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寸法の整列について
モデルの寸法を整列させることで、寸法が見やすく整理された状態になります。寸法がアノテーション平面と同じ平面上にあるか、アノテーション平面に対して平行な平面上にあって寸法補助線どうしが互いに平行になっている場合、X 方向と Y 方向で寸法を整列させることができます。寸法がアノテーション平面に対して平行な平面上にある場合、Z 方向で寸法を整列させることができます。
X 方向または Y 方向での寸法の整列
X 方向または Y 方向で寸法を整列させると、寸法は選択したすべての寸法の補助線に対して垂直な 1 つの平面に整列します。最初に選択した寸法の位置によって、寸法が整列する平面と補助線の方向が決まります。たとえば、以下の図では、最初に選択した寸法 20.0 によって、寸法が整列する平面と補助線の方向が決まっています。
整列前
整列後 (寸法 20.0 を最初に選択)
整列する寸法の中に角度寸法が含まれている場合、最初に選択した寸法によって、整列後の引出線の位置が決まります。以降に選択した寸法の引出線は、前の寸法の引出線と揃います。たとえば、次の図で角度寸法 90.0、寸法 20.0、寸法 12.0 の順序で寸法を選択した場合、2 つ目に選択した寸法は互いに平行な (ここでは共通の) 補助線をはさんで 1 つ目の寸法と整列します。3 つ目に選択した寸法は 2 つ目の寸法との整列を試み、整列できない場合は 1 つ目の寸法と整列します。
整列前
整列後 (角度寸法 90.0 を最初に選択。灰色の線は説明のためのもので実際には生成されません。)
Z 方向での寸法の整列
Z 方向で寸法を整列すると、Creo Parametric で最初に選択した寸法のアノテーション平面に寸法が移動します。元の配置平面の外に移動した寸法には、Z 方向延長線がモデルに追加されます。たとえば、次の図では、Creo Parametric で最初に選択した寸法 20.0 のアノテーション平面に寸法が移動します。
整列前
整列後 (寸法 20.0 を最初に選択。Z 延長線はソリッドジオメトリビューでは表示されませんが、説明のためにこの図では表示しています。)