スタイルフィーチャーについて

スタイルは、Creo Parametric に組み込まれている設計環境です。スタイルを使用すれば、フリー形状カーブやサーフェスを素早く簡単に作成したり、複数の要素を組み合わせてスーパーフィーチャーを作成したりできます。スタイルのフィーチャーは、格納できるカーブおよびサーフェスの数に制限がないため、スーパーフィーチャーと呼ばれています。

スタイルのユーザーインタフェースは、自己内蔵型の直感的なモデリング環境であると同時に、Creo フィーチャーの 1 つでもあるため、双方の最良の部分を提供します。真にフリーなスタイルフィーチャーを作成でき、さらに Creo のパラメトリック機能と関連機能を利用できます。

スタイルフィーチャーはフレキシブルです。このフィーチャーには、独自の内部親子関係があり、ほかの Creo モデルフィーチャーも参照できます。

• 単一ビュー環境と複数ビュー環境での作業。複数ビュー環境は、Creo の強力な機能です。一度に 4 つのモデルビューを表示して、作業を行えます。

• 部品およびアセンブリレベルでのカーブとサーフェスの作成。

• 単純なフィーチャーまたはマルチ要素のスーパーフィーチャーの作成。

• 面上線(COS)、つまり、任意のサーフェス上に存在する特殊なカーブの作成。

• 境界からサーフェスを作成。

• サーフェスを任意の数 (2 つ以上) の境界から作成。

• フィーチャーの個々のジオメトリエンティティまたはエンティティの組み合わせの編集。

• サーフェス編集ツールを使用してサーフェスの形状を修正。

• スタイルフィーチャーの内部親子関係の作成。

• スタイルフィーチャーとモデルフィーチャー間の親子関係の作成。

スタイル環境は「スタイル」(Style) タブに存在し、以下の要素で構成されています。

• 「オペレーション」(Operations) グループには、スタイル内でのジオメトリの再生、エンティティの削除、エンティティのリンク解除、ジオメトリの再定義、最後に実行したコマンドの反復、失敗したスタイルフィーチャーの解決、スナップの有効化、スタイルプリファレンスの設定、フィーチャー情報とエンティティ情報の表示、エンティティの抑制、エンティティのレジュームを行うためのコマンドが含まれています。

• 「平面」(Plane) グループには、アクティブデータム平面を設定し、内部データム平面を作成するためのコマンドが含まれています。

• 「カーブ」(Curve) グループには、カーブを作成および編集するためのコマンドが含まれています。

• 「サーフェス」(Surface) グループには、サーフェスを作成、編集、および接続するためのコマンドが含まれています。

• 「解析」(Analysis) グループには、さまざまなタイプの解析を実行するためのコマンドが含まれています。

• 「閉じる」(Close) グループには、変更を保存してカレントのスタイルフィーチャーを終了するコマンドや、すべての変更をキャンセルして終了するコマンドが含まれています。

複数ビュー表示では、上面ビュー、等角投影/斜投影ビュー、正面ビュー、および右側面ビューのいずれかに切り替えるか、または 4 つのビューを同時に表示します。ビューは、ウィンドウで以下のように配置されます。

上面ビュー	等角投影/斜投影/ユーザー定義
正面ビュー	右側面ビュー