例: カスタム穴あけ加工 NC シーケンスの作成

この例では、FDRILL というカスタムサイクルを使用して穴あけ加工 NC シーケンスを作成します。このカスタムサイクルの作成については、前の例のトピックで説明しています (詳細については、「関連リンク」のトピックを参照してください)。

1. 「ミル」(Mill) または「ターン」(Turn) タブで

「カスタム」(Custom) をクリックします。「カスタムドリリング」(Custom Drilling) タブが開きます。

工具リストボックスから工具を選択するか、「工具を編集」(Edit Tools) をクリックします。

の横のリストで、サイクルまたは「サイクルを編集」(Edit Cycles) オプションを選択します。「サイクルのカスタマイズ」(Customize Cycle) ダイアログボックスが開きます。

4. 「サイクルのカスタマイズ」(Customize Cycle) ダイアログボックスの上部のツールバーで

をクリックし、「既存サイクル」(Existing Cycles) リストボックスの「FDRILL」を選択します。右マウスボタンをクリックして、ポップアップメニューの「サイクルを選択して戻る」(Select cycle and return) オプションをクリックします。

「サイクルのカスタマイズ」(Customize Cycle) ダイアログボックスを閉じます。

5. 穴あけ加工のパラメータを指定するには、

をクリックします。

6. 「参照」(References) タブで、作成する穴を指定する方法を選択します。「詳細」(Details) をクリックして「穴」(Holes) ダイアログボックスを開きます。

7. いずれかの選択方法を使用して、作成する穴を指定します。たとえば、「規則: 直径」(Rule: diameters) をクリックし、工具のカッター直径に対応する穴の直径を選択します。「穴」(Holes) ダイアログボックスを閉じます。

8. 「参照」(References) タブの「サイクル参照」(Cycle References) ボックスに、サイクル定義で使用されている参照と変数がすべてリストされます。パラメータの値もリストされます。デフォルトのドリル深さオプションは

「自動」(Auto) であり、開始サーフェスと終了サーフェスが自動的に決定されます。参照 feed surface と変数 new feed に値を割り当てる必要があります。

9. 「サイクル参照」(Cycle References) ボックスで feed surface を選択します。「サイクル参照」(Cycle References) の下のリストから

を選択し、Z オフセット値として -2 と入力します。これは、送りサーフェスが NC シーケンス座標系の XY 平面の 2 インチ下であることを示します。この例では、これは開始サーフェスと一致します (下図参照)。

10. 「サイクル参照」(Cycle References) ボックスで new feed を選択します。「サイクル参照」(Cycle References) の下のリストから

を選択し、30 と入力します。