ダッシュボード
ダッシュボードは、データの整理や視覚化に利用できます。ダッシュボードの実装にはさまざまな用途があります。たとえば、家庭用機器 (サーモスタット、煙感知器、ドアロック) の監視と制御を行うダッシュボードを組み込むことができます。このようなダッシュボードのユーザーは住宅所有者であり、複数のプロパティを監視するために複数のダッシュボードを持っている場合があります。住宅所有者が会社にいる間は暖房の温度を下げる場合、ダッシュボードを使用してこれを行うことができます。
ダッシュボードのもう 1 つの用途は、ビジネスのサービス側にあります。この用途では、保守点検技術者がダッシュボードを使用して履歴データを分析したり、電流データの変化を監視したり、デバイスをリモートで制御したりできます。たとえば、自動販売機の技術者が監視している自動販売機のいずれかがオーバーヒートして危険な状態であることを察知した場合、ダッシュボードからその自動販売機の電源をオフにできます。
どのような用途でも、エンドユーザーはダッシュボードで情報を自在に表示、共有、並べ替えてデータを動的に制御できます。
ダッシュボードを ThingWorx に実装するには 4 つの主要なステップがあります。以下のリンク先セクションで、これらの各ステップについて詳しく説明しています。
2. ガジェットライブラリマッシュアップの作成。これはダッシュボード内にガジェットを追加可能なマッシュアップです。
3. ダッシュボードマッシュアップの作成。これにはダッシュボードウィジェットが含まれ、ガジェットライブラリマッシュアップにリンクしています。
4. 表示とアクセス許可の設定。デフォルトでは、管理者ユーザーとそのダッシュボードを作成したユーザー以外には、ダッシュボードは表示されず、設定できません。これらのアクセス許可は手動で設定する必要があります。表示アクセス許可を設定した場合、ユーザーはダッシュボードの存在を知ることだけが可能になり、CRUD (作成、読み取り、更新、削除) のアクセス許可は付与されません。これを行うには、ランタイムとデザインタイムのアクセス許可を設定することで、ランタイムでのダッシュボードの追加やグループの追加などの機能をユーザーが実行できるようにします。
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