例: 先頭エッジを使用したタービンブレード加工
タービンブレードの５軸加工では、駆動サーフェスとの接触を維持しながら、曲率が高い領域でも、ツールが常に先頭エッジでカットすることが特に重要です。
1. ５軸軌道ミリング NC シーケンスを作成します。
2. ツールを選択して製造パラメータを指定します。パラメータ LEADING_EDGE_MACHINING を YES に設定します。
3. 「サーフェス」(Surfaces) を使用して自動カットモーションを作成します。
4. 駆動サーフェスを選択します。ツールの側面はこの駆動サーフェスに沿って移動します。
5. 高さサーフェスを選択します。ツールの先頭エッジはこの高さサーフェスに沿って移動します。
6. ツール軸制御を適用してツールパスを調整し、工具接触点をツールのカッター刃先に移動します。特定の位置に軸定義を作成するか、パラメータ「リード角度」(LEAD_ANGLE) および「チルト角度」(TILT_ANGLE) を使用します。
以下の図に示すように、ツールは曲率が低い領域と曲率が高い領域の両方 (タービンブレードの先頭エッジと後続エッジなど) で、先頭エッジで楕円フィレットをカットします。
