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「データムフィーチャーのシンボル」リボンタブについて
「データムフィーチャー」(Datum Feature) は、新規作成したデータムフィーチャーシンボルインスタンスを配置したとき、または既存のデータムフィーチャーシンボルインスタンスを選択したときに表示されるコンテキストリボンタブです。このタブには、選択したデータムフィーチャーシンボルに定義されているすべてのプロパティがリストされます。このタブのコマンドを使用して、選択したデータムフィーチャーシンボルのプロパティを修正できます。
 
*注記 既存のデータムフィーチャーシンボルインスタンスを複数選択した場合、「データムフィーチャー」(Datum Feature) タブは表示されません。
「データムフィーチャー」(Datum Feature) リボンタブには次のグループがあります。
「参照」(References)
「参照」(References) グループのコマンドを使用することで、選択したデータムフィーチャーシンボルを配置するときに使用した参照を制御できます。
「参照」(References) をクリックすると、「参照」(References) ダイアログボックスが開きます。選択したデータムフィーチャーシンボルの作成に使用された参照の詳細が表示されます。選択したデータムフィーチャーシンボルの参照を修正できます。
 
*注記 図面モードでは「参照」(References) のコマンドにアクセスできません。
「ラベル」(Label)
「ラベル」(Label) コマンドを使用することで、データムフィーチャーシンボルのフレーム内に表示されるラベルとして文字列識別子を指定できます。データムフィーチャーシンボルのラベルを指定するには、次の識別子を使用できます。
ASME 規格
ISO 規格
大文字のみの組み合わせ。数字または特殊文字は使用できない。
大文字のみの組み合わせ。数字または特殊文字は使用できない。
1 文字または 2 文字のみ含めることができる。
文字数に制限なし。
I、O、および Q の文字は使用できない。
I、O、Q、および X の文字は使用できない。
指定した識別子は検証され、無効な場合には識別子がハイライトされます。検出された構文的または意味的な間違いに関するメッセージがツールヒントとして表示されます。
ラベルは A...Z の範囲の 1 つまたは 2 つの大文字から構成されている必要があります。この要件を満たさないその他のラベルはすべて、構文的に不正確であると見なされます。1 文字ラベル I、O、Q も構文的に不正確であると見なされます。
 
*注記 部品モードでは、ラベルの検証に加え、ラベルが一意であるかどうかもチェックされます。
「追加テキスト」(Additional Text)
「追加テキスト」(Additional Text) グループのコマンドを使用することで、データムフィーチャーシンボルインスタンスとともに表示される追加テキストを指定できます。どのような英数文字列でも指定でき、追加テキストとしての制限はありません。
データムフィーチャーシンボルの指定したラベルと追加テキストは、画面に水平に表示されます。データムフィーチャーシンボルのフレームを中心として追加テキストの位置を変更するには、「テキスト位置を回転」(Rotate text position) オプションをクリックします。
「表示」(Display)
「表示」(Display) グループのコマンドを使用することで、データムフィーチャーシンボルをジオメトリに接続する引出線の表示スタイルを制御できます。「ストレート」(Straight) または「エルボウ」(Elbow) を選択することで引出線の外観を指定できます。
「ASME Y14.5m-1982 に従って表示」(Display per ASME Y14.5m-1982) オプションを使用して、ASME 規格に従ってデータムフィーチャーシンボルを表示することもできます。このチェックボックスをオンにした場合、エルボウのオプションは使用できません。
「オプション」(Options)
「オプション」(Options) グループのコマンドを使用することで、図面に表示されるモデル駆動のデータムフィーチャーシンボルの位置を制御できます。
「依存」(Dependencies) - このオプションは図面モードでのみ使用できます。モデル駆動のデータムフィーチャーシンボルの位置を指定できます。
「配置位置」(Placement Position) - 選択したデータムフィーチャーシンボルの位置を「モデル駆動」(Driven by model) として指定します。
「接続」(Attachment) - 選択したデータムフィーチャーシンボルの接続点を「モデル駆動の参照」(References driven by model) または「モデル駆動の接続点」(Attach point(s) driven by model) として指定します。
「指定」(Designation) - このオプションは図面モードでは無効になっています。アノテーション要素を制御特性として指定できます。
「指定」(Designate) - 「制御特性」(Control Characteristics) を選択した場合に、選択したデータムフィーチャーシンボルのアノテーション要素を制御特性として指定します。