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ボリュームの使用
「ボリューム」(Volume) オプションを選択すると、Creo Simulate で 1 つまたは複数のボリュームを選択するよう求められます。次に、モデルの予備処理が開始します。事前処理では、モデル内で既存の要素がサーチされ、モデルのサーフェスとトポロジーがメッシュ可能であるかどうかを判断するためにモデルが評価された後、モデルをメッシュする準備が整えられます。この処理に 30 秒以上必要な場合は、進捗状況を示すメッセージがコマンドエリアに表示されます。要素制限やその他の条件などから、モデルをメッシュできないことがこの段階で判断されると、それを示すメッセージも表示されます。
AutoGEM では、事前処理が完了すると、既存の要素がサーチされ、次のようにメッシュが作成されます。
既存の要素が見つかった場合、これらの要素は保持され、既存の要素を出発点として使用してメッシュの構築が開始されます。
既存の要素が見つからなかった場合、完全に新しい要素のセットが作成されます。
どちらの場合も、AutoGEM は、さまざまな要素の組み合わせを試して、条件に最も適したセットを見つけることにより、要素の最適化を図ります。AutoGEM で作成された要素の個数に関するステータスメッセージは、Creo Simulate で定期的に更新されます。このメッセージにより、AutoGEM の進捗状況を把握できます。時間がかかり過ぎると思われる場合は、処理を中断できます。AutoGEM を中断すべきか判断するために完了ステータスを利用する方法については、AutoGEM の中断を参照してください。
AutoGEM でフルセットの要素が作成されると、要素数の削減が試みられます。AutoGEM を中断してこの段階の処理を完了すると、通常は、要素が 30 から 70% 削減されます。
AutoGEM では、シェル、ビーム、ばね、質量などのモデル化がモデルに含まれる場合、ボリュームが最初にメッシュされ、ソリッド要素が追加されます。次に、シェルメッシュが作成され、最後にビーム、ばねなどが追加されます。必要な場合、AutoGEM は、ソリッドメッシュとシェルメッシュ間を移動して、メッシュの品質条件を満たします。
AutoGEM が正常に完了するか処理を中断した場合は、「AutoGEM のサマリー」(AutoGEM Summary) ダイアログボックスが表示されます。AutoGEM が正常に完了しない場合は、問題を説明するメッセージまたはメッセージボックスが表示され、その情報がログファイルに追加されます。
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