可変テキストパラメータについて
通常、注記のパラメータ名の前にアンパサンド (&) を付けた場合、注記は図面でパラメータをサーチし、見つかった場合、パラメータの値を表示します。シンボル内の注記でもこの処理が行われますが、シンボル定義の注記は、図面の注記とは設定が異なります。可変テキストの文字列の値としてパラメータを入力する必要があります。
シンボル定義に前後にバックスラッシュを付けてテキスト注記を挿入 (たとえば \notetext\ など) すると、これらの注記は "可変テキスト" 注記になります。可変テキスト注記は「シンボル定義属性」(Symbol Definition Attributes) ダイアログボックスの「可変テキスト」(Var Text) タブに表示されます。可変テキストとは、可変テキスト注記ごとに値がプリセットされているテキストボックスに、一連の値を入力できることを意味します。たとえば、次のような注記テキストの場合
"Drafter Name \names\,"
「可変テキスト」(Var Text) タブの左ウィンドウに "names" と表示されます。右側領域に従業員名のリストを入力し、インスタンスの配置時にそこから選択できます。インスタンスを配置するときに、「カスタムシンボル」(Custom Symbol) ダイアログボックスのドロップダウンリストから、"Drafter Name" に続く名前を選択できます。(シンボルを選択して、右マウスボタンのショートカットメニューから「プロパティ」(Properties) をクリックしてダイアログボックスを開きます)。
可変テキストのプリセット値として、"&draftername" のようなパラメータも入力できます。図面に "draftername" というパラメータがある場合、シンボル注記はその値を返します。