MSSQLDatabase
6. 「コンフィギュレーション」で、「JDBC 設定」を使用するデータベースに適した設定にします。
* 
データベース Thing を設定する前に、必要な JDBC ドライバーが ThingWorx に存在することを確認します。ThingWorx は JDBC ドライバーを使用して (SQL Server、MySQL などの) 任意の JDBC 互換データベースに接続できます。また、データベースがファイアウォールの背後にある場合、ThingWorx Edge MicroServer や ThingWorx ホスト/リソースを使用して接続することもできます (OLEDB および ODBC を使用)。データベースに対応する JDBC 拡張機能が ThingWorx に存在しない場合、ドライバーをダウンロードし、/<Tomcat フォルダ>/webapps/Thingworx/WEB-INF/lib にファイルを追加することで、JDBC ドライバーを手動で追加できます。ドライバーをコピーした後で、ThingWorx サーバーを再起動する必要があります。詳細については、ThingWorx ヘルプセンターの JDBC の拡張性 を参照してください。
7. 「保存」をクリックしてデータベース Thing を保存します。
8. PTC.Factory.C_LaunchPointConfigurationThing_[リリースバージョン] Thing に移動します。
9. 「コンフィギュレーション」「DatabaseConfigurationSettings」セクションで、「DBConnection」フィールドが手順 6 で設定したデータベース Thing を指すように編集します。
10. 「保存」をクリックして、起動ポイントコンフィギュレーション Thing を保存します。
11. PTC.SCA.SCO.OAMigrator Thing に移動します。
12. 「サービス」で、アップグレードする以前のリリースに適したマイグレーションサービスを実行します。
8.4.1 からアップグレードする場合は、「MigrateFrom_8_4_1_To_8_5_0」サービスを実行します。
8.4.3 からアップグレードする場合は、「MigrateFrom_8_4_3_To_8_5_0」サービスを実行します。(8.4.3 は制限付きリリースであり、PTC ソフトウェアダウンロードページからは入手できません)
サービス出力枠に「結果なし」と表示された場合は、サービスが正常に完了しています。
13. お使いのソースシステムで、PTC.SCA.SCO.DefaultPreActionValidator Thing または PTC.SCA.SCO.DefaultPostActionHandler Thing に操作前サービスと操作後サービスを追加していた場合は、 操作前および操作後イベントのディスパッチと検証での手順に従って、新しい PTC.SCA.SCO.PreActionValidator Thing と PTC.SCA.SCO.PostActionHandler Thing を複製し、その複製にお使いのサービスを追加します。
14. 8.5 のために MPMLink OData コネクタ Thing (PTC.SCA.SCO.MPMLink_ODataConnector) が更新されました。 MPMLink OData コネクタの設定の説明に従って、更新した Thing の複製を作成して設定します。
16. データベーステーブルを更新します。
Postgres データベースの場合、以下のコマンドを実行します。
ALTER TABLE workdefinitionmaterialspecification ALTER COLUMN occurrencepath TYPE VARCHAR(4000);
ALTER TABLE historicaldata ALTER COLUMN value TYPE VARCHAR(4000);
SQL Server データベースの場合、以下のコマンドを実行します。
ALTER TABLE <schema>.workdefinitionmaterialspecification ALTER COLUMN occurrencepath NVARCHAR(4000);
ALTER TABLE <schema>.historicaldata ALTER COLUMN value NVARCHAR(4000);
17. 8.5 サービスパックリリースにアップグレードする場合には、 8.5 Service Pack リリースへのアップグレードの手順に従います。
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以前のバージョンの Operator Advisor 拡張機能からのデータを保持し続けない場合は、「DropTables」サービスを実行してから、「CreateTables」サービスを実行します。どちらのサービスもデフォルト生産オーダーマネージャ Thing (PTC.SCA.SCO.DefaultProductionOrderManager) の「サービス」の下にあります。