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コンターの CL データ出力を設定するには
1. 「パラメータを編集」(Edit Parameters) ダイアログボックスで、「カッター補正」(CUTCOM) パラメータを ON に設定します。
2. 「ワークセンター」(Work Center) ダイアログボックスの「出力」(Output) タブページで、「出力点」(Output Point) リストから「工具エッジ」(Tool Edge) を選択します。
3. 「カッター補正レジスタ」(CUTCOM_REGISTER) パラメータの値を指定します。
4. アプローチ/終了移動での「垂直リードステップ」(NORMAL_LEAD_STEP)、「正接リードステップ」(TANGENT_LEAD_STEP)、「角度の測定位置」(ENTRY_ANGLE)、「終了角度」(EXIT_ANGLE)、「リード半径」(LEAD_RADIUS) パラメータに必要な値を指定し、XY 平面上の直線移動を指定することでカッター補正をオンにします。
1 つ目の直線移動でカッター補正がオンになり、出力が工具の中央から刃先に切り替わります。
 
*注記 「カッター補正」(CUTCOM) パラメータが ON になっている場合、円リードモーションを定義する「リード半径」(LEAD_RADIUS) パラメータだけを指定すると、望ましくない工具移動が生じることがあります。正しい出力を得るためには、「リード半径」(LEAD_RADIUS) パラメータとともに「正接リードステップ」(TANGENT_LEAD_STEP) または「垂直リードステップ」(NORMAL_LEAD_STEP) パラメータを指定することで直線リードモーションを追加します。
アプローチ/終了移動での CUTCOM 文の位置を指定するには、「カッター補正アプローチ位置」(CUTCOM_LOC_APPR) および「カッター補正終了位置」(CUTCOM_LOC_EXIT) パラメータを「カッター補正点数」(NUMBER_CUTCOM_PTS) パラメータの値よりも小さい数値に設定します。
 
*注記 ねじ切りで中断されたカットの場合、カットからの終了移動中に「カッター補正終了位置」(CUTCOM_LOC_EXIT) で設定されている位置でカッター補正がオフになり、CL 出力が工具の中心に戻ります。同様に、次のカットへの開始移動中に「カッター補正アプローチ位置」(CUTCOM_LOC_APPR) で設定されている位置でカッター補正がオンONになり、CL 出力が工具の刃先に戻ります。ねじ切りが完成するまで、このシーケンスが繰り返されます。