詳細図面 > 図面のアノテーションの作成 > モデルの寸法配置 > 寸法の挿入 > 実寸法注記の挿入 > 実寸法注記について
  
実寸法注記について
実寸法注記は ISO の引出線スタイルであり、主半径や主直径などの選択したオブジェクトの寸法に使用され、寸法値の前にテキスト文字列 Actual と該当するシンボル (R または Ø) が付きます。
実寸法注記は、主半径寸法または主直径寸法が 1 つまたは複数あるエンティティに作成できます。主半径寸法または主直径寸法がないエンティティを選択すると、エラーメッセージが表示されます。
エンティティのタイプを以下から選択して、実寸法注記を作成できます。
標準のシルエットエッジおよび非解析サーフェスのシルエットエッジ - シルエットエッジを選択すると、シルエットエッジが作成されるサーフェスを持つフィーチャーから主半径寸法または主直径寸法が読み込まれます。この寸法を使用して実寸法注記が作成されます。
サーフェス - サーフェスを選択すると、選択したサーフェスが属するフィーチャーから主半径寸法または主直径寸法が読み込まれます。読み込まれた寸法を使用して実寸法注記が作成されます。
データムカーブ - データムカーブを選択すると、選択したカーブから主半径寸法または主直径寸法が読み込まれます。読み込まれた寸法を使用して実寸法注記が作成されます。
エッジ - エッジを選択すると、次の場合に実寸法注記が作成されます。
 
*注記 エッジは 2 つのサーフェスによって形成されます。
1. エッジを形成するサーフェスを持つ 1 つまたは複数のフィーチャーが特定されます。
2. 選択したエッジが 1 つのフィーチャーのサーフェスのみで形成され、そのフィーチャーに主半径寸法または主直径寸法が 1 つしかない場合は、その寸法が読み込まれ、実寸法注記が作成されます。
3. 選択したエッジが 2 つのフィーチャーのサーフェスによって形成され、どちらのフィーチャーにも主半径寸法または主直径寸法が含まれていない場合、エラーメッセージが表示されます。
4. 選択したエッジが 2 つのフィーチャーのサーフェスによって形成され、一方のフィーチャーのみに主半径寸法または主直径寸法が含まれている場合、この寸法値が読み込まれ、読み込まれた寸法を使用して実寸法注記が作成されます。
5. 選択したエッジが 2 つのフィーチャーのサーフェスによって形成され、それぞれのフィーチャーに 1 つの主半径寸法または主直径寸法が含まれている場合、どちらのフィーチャーの寸法をレポートするか選択するプロンプトが表示され、そのフィーチャーの主半径寸法または主直径寸法を使用して実寸法注記が作成されます。
6. 選択したエッジが 1 つのフィーチャーのサーフェスのみで形成され、そのフィーチャーに複数の主半径寸法または主直径寸法がある場合、それらの寸法のリストが表示されます。実寸法注記の作成に使用する寸法を選択します。
7. 選択したエッジが 2 つのフィーチャーのサーフェスによって形成され、どちらかまたは両方のフィーチャーに複数の主半径寸法または主直径寸法が含まれている場合、それらの寸法のリストが表示されます。実寸法注記の作成に使用する寸法を選択します。
実寸法注記には、「スケッチ」(Sketch) > 「エッジ使用」(Use Edge) の順にクリックすることで作成されたパラメトリックドラフトエンティティによって参照されるフィーチャーの主半径寸法または主直径寸法もレポートされます。パラメトリックドラフトエンティティが参照するエッジを作成する 1 つまたは複数のフィーチャーが特定され、実寸法注記内で適切な寸法値がレポートされます。
 
「スケッチ」(Sketch) > 「エッジオフセット」(Offset Edge) の順にクリックすることで作成されたドラフトエンティティは、実寸法注記の接続先として有効ではありません。
実寸法注記の作成時にマージカットアウトフィーチャーのエッジを選択した場合、実寸法注記を作成するときに読み込むことができる主直径寸法または主半径寸法がフィーチャーに含まれていないので、エラーメッセージが表示されます。
選択したエンティティの寸法が図面ビューにすでに表示されている場合、同じ寸法の実寸法注記を作成すると、表示されている寸法は消去されます。
英語環境の場合、テキスト文字列 Actual と寸法値の間にスペースが入りますが、日本語環境の場合、テキスト文字列と寸法値の間にスペースは入りません。