ThingWorx Docker のアップグレード
ThingWorx の新しいバージョンにアップグレードする際には、新しい機能と拡張機能を既存の環境に取り込む方法として、インプレースアップグレードとマイグレーションの 2 つのオプションがあります。インプレースアップグレードでは、通常、ThingworxStorage および ThingworxBackupStorage フォルダを削除したり、ThingWorx をインストールした後でデータとエンティティをインポートしたりする必要がありません。マイグレーションの方が必要な手順は多くなり、データとエンティティを ThingworxStorage フォルダにエクスポートしてから、これらのエンティティとデータを新しいバージョンの ThingWorx にインポートしなければなりません。
物理データベースから Docker データベースへのマイグレーション
物理データベースから Docker データベースにマイグレーションする場合、データをマイグレーションする方法については Microsoft SQL Server または PostgreSQL のドキュメンテーションを参照してください。最適なパフォーマンスを得るためには最良事例のガイドに従うこともお勧めします。
Docker のアップグレード
あるバージョンの Docker を現在使用していて、ThingWorx コンフィギュレーションをサポートするためにアップグレードしなければならない場合、
www.docker.com にアクセスして、Docker のバージョン、そのバージョンの Docker に関するリリースノートおよびガイドを確認してください。
インプレースアップグレードの実行
ThingWorx Docker へのインプレースアップグレードを実行するには、以下の手順に従います。
3. 現在の ThingWorx インスタンスを停止します。
マイグレーションアップグレードの実行
ThingWorx Docker へのマイグレーションアップグレードを実行するには、以下の手順に従います。
3. データとエンティティをエクスポートします。
a. 現在の ThingWorx インスタンスで、ThingWorx Composer から > の順に選択します。
b. 「エクスポートオプション」リストで、「Thingworx ストレージへ」を選択します。
c. 必要に応じて、「データを含む」をクリックします。
d. 「エクスポート」をクリックします。
データおよびエンティティが ThingworxStorage/exports にエクスポートされます。
4. データとエンティティのエクスポートファイルをコピーして安全な場所に移動します。
5. 使用中の拡張機能がないか確認します。
これらは ThingworxStorage/extensions にあります。
6. ThingworxPlatform フォルダ内の既存のライセンスファイルの名前を変更します。
このファイルは、現在のバージョンに応じて、license.bin、license_capability_response.bin、または successful_capability_response.bin のいずれかです。
7. PTC サポートサイトのユーザー名、パスワード、タイムアウト (オプション) が platform-settings.json ファイルの PlatformSettingsConfig セクションに追加されていることを確認します。
"LicensingConnectionSettings":{
"username":"<PTC サポートサイトのユーザー名>",
"password":"<PTC サポートサイトのパスワード>",
“timeout”:”60”
}
これらの設定が間違っている場合や、サーバーが接続できない場合は、ThingworxPlatform フォルダに licenseRequestFile.txt という名前のライセンスリクエストのテキストファイルが作成されます。この場合、ライセンスを手動で作成する必要があります。作成されていない場合、ThingWorx は制限されたモードで起動します。制限されたモードでは、ライセンスエンティティをデータベースに永続化できません。ライセンスエンティティとは Thing、マッシュアップ、マスター、ガジェット、ユーザー、永続化プロバイダのことです。
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手動切断モードのライセンスを設定する際にライセンスの生成に関する質問があるか支援が必要な場合には、PTC テクニカルサポートでケースをオープンしてください。
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8. 現在の ThingWorx インスタンスを停止します。
12. エクスポートファイルを ThingworxStorage/exports フォルダに戻します。
13. プラットフォームにログインします。
14. ThingWorx Composer で > の順に選択して拡張機能をインポートします。
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• Thingworx ストレージからインポートする場合、「コレクションのアクセス許可と組織を上書き」オプションを選択して、サーバー上の設定をインポート内のコレクションのアクセス許可と組織によって上書きします。このオプションが選択されていない場合、デフォルトでは、インポート内のコレクションのアクセス許可と組織が、サーバーですでに定義されているものとマージされます。
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15. ThingWorx Composer で > の順に選択してデータとエンティティをインポートします。次に、「インポートオプション」リストから「Thingworx ストレージから」を選択します。