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寸法公差の値の小数桁設定について
寸法公差の値の小数桁数は、寸法値の小数桁数とは独立に設定できます。最大公差値と最小公差値の両方の小数桁数が同時に設定されます。
デフォルトで、公差の小数桁数は直線公差の設定に従って決まります。公差の小数桁数の値を修正するには、コンフィギュレーションオプション tol_num_digits_default_drivenno に設定するか、「寸法」(Dimension) リボンタブの「精度」(Precision) グループで公差値の小数桁数を指定します。
公差の小数桁数の挙動は、寸法の「寸法を四捨五入」(Round Dimension) の設定に関連する寸法の小数桁数の挙動とほぼ同じです。
限界フォーマットで表示された寸法は、公差値と同じ小数桁数で表されます。寸法フォーマットを基準表示に変更すると、基準値と公差値はそれぞれ設定された小数桁数で表示されます。
角度寸法、分数寸法、デュアル寸法についても、公差値の小数桁数を設定できます。分数寸法では、小数桁数の代わりに最大分母値を設定する必要があります。
詳細オプション dim_tol_lead_trail_zeros を設定して、寸法公差値の整数部ゼロと後続ゼロの表示を制御します。
公差値の小数桁数を変更しても、実際の公差値は変わりません。
上限公差と下限公差
デフォルトで、「寸法」(Dimension) リボンタブの「公差」(Tolerance) グループにある上限のテキストボックスでは公差値の上限にプラス (+) 記号が表示され、下限のテキストボックスでは下限にマイナス (-) 記号が表示されます。
上限のテキストボックスでプラス記号を付けずに公差値を指定した場合、テキストボックスとグラフィックウィンドウに正の値が表示されます。
下限のテキストボックスでマイナス記号を付けずに公差値を指定した場合、テキストボックスとグラフィックウィンドウに負の値が表示されます。
ただし、上限公差に負の値を指定したり、下限公差に正の値を指定したりすることも可能です。
上限公差に負の値を指定する場合、上限のテキストボックスに負の値を入力する必要があります。
下限公差に正の値を指定する場合、上限のテキストボックスに正の値を入力する必要があります。
 
*注記 図面単位がメートル法に設定されている場合、ゼロの値を持つ公差は詳細オプション lead_trail_zeros または dim_tol_lead_trail_zeros の値にかかわらず、後続のゼロなしで表示されます。