穴あけ加工サイクルのカスタマイズについて
カスタムサイクル機能を使用して、独自のドリルサイクル構文を開発し、この構文をサイクルの実際のモーションに関連付けることができます。
次の手順でカスタムサイクルを定義できます。
1. サイクルタイプ、キーワード、変数を指定してサイクル構文を構築します。
2. サイクル点を定義して、サイクルの相対モーションを生成します。サイクル点は、サイクル構文定義中に作成される変数を使用して定義されます。変数は、特定の値または製造パラメータを入力して調整できます。
3. 特定のサイクル点にサイクル修正を追加します。修正子はユーザー定義変数または標準の製造パラメータです。
カスタムサイクルを配置するには、「カスタム」(Custom) タイプの穴あけ加工 NC シーケンスを作成し、ツール、パラメータ、穴軸を指定した後、サイクル点の位置を特定して必要な変数とパラメータ値を提供します。
ワークセルの定義または修正時、カスタム穴あけ加工 NC シーケンスの作成時にカスタムサイクルを作成できます。どちらの場合でも、作成されたカスタムサイクルは「ワークセンター」(Work Center) ダイアログボックスの「サイクル」(Cycles) タブページにリストされ、ワークセンターに保存されます。これにより、このワークセンターで作成された「カスタム」(Custom) タイプのほかの穴あけ加工 NC シーケンスが、このカスタムサイクルを使用できるようになります。