彫刻について
彫刻 NC シーケンスは通常の場合、カーブフィーチャーまたは溝フィーチャーに工具を従わせることによって作成されます。工具直径でカット幅が決まり、「溝深さ」(GROOVE_DEPTH) パラメータでカットの深さが決まります。パラメータ「ステップ深さ」(STEP_DEPTH) に「溝深さ」(GROOVE_DEPTH) の値より小さい値を設定した場合、複数のステップ増分で彫刻を実行できます。複数の溝フィーチャーまたはカーブを選択して、1 回の彫刻 NC シーケンスで加工することもできます。
彫刻は 3 軸、4 軸、または 5 軸として指定できます。
3 軸彫刻では、工具の軌道の指定に次の 2 とおりの方法があります。
• ツールが沿って動く参照溝フィーチャーを選択。ツール軸は参照溝フィーチャーが投影されるサーフェスに垂直です。
• たどる 1 つまたは複数のカーブを選択します。カレントの工具軸を使用してカーブに沿って工具を駆動します。グラフィックウィンドウまたはモデルツリーでカーブを個別に選択できます。
5 軸彫刻では、工具の軌道の指定に以下の 3 とおりの方法があります。
• ツールが沿って動く参照溝フィーチャーを選択。ツール軸は参照溝フィーチャーが投影されるサーフェスに垂直です。
• ツールが沿って動くエッジのセットを選択。この場合、工具軸が垂直になる制御サーフェスを選択する必要があります。制御サーフェスは、ツール軌道に選択したエッジの 1 つに隣接するサーフェスである必要があります。ほかのすべてのエッジについては、そのエッジと同じ側のサーフェスが制御サーフェスとして使用されます。
• たどる 1 つまたは複数のカーブを選択します。この場合、垂直サーフェス (工具軸が垂直になる部品のサーフェス) を選択する必要があります。グラフィックウィンドウ、モデルツリー、または
を使用してカーブを個別に選択できます。